隣家の二階より遥かに高く延びた柿の木。この一本に20数個折り重なって生っている。こんなのが2本、勿論その下にも一杯。どうやって取ったらよいものやら・・・
目下頭痛の種である。収穫日、一昨年は11月23日であった。もう随分赤くなっているのでそれまで待っていてくれるだろうか、鳥に食べられてしまわないだろうかと見上げては思い悩んでいる。収穫してくれるのは子や孫達なのだから、きっといい知恵を出してくれるとは思うけれどやはり気になる。
教会では毎年11月の第1日曜日は亡き教会員の記念礼拝をすることになっている。今日はその日。夫は亡くなる前夜病床洗礼を受け私と共に教会員になった。
聖壇に亡き人の写真を飾り、集まった方全員が小さな蝋燭に火を灯し並べて置いて行く。
聖壇はその沢山の蝋燭のゆらめきでなんとも言えず美しく、亡き人を思う気持ちで一杯になった。
平常は私一人の傍で見守ってくれている写真、今日は沢山の方に見守られ記念していただいた夫であった。