27,28日が小雨模様の曇天で、27レポートの観察が今日30日になってしまった。このところ体力が衰えたのだろうか、青葉園まで行くのが若干しんどくなってきた。
でも今日は気温は低いものの2日続きの好天で行かないわけにはいかない。11時近くになってしまったが荒川左岸堤防から富士山がくっきり見え遠くの山並みも青く連なっていた。
手前の紅葉しているのはチガヤだろうか?先の方に群生しているのはセイバンモロコシ
羽根倉橋からの自転車道迂回路は相変わらず通行止めの看板が立っている。道路冠水のためなどと余計な但し書きが入っているから、外し忘れだろうとツーリングのグループは次々と入っていく。途中の復旧は迂回路を塞いでいたヒマラヤスギを取り除いた他はまったく復旧できていない。昭和田んぼの真ん中の農道は横堤近くは流れ着いた泥が堆積してまだ粘土の塊のままだ。堆積の少ない所は乾いて白く化粧している。
錦乃原桜草園の前のオニグルミの木は流れてきた大きな板敷が引っかかって倒されていた。下流方面に倒れていた。何故だろうか考えてみたら、横堤は桜草園の途中までしかなかったのでこの辺りは濁流の流路になっていたからと気が付いた。
園内は観察路の除草がされていた。入って行くと足もとに鮮やかな紫色が見える。緑の草色の中に花の色だ。よく見るとアメリカスミレサイシンでアチコチにある。ノジスミレの花が今頃見られる事もあるが、今年のように10メートルもの水の底に沈んだらとても花をつけるなどとは無理だ。さすがコスモポリタンだ。世界の厳しい環境の中を生き抜いている生命力の強さだ。
帰りに桜区のまちづくりを進める会の掲示板の桜エコ・フェスタのポスターを剥がして田島ケ原サクラソウ自生地の草焼きのポスターを貼ってきた。大判は桜環境センターにお願いしてきたのでここはA4版になってしまったが仕方あるまい。
ここは堤外地で後ろの山崎家は現在は物置のみだが、ここも先日の19号では2階の畳の上まで冠水したという。
羽根倉橋に戻った時には16時を回ってしまっていたが、久し振りに河川敷の原野を見て堤防に戻った時には夕日が沈みかけていて富士山がきれいだった。
11月30日16時23分撮影