昨日は雨の中、夫が創立した会社の株主総会に出掛けた。
夫が亡くなってから４回目。一年に一回のこの日が私にとっては夫を知る多くの方々にお会いできる嬉しい日なのである。
総会は７人ほどの少人数、あっという間に「全員異議なし」で無事終了。その後昼食を頂いて後、今年就任なさった三代目の社長さんや創立当時の２・３人の方々との話し合いは、夫を最も見近に感じるときであった。
３０年間夫と共に会社の為に一生懸命働いて下さった方、妻たる私同様に夫の仕事に対する情熱、そして確固たる性格を熟知しておられる方々との話し合いは、私の心を暖かくしてくれた最高のものだった。
世の中のこの不況に当然この会社も影響を受けているし、様々の悩み事も聞かされたが、もし夫だったらどういう答えをだすだろうと・・・多分周囲に惑わされず自分の思う道を確固として進むに違いないと思った。「皆さんとよく話し合って下さい」と言うより他に私には言うべき言葉がなかった。ただ、「難しい事ではあるけれど、夫の意志に添える努力はして欲しい」とお願いした。
この不況にもめげず会社を維持し続けて下さっている社長さん始め社員６０名の方々に多大の感謝を捧げたいと思っている。
近親者と会社の方と、夫を話題にする内容は全く異なるが、どちらも私にとっては何よりも嬉しい事である。