フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

堤防内の水田は収穫で、チュウサギたちも群れて採餌しています

2008年08月31日 18時54分17秒 | 花の和名
ゲリラ豪雨に邪魔されて27日以来昭和水田にも行っていなかったが、日曜日の今日はアチコチで刈入れが行われていた。今収穫中はヒトメボレなどの早稲のようで、堤防の外の水田はまだ何処も始まっていない。

チュウサギたちは今日も大きな群れを作っていた。アチコチで稲刈り機は動いているのに不思議に思うが、彼ら彼女らの採餌の場所は肉食の鳥たちにとっては絶好の狩場なのだろう。集団的自衛策で多く集まれば身を守れる。そういえばここでオオタカが狩をしたのを見た事があった。

水路の脇の畦道に小さな花が咲いていた。一つひとつの花は径は3~4ミリと小さいが群生してると存在感がある。よく見るとザクロソウだ。葉や実が石榴に似るのが名の由来という。


田島ヶ原サクラソウ自生地でツルフジバカマが花をつけ始めました

2008年08月25日 10時53分20秒 | インポート
背の低い草はらの上はヤブガラシが覆い、ヨシやオギは大きく伸びて通路を塞ぐほどにはみ出しているが、ツルフジバカマが鮮やかな赤紫の花をつけ始めた。ツルフジバカマはクサフジより花も葉も少し大きめで、8月の終わり頃から咲き始める。

センニンソウが自生地の中の方で密集して白い花を咲かせていた。通路側には花はまだそう多くは無いがたくさんの蕾をつけて柵に這い登っている。そしてスズメウリの小さな白い花も咲き始めた。こちらも蕾がついていて楽しみだ。

小さな暗赤紫色の花を見つけた。細い針金のような枝から長い花柄を伸ばし5裂した径5㎜くらいの花をまばらにつけている。確かコカモメヅル?と思い調べるとよく似た花にコバノカモメヅルがある。どっちなのだろう?

葉の基部が浅い心臓形で、花がまばらにしかついていない、花径が約5㎜と小さい事からやはりコカモメヅルと確信した。

※写真はいずれも8月23日撮影

収穫は鳥たちにとっても採餌の絶好のチャンスです

2008年08月23日 17時36分40秒 | 風物詩
昭和水田ではアチコチで稲刈りが始まっていた。
よく見ると稲刈り機の周りを何やら黒い小さな鳥みたいなものが乱舞している。
雀では無さそうだしムクドリにしては小さい。何より飛び方がシャープだ。ツバメだろうか。

黒く見えるのがツバメですが、少し小さすぎました
一服するのに農道に上がったドライバーに確かめるとツバメに間違いないという。稲刈り機で追い出された虫を食べるのに群がっているらしい。でも場所によってはパニクッタように激しく乱舞するという。

他の田圃の稲刈り機の周りでもツバメが低く乱舞し、チュウサギが集団で飛び上がったり、田の端に舞い降りたり絶好の採餌の時に何やらジッとしてはいられない様子だった。

チュウサギは刈り終るのをいまや遅しと待っています

堤防内の水田は稲刈りが始まっていました

2008年08月20日 17時18分30秒 | 風物詩
久し振りに晴れた青空の下、露を含んだ稲穂が朝の光に輝いていた。日が昇ったばかりで、フト見ると自分の姿が稲田に薄い影を作っていた。

カメラに添えた右手が顔に、その斜め下が自転車のハンドルです
黄色く色付いた稲穂がこの2~3日の激しい通り雨で倒れている所もあった。
そんな堤防内の水田で収穫が始まっていた。日曜日の朝にはまだ何処も無かったが、今朝は道場などの飛地、昭和水田、土屋水田各地区でそれぞれ2~3面は刈取りが済んでいた。

23日の土曜日は暑さもここを境に収まるという24節気の処暑。この週末から堤防内水田では本格的な収穫が始まる事だろう。

土屋水田を堤防上から望む

日当りのいい所には普通に見られるスベリヒユですが

2008年08月19日 19時14分59秒 | 花の和名
畑地の典型的な雑草にスベリヒユがある。生命力旺盛な雑草で抜いても枯れるどころかまた根を生やしてしまう事もあるという。
農道や日当りのよい所には艶のある厚い葉が群生しているのがよく見られるが、花は晴れた日の午前中しか咲かないので見る機会はそう多くない。

午前8時30分頃農道脇に花開いていました
スベリヒユはヒユの仲間ではなく花も葉も似ていず、似ているのはぬめりのある食感と真中から蓋が取れる蓋果くらいという。植物学的によく似た仲間にはマツバボタンがあるという。

花径8㎜くらい。そっと雄しべを触ると総てがそちらに向きます