老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

夏日到来の日々

2007-05-09 11:22:00 | 

  

 

 

花菖蒲の紫とピンクの花が大きく見事に咲いた。芍薬は蕾を付けてから約10日ばかりかかってようやく開花。6輪の花が次々咲くだろう。こんなのがあるなんて思ってもいなかった「フタリシズカ」を見つけた時には驚きと嬉しさで一杯だった。買った覚えはないし、もしかしてと秦野の娘に電話した。案の定「私が庭にあったのを掘り起こして上げたじゃない」と言われてしまった。すっかり忘れ何処に植えたかさえも覚えていなかった。こうして忘れていたものが庭のあちこちにあり、時を経て顔をだしてくれた時の喜びは尚一層の喜びである。黄色いバラも素敵。

昨日次男がきてくれた。電話があった時「夕食何がいい~」って聞いたら、暫し考えていたが「ポリポリ作ってよ」と言う。(ポリポリとは中華麺を油で揚げとろみのついた具をのせて食べる堅焼きそばのことである)我が家では昔から揚げた麺を食べるとポリポリいうのでこの名前がついた。もう数十年前、私がよく作ったらしいポリポリを久し振りに味わってみたいと思ったようだ。最近は殆ど食べないし具は作っても麺は既に揚げてあるのを買って来て簡単に済ませてしまっていた。でも今回は昔の味を期待されている。夫が亡くなってから揚げ物など一度もしなかったので油も新しくし、麺を買い、時間をかけて麺をポリポリするまで揚げた。具をのせ食卓に出し息子の感想を聞いた。息子も昔の味を正確に覚えてはいなかったようだけれど、美味しいと一先ず合格点をもらってホッとした。
暫くしてお茶の時間に今度はお菓子作りの要求をされた。昔よく作ったショウトケーキ・シュウクリーム・チーズケーキなどなど作ってよと言う。去年孫娘に「おばあちゃんはね、昔よくシュウクリームを作ったのよ、今度作って上げるね」と約束し本当に久し振りに作ったが完全に失敗した。昔使ったオーブンとは違うし、もう何もかも忘れてしまっている。何回か失敗を重ね自分なりに考えて、昔の出来栄えを取り戻さなければと思っていた矢先の息子からの依頼である。頭が痛い。でもやるしかないと重い心に鞭打っている現在の気持ちである。


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2 コメント

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私もいただきたいです (445)
2007-05-09 21:09:59
ご次男さんは母親の手料理の味を覚えていて、所望されたのですね。
八十路様が期待に応えて作られるようすが伝わってきました。
私もですが、他のお子様たちもさぞ、召しあがりたいことでしょう。

次はケーキ類ですか?
手抜き無しの八十路様の母親時代が浮かび上がります。
お子様たちに大切にされ、尊敬されていらっしゃるわけが良くわかりました。

私だったら何を所望されるでしょうか…
冷や汗が出てきます。
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445さん (八十路)
2007-05-10 16:38:36
子供って有難い存在ですね。私、昔のことなど結構忘れているんですけれど、あの時お母さんはこう言ったよとか、こうしたよと良く覚えていて会話の中に懐かしい思い出を聞かせてくれます。食事もその中の一つなのでしょう。母親との交流をきっと死ぬまで持ち続けていてくれるのでしょうね。
息子の期待に答えられるようお菓子作り頑張らなくちゃ・・・
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