老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

久し振りに音楽会へ!

2010-10-24 14:37:01 | 

 

この夏あの猛烈な暑さの為枯れた植物が多かった。上の「シュウメイギク」この一本だけが生き残り昨日から咲いている。ピンクが多かったのに全然咲かなかった。

昨日久し振りに長男と音楽会に行った。私は娘時代ヴァイオリンを習った事があり好きである事を知ってか、長男がチケットを買ってくれ一緒に聴いたのであった。

場所は横浜みなとみらいホールであり、奏者はイスラエル人のイツァーク・パールマンと言う方、ヴァイオリン界の巨匠と言われクラシックの音楽家が通常経験しえない「スーパースター」の位置におられる方と言う。才能だけでなくその魅力と人間性もこよなく愛されていると言う。

2時間に亘る演奏は正に巨匠と言われる事を如実に感じた素晴らしいものであった。テクニックもさることながら奏でる音の何とも言い様のない優しさは、そのお人柄を感じさせるものであった。こんなに感動し酔いしれた演奏を聞けたのは始めと言っても過言ではない。   この方は足がご不自由で電動式の車椅子(演奏会用に特別に作られたのではないだろうか)に乗られ演奏された。始まる前舞台に譜面台が低く置いてあったので何故だろうと思っていたその訳が分かった。結構なスピードで出入りされる様子を見、演奏されるお姿を見ても、何故か当たり前の事の様に感じ車椅子と言う特別な違和感を持つ事がなかった。

曲も普通は知らない曲だと余り面白くないと感じるけれど、この方のは知らない曲でも全て素晴らしく聴く事ができ、わくわくするような気持であった。フランクのヴァイオリン・ソナタは娘時代、丸い大きなレコードをあの手巻きの蓄音機で然も竹針で兄弟姉妹で良く聞いた曲でであった。それ以来聞く事がなかったが本当に久し振りに聴いて懐かしさに溢れた。弾きてが弾き手だけに尚一層感動した。

演奏会後ホールのある建物内で夕食をし東横線で帰って来た。横浜の一寸先まで行ったのだから結構な時間電車に乗っていた訳だが、長男と話しながらだったのであっという間に渋谷に着いた。其処から井の頭線に乗り変え長男とは浜田山の駅で別れた。

有名人なのでチケット代も高いのに私の分まで出してくれ、みなとみらいは始めてだからと下見までしてくれ、母親を連れて素晴らしい音楽を聴かせてくれた長男さん本当に有難う。