フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

サクラソウ自生地の倒伏地の拡大は由々しき問題です

2016年09月25日 18時25分31秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

田島ケ原サクラソウ自生地は今の時期は通常ならオギやヨシが観察路にかぶさるくらいに大きくなって左右の展望はほとんど効かない。それなのに今年はあまりに景色が開けすぎている。つる植物による倒伏地が増えているのだ。
詳細は田島ケ原サクラソウ自生地の二十四節気倒伏地が拡大しているのは由々しき問題ですを参照ください。

ブログを書いている最中に近くの白幡沼にカワセミが来ているとの情報でおっとり刀で出かけた。かなり遠くだが確かに居る。親切な方がこっちにもいるよともう一羽を教えてくれた。デジタルズームまで使っているのでとにかくブレが激しい。杭に乗せてどうやら撮ったがもう一つだ。

結構動きがり、餌を取りに飛び込んだりしていたが、いかんせん遠すぎた。2羽の距離は結構離れていたが、写真で見ると上はオスのようだ。下は嘴の下が赤いのでメスなのだろう。

沼の端の方にはキクイモが咲き、白いヒガンバナが咲いていた。


ヒガンバナ咲く秋ヶ瀬堤防がいよいよ本ものです

2016年09月23日 12時10分20秒 | 荒川河川敷

22日の秋分の日は朝から雨。空は明るい雲に覆われ、やんでいるように見えてもかなり強く降り続いた。ようやく14時過ぎにやんだので上下ともレインコートに身を固めて出かけた。
ジャコウアゲハが秋ヶ瀬緑道の生垣の紅い花をしきりに飛び回っていた。逃げられるのを覚悟で自転車を降りたが、とにかく吸蜜に夢中で花から花へと飛び回っていた。雨続きで余程お腹が空いて?いたのだろう。

今年は羽倉橋からさくら草橋にかけての秋ヶ瀬堤防のヒガンバナが見事だ。まさにヒガンバナ咲く秋ヶ瀬堤防のキャッチフレーズが本物になった。

秋ヶ瀬グランド近辺

2008年末から09年にかけて一人の女性が植えたヒガンバナが見事に花開いている。去年は彼岸になっても除草されず、セイタカアワダチソウなどの合間にようやく顔を出していたが、今年はいつも通り9月の始めの除草だったので8年目にして素晴らしい景観だ。

ジョギングも気持ちよさそう。さくら草橋方面から浦和ゴルフ方面を望む


上に出て世界が広くなりましたが何時まで生長できるでしょうか

2016年09月18日 14時58分57秒 | 身辺雑記

右を見ても左を見ても自分より高いものが無くなってようやく日中は思う存分光合成できるようになった。今年はまだ花がつけられないので雄株か雌株かもわからないが、とにかく来年こそ花をつけられればいい。
2008年頃からキカラスウリを探して荒川流域を歩いたが、北本自然公園にもないと言われ、半分あきらめかけていた時に、近くの野球グランドのフェンスで見つけて大感激だった。でも、見つけた翌年には工事の為にフェンスは取り壊され、キカラスウリの株も行方不明になってしまった。取り敢えずキカラスウリの花と果実(09年7月23日から12月29日)の記録があったのでご覧頂きたい。

カクレミノの上に顔を出したキカラスウリの先端

外から見てもカクレミノの上に伸び出したのが分かる。今まで日中光合成ができる葉は10枚前後あってその葉っぱたちはビックリするほど大きくなっている。これからはほとんど自由に光合成できるが何時まで生長できるかが問題だ


観察会の日は天候に恵まれませんが、思わぬ景色に出会いました

2016年09月15日 19時02分06秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

被害者意識が強いのかもしれないが、15日観察会の日というとスッキリ晴れて好天というのが少ない。長期予報では晴マークだったのが日が近づくにつれて雨マークに変わったりする。

シロバナサクラタデに来たホシホウジャク

今日の仲秋の名月は元々雨模様だったが一時曇になったと思ったら、今朝は6時前に結構強い雨が降った。そして終日陽が射す事はなく空は雲に覆われている。名月も雲の中だ。

サクラソウ自生地の周囲は囲曉堤に囲まれていて、昭和水門から桜草公園に下って来るところは堤防が2重になっている。そのためいつも片方の除草が残されてしまう。今回も上側の堤防の草刈りがされず、荒れ放題だ。でも良くしたものでそこにマルバルコウの朱赤色の花がびっしりと群生している。白い小さな花のマメアサガオも混じる。ヨモギが花をつけ春の端正さが嘘のように道を覆う。オオニシキソウも精巧な花をいっぱいに付けている。ヒガンバナ、キクイモの大形植物も花を咲かせている。

ノウルシと同じトウダイグサ科のオオニシキソウ。花は杯状花序につき蒴果が垂れ下がる

今日は自生地の観察路がぬかって水溜りもあるので、入れない所があり、堤防の花に代役を務めて貰った。


芥川賞は業界人のためだけの賞に成り上がりました

2016年09月11日 15時29分25秒 | 身辺雑記

今回の芥川賞受賞作品のコンビニ人間を読んだ。やはり今一つピンと来ない。世の中に適応できない社会非適応人間が主人公だ。その主人公がコンビニの仕事には精通し18年間勤続している。およそセックスにも婚姻にも無関心な脱生物的な女性で、何故かダメ男と同居したあげく突如解消して、またコンビニに勤める何とも不可解な小説だ。


アレチヌスビトハギは旗弁が大きく節果の節があまりくびれない

我々一般の読者には面白くも可笑しくもなく、感動も充実もない。読み終わっても読んだ実感もない。一昔前なら選者評を読むと「そうだったのか」と気づかされることも多かったが、今回はこっちも意味不明、奇々怪々な評が多かった。

茎を占いのめどぎにしたのが名の由来ともいうメドハギ

自ら業界向けの提案もあり一般読者は完全無視だった。もう芥川賞は小説を生業とする業界人だけが云々するだけの賞に成り上がっている。我々一般読者は完全に蚊帳の外だ。
私にとっては本屋大賞の方が小説に親しむ余程いい機会だ。