Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

美しいこころでいるためには

2005-04-13 | 思うこと。
ある人の言葉です。今でも忘れません。

「美しいものをつくるには、美しいこころでなければならない。
美しいこころでいるためには、周囲の環境にも気を配らなければならない。
ゴミやタバコを投げ捨てるのが良くないのは言うまでもない」

無論、それを言われる前から、ゴミやタバコの投げ捨ては
しないように、してきました。
でも僕も一塊の凡夫なので、小さなゴミを投げ捨てたことはあります。
ただタバコだけは、そうしないように努めてきました。
こればっかりは、守っていきたいと思います。

ところで。
会社の近所の某大手会計系専門学校。
ここの生徒がウチの会社の前の公園にゴミを放置して帰るんです。
小さなモノではない。
弁当の容器、ペットボトル。
信じられない。
さすがに近隣でも問題になって、学校に申し入れ。
で、甲斐あってか今は減りつつあります。
見た目で判断するのは良くないけれども「ふつうの」学生が
平気でゴミ、タバコ放置をするのは衝撃だったなや...。

僕が危惧するのは、それをそっくり、子供達が真似をすることです。
いつだか見た、親と一緒にお菓子の袋を道に投げ捨てた子供。
親や大人がすることだから、子供はしていいと思ってしまう。

こういう連鎖は断つべきですね...。

>>でもはじめて憧れのフランスに行ったとき
ゴミやタバコをぽいぽい捨てている人が多くて、
ショックだったの覚えています...(^^;
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きっかけとは簡単なものなのだ

2005-04-12 | 思うこと。
ここのところ、gooブログの状態が最高に悪いです(泣

a3o@meganisteさんubarさんも同じgooユーザで、
苦労されていますね。
夜になると、もはや21時くらいから
カキコミが事実上出来ないくらいの状態になるようです。
これは困りました。
皆様にもご迷惑おかけしております(^^;

なので、朝30~40分早く起きて書くことにしてみようと考えました。
そのかわり、夜はわずかでも早く寝ます。
記事を投稿しながらついついネットサーフに興じてしまうので、
記事の投稿を諦めたところ、意外なほどの早め就寝につながっています(^^

早く寝られない、早く起きられないという懊悩(ちょっとオオゲサ^^;)を
延々と続けてきました。
早く寝なくては~早く起きなくては~と思いつつ出来ていなかったのに、
「ブログは朝書く」ことで早寝早起きが多少なりとも出来るような気がしています。
まあ、何しろまだ2日目ですが(笑)、
ほほぅ成る程、キッカケは意外なところにあるのだと思いました。


>>契機、っていうのは面白いものです。

>>思えば今進行中?の「ある計画(笑)」もブログをはじめて
皆さんに会えたことで出来ることですし(ルノーに戻る!という思いになったのもW)、
もとより僕が仏車(仏道!?^^)に入ったのも、
なんとな~くオヤジと見に行ったJAX八王子にあったR5バカラを買ったからです。

>>こんな感じで、「ある契機」がその後の人生を変えることもありますよね。
きっかけ、契機、機会、どれも大切にしていきたいですね
(ちょっとオーバーな話になっちゃった...汗


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最後の桜

2005-04-11 | シトロエンな話。
日曜日に最後だった2cv。
昨日も書きましたが、午前中、最後のドライブに出かけました。
ドライブといってもすぐ近く。
目黒川と、呑川緑道。どちらも満開の桜の下、くるまで通れます。
歩くのも無論いいですが、人のまだいない早めの朝に
屋根ががばっと開くくるまで、人が歩くくらい速度で眺めるのもまた一興。
そんな感じで「2cvで花見」を楽しみました。

今日からしばしの春の雨。
まさに花散らしの雨。
桜も、どんどん散っています。
まさに先週末は最高の状態だったといえるでしょう。
晴れてくれて、良かったなと思います。


>>ちょっと早いですが、4/20頃を二十四節気で「穀雨」といいます。
作物が育成するために必要な雨ということですね。

>>しかし...gooブログ、夜はまったくカキコミ出来ません(泣
みなさま、すみません...。
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別れは突然に...

2005-04-10 | シトロエンな話。
突然ですが、今日2CVを手放しました。

いえ、2CVがキライになったのでは、無論ありません。
ie家にはご存じの通りZXブレーク
2CVという2台のシトロエンがいました。
でも実際のところ、今の暮らしでは2台は使い切れないですし、
正直なところ経済的にも余裕は無かったのです。

それと「ある計画」のために、まさしく「惜譲」をせざるを得なかった
というのが大きな理由だったりもします。

詳しいことはいつか書きますが、とにもかくにも今日、2CVを預けて
電車で家に帰ってきて、車庫に2CVがいない姿を見ているわけですが、
車検か修理か、貸し出しの時もそんな風に「いなかった」わけで、
いまだに「もう、二度と戻っては来ないのだ」という実感が少しもありません。

実は2CVを手放すということはこの数週間で決まっていたのですが、
もう少し手元において置けるとは思っていたのです。
でも、事情が重なり、昨日の段階で「今日手放す」ことになりました。

正直なところ、あんまりに急で、とまどいました。
でも気を取り直して、今朝は嫁と義母を乗っけて、近所の目黒川の桜を見に
最後のドライブに出かけました。
開けはなった屋根からは、暑くもない心地よい太陽。
ダイレクトに車内導入されるベンチレーターからは
ちょっと強めの春の風。
そしてそれが散らす桜が、別れを惜しむように2CVにも
舞い散り、最後の姿を飾りました。

華やかな季節なのに、別れ。

帰宅後、一生懸命最後の洗車&ワックスをかけました。
2CVは購入当初の輝きを取り戻しました。
車内のお手製シートカバーを外すと、買ったときに張り替えた
キルティング模様のかすれやすいジャージ生地が、
これまた買ったときのまま、そのまんま出てきました。

夕方、いよいよ出発です。これが最後の旅。実感はわきません。
おかしいとすれば、一切の私物が省かれた運転席まわりの景色です。
納め先は多摩川の向こうです。
なので、僕はこのクルマで走るのが大好きだった
駒沢通り~目黒通り~多摩川沿いというルートを選び、
最後のドライブに華を添えました。
自由。くるまとはなんぞや。
古典。存在。細いタイヤ。倒れそうなコーナリング。
空冷。29馬力。ふかふかの椅子。ノンシンクロのローギア。
春の風。雨漏り。夏の酷暑。秋の切なさ。枯葉舞い散る車内。
毛布。雪。それらの記憶が、語り尽くせぬ思いとともにフラッシュバック。

さよなら2CV。


>>気づけば10台くらい乗り換えていますから、そのたびに「別れ」があったわけですが
このクルマはキライになったのでも不満があったのでも無いので、
ちょっとつらいです。4年間(ieにしては長い)、
あたりまえのようにあったクルマでしたから、
もういないのだということに改めて気づいたとき、
僕のダメージはきっと大きいでしょう。
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さくらさくら

2005-04-08 | できごと。
世も春です。
ていうか、あち~。初夏ですなあ。これでは。

とにもかくにも、お江戸は桜が満開。
あっという間に咲いてしまい、もはや葉っぱも出ている始末です。

会社の近所には桜の名所、千鳥ケ淵がありますが、
それだけでなく、そこかしこに美しく桜が春を告げてくれていますよ。

こんな首都高の下、汚れた川の脇にも、
最近再開発で植えられた桜の列。
高速の下の暗闇と、桜たちとの強烈なまでのコントラスト。
これが、いまの<江戸>の春の一ページです。

ところで、江戸時代の桜は「山桜」でした。
ですから、時代劇に出てくる淡い桜...ソメイヨシノだと
チョット変、なのだそうです。
でも、何はともあれ、雰囲気が合えばそれでいいですね(^^


>>ソメイヨシノは明治以降に大量に植えられた交配種です。
いまや、日本の桜の殆どがこの種類になりました。
キレイですが、僕は山桜や八重桜、枝垂れ桜も好きです。

>>サクラ、さくら、櫻、桜という言葉は、
なぜここまでウキウキさせるのでしょうね。
それは、僕も日本人だからです(え?そうなの?ってツッコミは無しw)
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思い悩みましたが

2005-04-07 | 思うこと。
賛否両論巻き起こした?僕の記事、
「マークX、ダメだこりゃ」ですが、一時期アップしないことに決めました。

いえ、記事を批評されたことで消すのではないのです。
あくまでも、僕の批評姿勢は変化がありません。
個々のクルマ、そして多くの国産メーカーに対する不満は変わっていません。
そこは同じです。

では、何故アップしないのかと言いますと。

価値観の大きな違いですから、椅子や乗り心地に良さを求めること、
装備やスタイルに良さを求めることなど、様々ですし、
あの記事ではそれを否定するつもりはなかったのです。
ですが、先日書き込んで下さったMARK XIさんとコメントのやりとりをして、
MARK XIさんが書かれたのを読んで、はっとしたのです。


>本館HP見ました。 (MARK XI)
2005-04-07 03:05:43
読ませていただきました。
フランス車の合理性、乗り心地、まっすぐ進む、速さなど、非常に詳しく解説されていて、勉強になりました。
なるほど、そういう車なんだ、と。
でも私の見解はどうしても「合理的で乗り心地がよければそれでいいのか?」
というところにいってしまいます。
結局「価値観の違い」という結論に至ってしまうんですよね。
クルマに求めるものが私とieさんでは違うのだと。
(中略)
フランス車のよさをもっと知ってほしいという心意気には僕も共感しますし、
実際本館の解説を読んで勉強させられたと思っています。
しかし、あのような批評を目にしたファンは、失笑だのほざくなだの書き込むでしょう。
もちろんieさんにとってはそれも想定の範囲内のことなのでしょう。
でも志は素晴らしいのにあの批評記事を見せられるとかなり引いてしまいます。
惜しいかな、と。
(以下略)

そうなのです、僕は多くの人に仏車の良さを伝えたく作ったHPが、
あの記事で、読む前に「仏車乗り(=僕)、何様だ(怒)」ということに
なってしまっては、伝えたいことを伝えることも出来ません。

それともうひとつ。
僕はあの記事を書いて批判を受けるのは一向に構わなかったのですが、
月に何万台も売れるMARK Xのオーナーさん、もしくはそれ以外の方たちが、
ネットサーフィンで僕のブログに辿り着き、あの記事を目にするとすれば、
僕のブログを通じて仏車乗りのみなさん全員にマイナスイメージを
与えているのかもしれないと思ったのです。
それは、良くない。
オオゲサに考え過ぎかもしれないのですが、

今回思ったのは、価値観の相違の問題です。
だからこそ「こういう価値観も、世界もある」ということを伝えたくとも、
それを知って欲しい方々に理解を得られないとすれば、
それは、僕の本意では無いのです。


>>思い悩んだのは、一度出した記事だからひっこめるのは卑怯だ、
という思いもあったからです。
いえ、ずっとそう思っていました。
ですが、いろいろ厳しく書いてはいても「価値観の違いなのです」よ、
ということを言いたいのだとコメントで示してはいるものの、
記事からはそこまで察するのは難しい。
やはり、伝えたいことは
「それ以外の価値観もあって、それはこんなにスバラシイのです!」
ということであって、
このまま批判が批判を生む状況で多くの方々に見て貰うのは得策ではないと考えました。

この決断?に賛否両論あるかと思います。ですが、とりあえずこういうカタチにしました。
いろいろな声をお聞かせ下さい。
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松本は聖地なり!?

2005-04-06 | できごと。
昨日、行ってきてしまいました。
松本の仏・伊車のスペシャルショップ
ヴォワチュレット」さんに!

前々から行きたかったのですが、
仕事も偶然一段落したので、
「今だ!」と思い切って休みを取ってしまったのです。

エスパスクワドラのしんのすけさんはここのお客さん。
今回平日だというのに一緒に行ってもらえるとのこと!

松本で集合、オススメの鰻やさんで「笹蒸し」という鰻を美味しくいただき、
エスパスの先導でいよいよ聖地!?ヴォワチュレットさんへ。

着いてびっくり、サンクターボ1,アルピーヌV6、シトロエンDSなどが
所狭しと並んでいます。
奥には、部品取り車や在庫車が並んでいますが、稀少車ばかりで目眩がしそうでした。
ルノー21TXE...ターボではない、素のグレードです。
ここ数年でこのクルマしか見たことがありません。
アウトビアンキA112、初期モデルや、
何気なく8ゴルも置いてあります。
そして!ルノー19もいました。しかも4ドア(シャマード)と5ドアが!
この日本で、2005年で、見比べられるのはここ位なものでしょう!すごい。
連れてきていただいたのに、しんのすけさんをほったらかしで(汗)、
一緒に行ったルノー18ターボ乗りのKT君と狂喜乱舞してました。
しんのすけさん、ヴォワチュレットさま、有難うございました。
楽しかった~。

>>写真はお店のエクス。黄色で、LA POSTE仕様みたいで可愛い!
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嗚呼、悩ましき!?ルノー19(またですか...汗)

2005-04-04 | ルノー19。
前回に続いて今一番僕を悶々させる、
悩ましき偉大なる中庸・R19(ルノー19・ディズヌフ)ネタです。
引っ張りますねえ(^^;

で。
困りました。
気になって夜も眠れません(爆

前回の記事(ルノー祭り???)で、
自分自身の中にあった「ルノー19欲しい熱」が
見事に目覚めて(再燃)しまったのです。バカですね...ほんとに。

ユーティリティやスタイルを考えると4ドアセダンじゃなくて
5ドアじゃなきゃなあって思っていたんですけど
もはや超絶滅危惧種、「四の五の言ってられません(笑)」。
16Sもいいんですけど...あえてノーマルのTXEが欲しいんです。

画像を拾って来る...そしたら、
4ドア(シャマード)...いかん、こんなにかっこよかったとは(汗
マジでドキドキです。
グラビアアイドルを見て心臓バクバクな感じです(^^
僕おかしいのかな...
...おかしいよな(大汗

でも実際買うなら(あれば)、5ドアになると
思います。

>>サンク、そしてシュペールサンクもいいなあ...
今、いい出物もあるようだし...。
70~80年代設計のルノーってほんと好き。
でもルノーの中型サイズって、サンクもびっくりの「ルノー濃度」。
それを思うと、R19、欲しいんですよぅ。
大変そうなのは、わかっているんですが。

>>でも現実的に言えば、一度積載能力の優れたくるまに乗ると
セダンには戻りにくいこと、
ZXは好きだし、さして欠点もなく、何しろ壊れないし、
黙々と働いてくれる良い子であるので手放すには余りに惜しいこと、
義母が使うには13年落ちのルノーはリスクが大きいこと...
など色々ありますねえ...。
オートマ、そして夏、大丈夫なのかなあ(怖

>>ただ言えることは、僕らの世代がかつて憧れた仏車...
たとえばCX、XM、505、R25やアルピーヌV6などを乗るのには、
今を逃すと大変になるような「焦り」もあるのです。
「やるなら今しかねぇ(長渕剛)」!?
あとは覚悟と、お金!?
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長命寺桜餅

2005-04-03 | できごと。
天気予報ほど天候が悪くならなかったので、春らしい陽気に誘われて行ってきました、長命寺桜餅・山本や。
2CVの屋根を開ければ、車内にはすっかり春めいた気持ちよい空気でいっぱい。
道もガラすき、あっという間に墨堤へ着いてしまいました。
といいつつ、家を出たのが遅かったので着いたのは17時前。
すでにほんのりと暗くなっていました。

ところが山本やさんは長蛇の列!
嫁が言うには先日の「みなさんのおかげでした」で
おみやナンバァワンになったらしく、それだからだろうね、とのこと。

偶然、お隣はXANTIA。奇しくもシトロ並びになりました(^^


>>ももんがさんのブログにあるとおり、葉っぱは3枚!
まだ数分咲きのさくらが並ぶ隅田川のへりで、夕日を見つついただきました。
夕暮れのそよ風、隅田川に映る夕日、屋形船。江戸の春です。
気の早い方々が、もうお花見を楽しんでいましたよ(^^
美味しかった~。
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着物生地

2005-04-02 | できごと。
義母の知り合いで古い着物や羽織の絹などの生地を再利用して
洋裁(洋服、バッグ、和装小物など)のお店を開いている方がいます。
今日は、その方(先生)の展示会を島田市でやっていたので、
遠州に行く途中に見に行ってきました。

場所はその先生の洋裁教室の生徒さんのお店。
大井川のへり、お茶畑の中にポツンと立つちょっと洒落た料理屋さん。
その広いギャラリースペースを利用していました。

古い生地を今風の(多少対象年齢は高めですが)ものに作り替える
そのセンスは、いつもすごいなあと思います。
そして、感心するのが、その生地たち。
明治、大正、昭和初期などの古い生地なのですが、
そのつくり、デザイン、美しさには驚かされます。
むかしの人は凄いなあ。
大量生産ではもはや作り得ないのですね。
これらの貴重な布を、捨てずにこうして再生していくことの素晴らしさ!

>>僕が今回気に入ったのが写真のこのカフェエプロン。
羽織と着物の古布を使っています。
エプロン正面には、羽織に入っていた家紋!
それ以外にも、バッグやポーチもあって、目移りしちゃいました。

>>日本の伝統的な衣装の模様を集めたサイトがあります。
これを見ると、日本のいにしえ人の持っていた色彩感覚、
バランス感覚にほんとうに驚かされます。
いま見ても斬新。すっごい!

>>本館HP、扉写真と今週の一枚を更新しました。
なかなかコンテンツの追加が出来なくて申し訳ありませんが、
ご覧いただけると嬉しいです。
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さよなら、青春の軌道

2005-04-01 | てつどう。
昨日、3/31。ある路線がまたひとつ消えていきました。
名鉄(名古屋鉄道)の「600V(ボルト)区間」。岐阜市内線、揖斐線などです。

僕と、猫澤氏にとっては、一生忘れ得ぬ路線です。
まさに「青春」の1ページ。

というのも、高校時代、揖斐・谷汲線(谷汲線は一足早く廃止になっている)
をテーマに「8mm」で映画を撮ったからなのです。

中学高校時代の記憶や経験は鮮烈です。
ですから、お金もない高校時代に鈍行で足繁く通った
岐阜の小さな電車の走る路線への思い入れは大きく、
僕の本館HPにも頻繁に写真に出てくるほど、
高校卒業後も機会があれば行っていた場所です。
何回行ったか...数え切れません。たぶん、一番リピートで
訪れた路線でしょう。

廃止になった理由はカンタンで、乗客数の減少、設備の老朽化、
安全対策にお金がかかること、そして自治体が補助を打ちきったこと。
各地で苦戦を強いられているローカル路線の苦難そのままです。
世界規模で路面電車が「やさしいのりもの」として見直されている昨今、
廃止になってしまうのはほんとうに惜しい。
無くしてしまうと、戻すのは大変です。
廃止という決定が、いつか後悔にならないことを祈ります。

さようなら岐阜の小さな電車たち...。
今夜は、それを偲んで飲むことにします。


>>魅力がいっぱいの路線たちでした。
路面電車、そのまま直通運転の郊外ローカル路線。
車両は、ひとくせもふたくせもあるものばかり。
最後まで残った「モ510」は、大正15年製ですよ!
どこかで動態保存は出来ないのでしょうか。この、走る産業遺産を...。

>>僕は最後に行ったのは2年前の春でした。猫沢氏のルーテシアに乗って。
...あえて今回、僕は廃止直前には行かなかった。
狂騒も見たくなかったし、何も変わらぬフツウの姿のままの思い出で
留めておこうと思ったからです。
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