フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

ミスジミバエが居たのを喜ぶべきでしょうか

2018年08月29日 18時44分32秒 | 身辺雑記

玄関脇のナンテンの木が伸びすぎたので切って欲しいとの女房殿の要請で重い腰を上げた。ナンテンはそれこそ何という事も無く簡単に処理した。
キカラスウリは何の手入れもせず、ただ昨年のように表の石塀に這わせず家の横の方に誘導しておいたが、蔓植物の繁殖力の旺盛さで引込線を伝ってキンモクセイを覆い尽くしている。あまりにひどいので引っ張り降ろして剪定をした。何故か実もなっているのでそれは残しておくようにしていたら小さなハエが飛んできた。弱弱しくて逃げる気力もなさそうだ。去年は幼虫ばかりでお目に掛かれなかったミスジミバエのようだ。急ぎカメラを持ってきてどうやら見られる写真が撮れた。

昨年の7月7日のレポートを書く時にはどうしても成虫にはお目に掛かれなかった。
蔓植物は全て目の敵にされるようですが・・・」を参照ください。


荒川の自然を守る会のシンポジュームは親しく聴講できました

2018年08月26日 18時31分14秒 | 身辺雑記

昨日25日は上尾市文化センターで行われた「荒川の自然を守る会」の日本らしい自然の再生シンポジュームを聴講してきた。炎天下の駅からセンターまではアスファルトの照り返しで炎暑地獄だった。でも、全ての講演が日常的に接している荒川堤防の身近な問題なので、興味深く聴講できた。配布された当日プログラム・要旨集が立派で今日は十分に復習できた。

友人から2鉢頂戴したカラスビシャクの小さかった方が仏炎苞を付けて付属体を大きく伸ばしている。かっては畑の強害草として恐れられたようだが、現在は荒川周辺を探してもほとんど見つからない。塊茎が生薬の半夏という事で少なくなったのかもしれないが、鉢植えの園芸種でも希少種になっているようだ。

今年はキンモクセイを覆い尽くしているキカラスウリのたくましさに脅威さえ感じているが、花を咲かせ実を付けている。11時近くになっても花が残ることも多く生命力のたくましさはさすが蔓植物だ。

イチモンジセセリが吸蜜に来ていました


ブチヒゲカメムシは何が何でも離れない感じでした

2018年08月24日 22時19分56秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

台風20号の影響で昨夜は雨風が強く、今日は終日強風が吹き荒れた。
23日の処暑は朝から快晴で無風のサクラソウ自生地は鳥や虫の鳴き声も無く朝露に濡れた花々が歓迎してくれた。
処暑のサクラソウ自生地模様はさいたま市市民サポートセンターの田島ケ原サクラソウ自生地を守る会のH.Pにコバギボウシが全域で見られるようになりましたにレポートしたのでご覧下さい。

シロバナサクラタデが多く花開き、ハナグモも来ていた。

アゼオトギリがおおくのはなをつけていました

ブチヒゲカメムシはヤブガラシの花盤の上で交尾中で、カメラを近づけても離れるものかは、ヤブガラシの裏側に逃げて腹面になっても離れませんでした。


コアゾーンの周囲はバッファゾーンでなければなりません

2018年08月17日 22時37分48秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

残暑お見舞い申し上げます。

田島ケ原サクラソウ自生地のサクラソウは8年連続で減少していて危機的状況です。2003年のピーク時の235万株が今年はその28%の66万株まで落ち込んでいます。このままでは絶滅の危険性さえあります。

通常、天然記念物の周囲はバッファゾーンとして核心部分を守るための緩衝地帯があります。ところが田島ケ原は特別天然記念物のサクラソウ自生地の所管は教育委員会、その周囲を囲む桜草公園は都市局都市公園課の管轄で、目的も施策もハッキリ異なっています。
自生地は湿地でなければならないし、自然を大切にします。一方桜草公園は市民が快適に楽しむために乾燥化を推進し、より過ごしやすいように人工化を進めます。

教育委員会は教育の独立性を保つため行政組織とは別組織になって、なるべく干渉され難いようになっています。そんな両者の協力が難しいのは当然です。
今回この矛盾を解消するために国は文化財保護の事務を公共団体の長が担当できるよう法律を改正しました。施行は来年4月1日ですが、実施するか否かは各自治体の裁量です。

なんとしても市長直轄の行政組織に組み込み、田島ケ原サクラソウ自生地のサクラソウを守っていきたいと思います。ぜひご支援ご協力ください。


今年は文字通りの立秋でしたをご覧ください

2018年08月10日 18時13分41秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

8月7日の立秋は午前中は細かい雨が降っていたが、午後からは止んで久し振りに自生地に行ってみた。その時のレポートをさいたま市市民活動サポートセンターの田島ケ原サクラソウ自生地を守る会のH.Pに今年の8月7日は文字通りの立秋でしたの題名でアップしているので是非ご覧下さい。

その時に撮った写真の何枚かをご紹介します。

自生地を彩る大きな花は現在はヒルガオだけになっているが、蕾が規則的に並んでいて面白かった。

左の3つの蕾は明日には開くのだろうか。右の2つは若い蕾で花弁はまだ見えず、5裂した萼を2枚の大きな苞葉が包みこんでいる。葉腋から花柄が出ているのも分かる。

コカモメヅルの小さな赤紫の花は普通は午前中で閉じてしまうが、この日は雨のち曇天だったのでかなり開いていた。左の葉の上に花に比べたらかなり大きな実が見える。秋になると縦に裂けて種髪を付けた種子を風で散布する。

ヘクソカズラは何処にでも絡みついているアカネ科の蔓草。葉や茎をもむとあまり匂いが良くないが、ちょっとかわいそうな和名だ。スズメガのホシホウジャクの幼虫の食草で、これこそ蓼食う虫も好き好きだ。でもホシホウジャクがポリネータの草花も結構ありそうだ。

アゼオトギリは環境省レッドリストの絶滅危惧ⅠB類(EN)