キカラスウリの学名はTrichosanthes kirilowii var.japonicaで属名のTrichosanthesはthrix(糸)+anthos(花)でカラスウリ属の花冠の先が細裂して糸状になる事を表わしている。
var.japonicaは日本の変種の意味で、母種は朝鮮、中国などに分布するチョウセンカラスウリ。中国では古代から薬用植物として有名な栝楼(かろう)の事という。
var.japonicaは日本の変種の意味で、母種は朝鮮、中国などに分布するチョウセンカラスウリ。中国では古代から薬用植物として有名な栝楼(かろう)の事という。
カラスウリは花冠からたくさんのレース糸が伸び出している感じ。
09年7月20日21時36分撮影
キカラスウリは花冠が細く裂けて広がっているように見えます。
09年7月23日05時31分撮影
色々調べていたら「雌株は多年茎葉を出して養分を太い根に蓄えたのち雌花をつけ、多くの果実を成熟させたのち枯死することがある。雄株は毎年開花し生き残る。」(日本の野生植物)とあった。
キカラスウリの雌花。毎年は咲かないのでしょうか。
09年7月23日08時17分撮影
これは雌株は多年養分を蓄えた後でなければ開花せず、まして結実もしないという事で、探しまわってもキカラスウリの果実が見つからなかったのは仕方なかったのかなとも思うが、調べた限りでは他の図鑑にはこのような記載はなかった。
来年以降の検証課題にしたい。