フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

さいたま市市民活動サポートセンターに2ホームページをアップしました

2021年06月23日 18時17分25秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

今日さいたま市市民活動サポートセンターのビオ・荒川さいたまのH.Pに夏至のサクラソウ自生地模様を田島ヶ原サクラソウを守る会のH.Pに久保市議が市議会で田島ヶ原サクラソウの一般質問をアップした。

今年は田島ヶ原サクラソウにノジトラノオが多く生育している。昨年から多くなった気がするがそれ以前はどう見てもノジトラノオでもオカトラノオでもない雑種のいわゆるイヌヌマトラノオが多かったが今年はノジトラノオが多くを占めている。これも台風19号で冠水した影響だろうか。

ノジトラノオはサクラソウ科で、細い裂片5、雄しべ5の合弁花です

花穂は先が下向きに曲線を描きます

同時におなじ絶滅危惧Ⅱ類(VU)のノカラマツも、雄しべと葯ばかりが目立つ花らしくない花をいっぱいに咲かせ、ミツバチが花粉団子を足に付けて花粉の収集に大忙しだ。

ノカラマツの花は花弁は無く萼も早落性だがこの花は萼がまだ健在

トモエソウは花の時期からそろそろ果実の時期に移り始めているが、まだまだ花も見事。

オトギリソウ科のトモエソウ。花が巴の形なのが名の由来


キカラスウリの雄花があれば是非教えてください

2021年06月12日 17時50分31秒 | 身辺雑記

先日久し振りに電車に乗って新宿御苑に行って来た。また改札口が増えたようで、どこから出たらいいのか特定するのに迷ってしまった。
今この文章を書き始めていったい前回行ったのはいつだったのだろうかと検索して見たら何と2017年7月6日だった。キカラスウリの雄花を求めて何の確信も無いままに行って、区切りの植え込みの庭木に絡まっているのを見つけて大興奮だった。ちょうど植木屋さんが入っていたところなので一番延びていた時なのだろう。丸く刈られた木の上まで白い花が見られた。話を聞いてみると蔓植物は除草対象で根こそぎ刈り取るという。何とか夜に咲きそうな蕾を持ち帰りたくて色々お願いしたり工夫した事も思い出された。
今年は休園期間明けで、まったくきれいに刈りこまれてキカラスウリは小さな芽生えさえも無かった。
今日は花が5~6個咲いていた。近くには雄花はある筈も無く、結実は期待すべくもない。

何とか雄花を見つけたいと思うが、どなたかキカラスウリの花を見つけたら教えて欲しい。
それでも稀には同花受粉もするらしく、よく見ると実らしきが付いているのが2~3見られた。


小さな虫たちも一生懸命に生きています

2021年06月06日 18時41分21秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

特に九州や北海道など全国的には荒れた天候が続き、東海地方まではかなり早く梅雨入りしていたが、関東はまだ先のようだ。普通芒種の頃には梅雨入りする事が多いが今年はハッキリしない天気続きながらその報道は無いようだ。
5日のサクラソウ自生地ではドヨウオニグモの巣にホソハリカメムシがつかまり完全に捕獲する様子を動画に撮ったが両者を同定するのが結構時間がかかった。

上下左右に飛び回りこのように糸でグルグル巻きに捕獲するにはかなりの運動量だった。動画の編集にフォトが簡単に使えるとの事だったのでやってみたが、編集ソフトとしての機能は単にフォトを起動しただけでは使えず、かなり遠まりをしてしまった。ある機能を使うのに入口で躓いたのは初めての気がするが、このところ初めての事にはスンナリ入っていけないもどかしい事が多い。理解力の不足だろうか。

ヤブキリは3ヶ所で姿を見た。これもヤブキリだと思うが定かではない。ノカラマツには甲虫が多く来ているがこんな花でも花粉が多いのだろう。

モンシロチョウは花に止まらず何なのだろうと思ったらイヌガラシに産卵する場所を探していたらしい。


緑肥植物はハゼリソウまたはアンジェリアでした

2021年06月02日 16時57分56秒 | 荒川河川敷

昨日、依頼されていた公民館の「生きがい健康づくり教室」の第3回目の講座としての田島ヶ原サクラソウ自生地の講演が終了した。期待通りだったのか外れだったのかよく分からないが、やはり90分というのは結構な準備がいった。その割に公民館側の対応は淡白だった。パワポの配布資料の作成については何も無いままで、30名近い参加者に理解がいただけたのか今になって気にかかる。

もう一つ気にかかっていた緑肥植物の名が分かった。中野林の畑に一面植えられていて、手がかりはチラホラ咲いていた雄しべの長い花が風蝶草に似ていたことだけだった。

緑肥でネット検索してもナカナカ出てこない。葉がシダやセリに似ているのを何とか手掛かりにしてみた。

ようやくアンジェリアがでてきた。葉がセリに似て和名はハゼリソウというようだ。ハゼリソウアンジェリア、カリフォルニア原産の直立性の一年草。
園芸植物大辞典によると花は淡青色の筒状で小さく散房状をなし羽状に切れ込んだ葉を持つ。ヨーロッパには1832年に紹介され日本には戦前に入って来てハゼリソウという和名を付けられたが、今日ではほとんど使われていない。という。

他にはアメリカ大陸原産の蜜源ともあり、これからの花の盛りには蝶や蜂が多く集まるようだ。

ハゼリソウアンジェリア ハゼリソウ科、ムラサキ科ともあるがこちらはどうやら腑に落ちた。