Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

思い悩みましたが

2005-04-07 | 思うこと。
賛否両論巻き起こした?僕の記事、
「マークX、ダメだこりゃ」ですが、一時期アップしないことに決めました。

いえ、記事を批評されたことで消すのではないのです。
あくまでも、僕の批評姿勢は変化がありません。
個々のクルマ、そして多くの国産メーカーに対する不満は変わっていません。
そこは同じです。

では、何故アップしないのかと言いますと。

価値観の大きな違いですから、椅子や乗り心地に良さを求めること、
装備やスタイルに良さを求めることなど、様々ですし、
あの記事ではそれを否定するつもりはなかったのです。
ですが、先日書き込んで下さったMARK XIさんとコメントのやりとりをして、
MARK XIさんが書かれたのを読んで、はっとしたのです。


>本館HP見ました。 (MARK XI)
2005-04-07 03:05:43
読ませていただきました。
フランス車の合理性、乗り心地、まっすぐ進む、速さなど、非常に詳しく解説されていて、勉強になりました。
なるほど、そういう車なんだ、と。
でも私の見解はどうしても「合理的で乗り心地がよければそれでいいのか?」
というところにいってしまいます。
結局「価値観の違い」という結論に至ってしまうんですよね。
クルマに求めるものが私とieさんでは違うのだと。
(中略)
フランス車のよさをもっと知ってほしいという心意気には僕も共感しますし、
実際本館の解説を読んで勉強させられたと思っています。
しかし、あのような批評を目にしたファンは、失笑だのほざくなだの書き込むでしょう。
もちろんieさんにとってはそれも想定の範囲内のことなのでしょう。
でも志は素晴らしいのにあの批評記事を見せられるとかなり引いてしまいます。
惜しいかな、と。
(以下略)

そうなのです、僕は多くの人に仏車の良さを伝えたく作ったHPが、
あの記事で、読む前に「仏車乗り(=僕)、何様だ(怒)」ということに
なってしまっては、伝えたいことを伝えることも出来ません。

それともうひとつ。
僕はあの記事を書いて批判を受けるのは一向に構わなかったのですが、
月に何万台も売れるMARK Xのオーナーさん、もしくはそれ以外の方たちが、
ネットサーフィンで僕のブログに辿り着き、あの記事を目にするとすれば、
僕のブログを通じて仏車乗りのみなさん全員にマイナスイメージを
与えているのかもしれないと思ったのです。
それは、良くない。
オオゲサに考え過ぎかもしれないのですが、

今回思ったのは、価値観の相違の問題です。
だからこそ「こういう価値観も、世界もある」ということを伝えたくとも、
それを知って欲しい方々に理解を得られないとすれば、
それは、僕の本意では無いのです。


>>思い悩んだのは、一度出した記事だからひっこめるのは卑怯だ、
という思いもあったからです。
いえ、ずっとそう思っていました。
ですが、いろいろ厳しく書いてはいても「価値観の違いなのです」よ、
ということを言いたいのだとコメントで示してはいるものの、
記事からはそこまで察するのは難しい。
やはり、伝えたいことは
「それ以外の価値観もあって、それはこんなにスバラシイのです!」
ということであって、
このまま批判が批判を生む状況で多くの方々に見て貰うのは得策ではないと考えました。

この決断?に賛否両論あるかと思います。ですが、とりあえずこういうカタチにしました。
いろいろな声をお聞かせ下さい。
コメント (15)
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