老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

葉だけの植物も奇麗!

2008-11-01 14:39:29 | 

初雪かずら 白妙菊

花の咲かない植物は買わないと決めていた私だが、最近葉だけの美しさに惹かれ買い求めるようになった。地味ではあるけれどその美しさは捨て難い。もっともっと奇麗な葉ものがあるので徐々に増えてゆくことだろう。

昨日2ヶ月経ったので耳鼻科に行った。待合室は満杯、寒くなると患者が増えるようだ。本を読みながら待つ間に目にとまった事。患者さんの中に老齢のご夫婦がおられた。お二人とも杖をついていらっしゃる。診察が終って会計を待つ間ご主人は座っておられたが、暫くして奥様が見えないことに気ずかれた様子、あちこちを見回し不安げに終に立ち上がってしまわれ、出口の方へおぼつかない足どりで行かれる。私は気がきではなかったが出口で立ち止まられたので一安心した。程なくして外から奥様が戻って来られた。携帯電話でタクシーを呼ぶ為外に出られたらしい。ご主人はホッとなさったご様子、私も「あ~よかった」とホッとした。会計を終えご主人様を労るように抱えて帰られた。

その間、在りし日の私達夫婦の事を思い出し涙が出てしまった。私の姿がないと不安になり探し求めた夫、すべては私の肩に掛かっていた。私達は一回り歳が違ったのでまだ私は元気で世話が出来たが、このご夫婦はお歳も近いようだし奥様のこれからのご苦労は如何ばかりかと、人事とは思えなかった。

老齢社会の日本、老老介護で昨日のような状況が多く見られるのではなかろうか。
医療の問題、福祉関係のこと、多方面に亘って、国も各個人も依りよく老後を生きられる為にもしっかり方策を考えねばならないと思う。
世の為に何も役に立つ事の出来ない厄介者の老人ではあるけれど、神から与えられたこの命は生きてある限り大切にしなくてはならない。

いろんな事を思いながら診察を終え外に出たらもう暗くなっていた。