フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

改・和倉温泉 加賀屋渚亭のおもてなしとは

2019年10月25日 17時14分05秒 | 観光旅行

北陸新幹線が運休になり、急遽東海道回りに変更した。お陰様で高岡の瑞龍寺はカットせざるを得なかった。鈍行を乗り継いで氷見漁業組合のレストランで昼食。さすが刺身定食は新鮮だった。


高岡からの氷見線の普通電車、ドアーは手動だった


上下の写真とも雨晴らし海岸付近の日本海

加越能特急バスで和倉へ。加賀屋渚亭宿泊。さすが部屋、料理ともハード面は言うこと無し。期待し過ぎたのかもしれないがソフト面では絶対的に物足りなかった。
部屋食は朝夕とも脚のついたお膳と椅子を使用、客には楽に食事できる素晴らしい配膳だった。
でも折角の部屋食なのに係りのメイドさんは最初に料理の説明こそはしたが、後はコース料理の運搬役に終始、並の旅館同様、4~5部屋を掛け持ちしている様子だった。話をするような余裕はなくただ料理を運んでくるだけだった。ちょっと話をしても立ったままか中腰で、かえって脚の付いた食膳がマイナスになり旅のくつろぎなどはさらさら無かった。

贅沢かもしれないが料金に見合ったものはいかに旅のくつろぎを演出するかだろう。コース料理の途中はともかく、ご飯の時になったらせめてメイドさんがお櫃の前に座ってご飯をよそりながら大盛り、少なめなどのやり取りをしながらよもやま話に興じる余裕があって欲しかった。部屋食のだいご味は最後はメイドさんが単なる運び屋でなく旅の思いでになり、旅情を演出するコーディネーターになるのが宿の大切な役割ではないかと思う。
これは言うほど簡単な事ではないのは重々承知だが日本一の温泉宿と言われるからにはそのくらいの情緒は欲しいし、それ以外に生き残る道はないと思うのは単なる郷愁からだけのたわごとだろうか。


2つの巨大な廃屋と玉のようなタマアジサイの蕾の塩原

2019年07月20日 18時56分17秒 | 観光旅行

2日目の午前中はホテルの目の前の道をまっすぐ上がってみた。どうせ少し行った所で行き止まりだろうと思ったが意外に奥まで続いていた。後から調べてみると日塩もみじラインからの道路と交差し56号線に通じていた。

道なりに上がっていくとしばらくして文化会館、公民館の入口があった。入ろうと思ったらロープで通行止めされていた。無理に入る事は無いので先に行く事にした。しばらく行くとまた入口があり、通行止めではなかったので入ってみると文化会館の横に出た。大きな立派な建物だったが人の気配は無かった。よく見るともう何年も使われていない廃屋だった。正面を通って下に行くとこちらはトラックが置いてあったがやはり森閑としていた。ここが公民館だった。

後で塩原支所に電話で聞いてみるともう10年も前に使用を中止しているらしい。老朽化や冬季の使用し難さがあって閉館したという。

街に出ても閑散としていて来るたびにどんどん寂れていくような気がする塩原温泉街だ。恐らく町の人口も減り続けているのだろうと思う。宿泊したホテルは来るたびに色々進化して客数も多くなっているようだ。でも以前は日帰りの入浴客で賑わった温泉街に面した建物は使用を中止して、温泉街の入口は閉じている。連泊のお客が多いだけにもっと温泉街の商店は積極的に働きかけて日中の賑わいを取り戻す方法を模索すべきだ。

装飾花が一枚なのはイワガラミ

2つの巨大な建物はバブル期の箱もの行政の失敗の象徴なのだろうが、若者が多い街になれば色々なアイディアもでて、少し上向けば往時の温泉街の繁栄は決して夢ではない。確か熱海の商店街は連泊のお客さんを見込んだセールを展開していた。他の温泉地の活性化方法も参考にして是非頑張って欲しい。頑張れ塩原と声を大にして叫びたい。

2つの廃屋の先まで行ってみた。山側にはマタタビが葉を白くしているのが多く見られ、イワガラミの白い葉もあり、タマアジサイは花はまだだったが今回蕾が非常に多く見られた。調べるまでは名も知らなかったが何となくユーモラスな希望の持てる丸い玉の蕾がタマアジサイの名の由来という。いたる所で見られた蕾は8月になれば見事な花を咲かせる。タマアジサイ咲く塩原温泉を期待しよう。

可愛いタマアジサイの蕾がいたる所で見られました

中も可愛い花の卵がいっぱいでした


久し振りの塩原温泉地区探訪記 No1

2019年07月19日 22時39分46秒 | 観光旅行

1年振りより間が空いただろうか、久し振りに塩原温泉に来た。今回も2泊3日だが中日も何処にも行かず塩原温泉で過ごす予定なので塩原地区を歩き回ってみた。
今の時期はアジサイが花盛りで塩原地区ではアチコチで大輪のアジサイが見られた。
前回も途中まで行った木の葉化石館方面に行ってみた。小さな川沿いに上流方面に歩いて行くとコマツナギの群生があった。木本に分類されているが草本状のマメ科の植物で根が硬くて丈夫なのが名の由来らしい・

そこにもここにも花を見つけた後でこんもりと盛り上がった所を見ると何やら細長い豆果が見えた。葉にも見覚えがあるし何なのだろうと調べてみたらどうやらフジの豆果らしかった。

結構長くて素直に伸びている好感の持てる実だった。上を見ると白い円錐状の花序が立ち並んでいた。ノリウツギのようだった。

奥に進んでいくと森側に面白い果実をいっぱいに付けた木があった。見た事があるが名は思い出せない。クマシデ?名の由来から覚えると忘れない木だ。シデとは玉ぐしやしめ縄などの飾りに着ける紙を折り曲げたもの。クマは大きいものの例えだという。

森の中に入って先に進もうとしたらクマ注意の立て札があった。これは動物の熊の事で、夕方近くにもなり今まで誰とも会わなかった事もあり、何となく心細くなって引き返した。

帰り際に看板を確かめると森の部分はそんなに長くなかったので行ってみればよかったと思ったが常に後悔先に立たずだ。


石戸の蒲桜は満開を過ぎ三春の滝桜は開花宣言だけでした

2019年04月11日 09時34分08秒 | 観光旅行

9日からいつものメンバー5人で温泉旅行。今回は磐梯熱海2泊の会津東山1泊の3泊4日の旅行だ。
初日の9日にはまず北本の蒲桜を見学。日本5大桜の一つでエドヒガンとヤマザクラの自然交配種と聞かされ寄ってみた。満開は2日くらい前ですでに散り始めていて少し遅めだった。

2019年4月9日午前9時26分撮影

三春の滝桜は前々日に一輪開花の報道があったので期待せずに、役場によって近くのお寺の裏庭に咲いていたミズバショウを見学した。

滝桜に行くと入場料がかかるが、柵に囲まれた滝桜は入場券売り場から十分に観賞できた。満開にでもなっていれば近くに行く価値があるが1輪2輪の開花に過ぎなければ外から出十分だった。受付の女性も小屋から出てきて無理に入場券を買わせる様子も無く世間話にのってくれた。

まだ花はまったく見えない三春の滝桜 2019年4月9日14時28分撮影


対象的な宿2泊の伊東・熱海旅行でした

2018年10月26日 22時16分17秒 | 観光旅行

10月22日からいつもの従妹たちと伊東・熱海に行ってきた。ニューアカオの安いプランを利用して2泊3日の温泉旅行が目的だった。一泊目は部屋が広い事で有名なウェルネスの森伊東を手配した。名前からして街中からは離れた伊豆高原に近い木々に囲まれたホテルを想像していた。ところが住宅街の真ん中の大きなマンションホテルだった。着いたら付近の自然の中を散歩しようと早く宿に入ったのに思いと違ってガッカリしてお酒を飲んで昼寝してしまった。お部屋は口コミ通り広かった。100インチ近いテレビの他は何もない空間で、ベッドルームにはサイドテーブルも電話も照明すらなかった。実にシンプルだった。でも、従業員さんの応接は実に親切だった。

2日目は近くの大室山に行った。ロープウェイで上がりお釜を一周した。この日は風が強く山野草を撮るには苦労したがほとんど立ち入り禁止のロープが張ってないのがよかった。取り敢えずは自己責任で斜面も降りて行けた。

最初に目についたのは前掲のヤマラッキョウの鮮やかな赤紫のかたまりだ。かなり風に邪魔されたがいい被写体だった。リンドウ、シラヤマギクなども見られた。

目玉のニューアカオは完全に名前負け。我々は12階に泊まったが、部屋は古くて狭くてビックリだった。建物が古い所でもあれほど部屋特に洗面所、トイレが狭いのは珍しい。ディナーショーもお粗末だった。最大で1000人収容というが、部屋は早急にリニューアルの要有りだ。でも、お風呂特に露天風呂は太平洋を望む素晴らしい展望風呂だ。これだけはニューアカオの面目躍如だった。

3日目に寄った大船フラワーセンターで出会ったナガサキアゲハ