老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

あっ、鍵がない!

2009-01-11 11:35:18 | 

遅くから咲きだした菊

昨日の午前美容院に行った。店を出てポケットに入れた筈の家の鍵を確認したところ、ない!「店で落としたかな」と戻って探したがない。鍵を挿したままかもしれないとともかく家に戻って見たがやはりない。(私にもしもの事があった場合の事を考え5人の子供達に門と玄関の鍵を渡してあった)それが唯一の救い。携帯は忘れて出たし、あるのはお金だけ。先ず一番近い長男の処に行こうとタクシーに乗った。然し余り行ったことのない家で唯、多摩高校が近くにあると聞いていたのでその辺りで降り、探し回ったが分からない、仕方なく三女の家に行った。「ピンポ~ン」と押したら孫娘が出てきた。他の人は皆出掛けていないと言う。鍵の在りかなど分からないし孫に父母に電話を掛けて貰ったが出ない、その他の子供の電話番号も全然分からない。
「あ~そうだ去年の年賀状がある」とファイルを出してくれた。それをめくって長男に電話したが「この電話は使われていません」となんどかけても同じ答え、仕方なく遠いけれど秦野の長女に電話したら「直ぐ行ってあげるわよ」と有難い返事を貰い一先ず安心した。


もう1時半を過ぎていてお腹が空いていた。孫に「何か食べるものある?」と聞いたら「私の残した交ぜ寿司でよかったら!」と温めてくれ昼食にありついた。その後テレビを見ていてふと気ずいた。「そういえば今日か明日次男が来ると言っていたっけ、もし今日来るんなら鍵をもっているからいいんだ!」と思い次男の携帯に電話して貰ったら今日来ると言う。あ~これで解決したと思った瞬間、長女に頼んだ事を思い出し急いで電話した。「いま何処?」って聞いたら「秦野で電車に乗ったところ」って、事情を話し「済まないけれど家に戻って」と詫びた。本当に申し訳なかった。


4時近く次男から「西荻についた」との電話をもらい明大前の駅に急いだ。(帰り際に受験勉強に一生懸命だった孫娘にとんだ迷惑と時間を割かせたお詫びにと少額のお金を渡し有難うといったが「いいのよ、いいのよ」となかなか受け取ろうとしなかったが「お小遣いにして」と言い受け取って貰った)なっちゃん本当に有難う。
バッグが違うからスイカも持っていない、久し振りに切符を買って電車に乗った。


ここからがとんでもない滑稽な話になる。
西荻に着きタクシーに乗った。ふと、鍵を入れた筈のコートの上に手を置いたらなにやら硬い物に触れ「えなんだろう?」とポケットに手を入れたら何となくしたと思っていた鍵だったのである。前々からコートのポケットに穴が開いていてお金など落ちる事は知っていたが、でも鍵二つの他にお土産に貰った一寸大きめのキーホルダーも付いておりまさか穴から落ちるとは思ってもいなかったし、何度もコートの上から押えて何も触れないから絶対ないと確信していたのに、まるで狐につまされたよう、見つかって勿論嬉しかったけれど、皆に迷惑を掛けたことの方が心に重くのしかかり嬉しさが半減した感じだった。
家に着いたら次男がお菓子など食べながら待っていてくれた。ひとしきりこの一件でで盛り上がった。

夕食を済ませ、新旧2台(新しくビスタに買い替えたので)のパソコンを食卓に並べgoogle aerhtを入れて貰ったりし、昼間の苦渋を忘れて楽しい時を過ごし11時前私の古いパソコンを持って帰って行った。(次男のPCが壊れて修理に出したので戻って来るまでの約束で貸した)

たった一つの鍵の事でこんな長い物語になってしまいました。あしからず。


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8 コメント

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無事でよかった! (とく)
2009-01-11 20:29:35
とにかく、無事でよかった~さぞ、心配した事でしょう!血圧は上がりませんでしたか?
まあ、こんな事は良くある事で…
バッグを変えると…ね。
でも、コートのポケットは危ないですので、
バッグの中に入れてくださいね。
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一気に読みました (マークス)
2009-01-11 21:15:13
久しぶりにお訪ねしてビックリしました。

心理状態まで含めた、その時の状況が、
克明に記述されており、一気に読みました。
後になったら、笑い話にもなりましょうが、
大変な経験をなさいました。

私にも似たような経験がありますが、
大昔のことを、今でもよく覚えています。

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血圧大丈夫でした。 (ミチ)
2009-01-11 22:19:25
まったくどじね~ 昔とくさんが鍵を忘れて自分の家に入れずガラスを割って入った事がありましたよね。
私の場合門から中にも入れないんだから、割って入ることも不可能でした。皆に鍵を渡したのは正解でしたね。だから案外平然とした気持ちで行動できました。
仰る通り鞄の中に入れる事ですね。今後気を付けま~す。
よっちゃんにはとんだ迷惑を掛けました。
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マークスさん (八十路)
2009-01-11 22:43:26
あの長い文を早速お読み下さりコメントを有難うございました。
昔、財布を無くした経験はありましたが、鍵をなくしたと思ったのははじめてでした。最後の最後に見つけて幸いでした。携帯をつい忘れて持ち歩かない事を一番後悔しました。今や携帯は必需品ですね。
先日は三女が大変ななくしものをしたようですが、誰しも何かはやっていますね。
でもこんな辛い経験はしないで済む様、常に注意を怠らないように心掛けたいと思います。
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ありそうな~話! (もも)
2009-01-12 21:57:22
楽しく拝見しました、(失礼!)
文を追いながら、八十路さんの動向を見る思いでした、この手の出来事は日常茶飯事ですよ、(三女さんもしかり・・)物が無くなる時って、神隠しのようですよね、ほんとに不思議!子供が一人だと気が抜けません。
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ももさん (八十路)
2009-01-13 16:31:10
今でこそ笑えるけれど、その時は真剣でしたよ。でも鍵が子供たちの所にある事が分かっていましたから、血圧も上がらず対処出来たんでしょう。
鍵はさぞ面白がっていたことでしょうね。
笑っちゃいますよね。
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まずはめでたしめでたし (ビオレッタ)
2009-01-16 13:08:42
長い物語、私もドキドキしながら一気に読みました。
あれこれ次々頭の中で考え、つっかえたり、行き止まったり、なっちゃんのお顔を見てほっとなさったり、
それでもまだまだ解決出来ず、とにかく大変な目に
会われましたけど、鍵は見つかったし、ご次男さん
とおしゃべり出来たし、終わり良ければ・・で
ほっとしました。
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終わり良ければ!ですね (八十路)
2009-01-16 14:36:35
ビオレッタさん、ドキドキさせて御免なさいね。

思い返せばこの半日は何だったのだろうと思ってしまいます。最後の最後に鍵が見つかるなんて!!たまにはこんな経験があっても頭の活性化に役立つかな~なんて思ったりしています。
このところ親子で失敗談が続きました。この苦渋を再び繰り返さないよう心して外出したいものです。私はないと思い込んで気持の上だけの事で終わりましたが、三女は被害甚大でしたからね。
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