いきなりですが、ダシア1300/1310が気になります。
ダシアといえば最近はロガンなどで日本でも知られるようになりましたが、
このロガンの前身が、この1300/1310だったのです。
ロガンはルノー系メーカーのダシアが、ルノーの部品を集めて作った極めて極めて魅力的な
廉価版小型乗用車なのですが、
1300/1310もダシア=ルノーの関係上、ルノーに極めて近いクルマでした。
で、これがダシア1300/1310なわけですが
っていうかダシア1300/1310(初期)はご覧の通り、見たまんまR12(ルノー12)なわけですな(汗
R12は、簡単に言うとドーフィン以来のRRだったR8の後継として、
1969年に投入された小型ファミリーカーです。
フランス本国以外での生産も出来るよう、経済性に優れな設計を一義とし、
経済性に優れ、居住性・トランクスペースも広く、
基本的には簡潔に設計されたクルマなのですが、そこはさすがにフランス車、
素晴らしい乗り心地を持っていました。
当時のCG誌でも聖エンスー小林彰太郎神が絶賛あらせられた一台です。
ルノーにはすでにFFがありましたが、それら(R4、R16)はエンジンがダッシュ側にめり込んでいるような設計で、
ギアボックスはエンジンも前にあったのですが、R12はこれらとは異なり、
縦置きながらもエンジンはフロントにオーバーハングして搭載されました。
そのためギアボックスも車内側に引き寄せられたため、R12ではフロアシフトの採用が可能になったのでした。
これは本家のR12ざます
ご覧の通りR12はどうにもお世辞にもスマートとはいえない冴えない外観でしたが、
設計要求であった経済性や性能、乗り心地は高い水準を誇り、
また、これも設計要求通りにルーマニア、トルコ、オーストラリアなどでの生産も成功したのです。
フランス国内では1980年、後継のR18のとうじょうにともなって生産が終了しましたが、
ライセンス生産がおこなわれていた国では、
引き続き新車でルノー12が買える状況が続きました。
その中の1台が、ダシア1300/1310なのです。
1979年、ダシア1300はそれまでまんまR12だった外観をフェイスリフトして
多少オリジナリティを出すと同時に名称を「1310」に改称、その後20世紀末にさらにこのような顔↓になりましたが、
顔以外は思い切り、得も言われぬR12のデザインのまま(涙
バランスが悪過ぎて超萌(ハァハァ
ダシア1310は結局2004年まで製造されていたので、名前や外観などに差異はあれど、
ほんとについ最近までルノー12が新車で買えた!
もしくは、いまで言うならば年式が新しい中古のルノー12が買える!
ということになります(汗
個人的にはさすがに最終型は顔が違いすぎるので、
1990年代後半まで売っていたフェイズ2がいいかなー(ってそんな呼称があるかどうかは不明w)。
フェイズ2?の顔。
末期の内装。ルノー12のオリジナルは失われてますが、なんともルノーらしい雰囲気はありますね。
まあ、実際にはエアコンもないでしょうし、買ったら大変なんでしょうね...。
だいいちどうやって日本に入れたらいいんだあ。
でも外観や乗り味、機関は(OHVながらも最後は電子制御化されていたらしい)昔のままで、
ルノーの製造技術も年々新しいものが投入されていたであろうし、
ieの好きな「外観古く、でも実は新しい(め)なクルマ」の要求?を満たすんですねえ(大汗
ちなみに本国にもあったワゴン(ブレーク)はダシア版にもあり
ロガンにも存在するピックアップはむろん1300/1310にもありましたが
これは言うまでもなく本国にはないボディバリエーションですね。
4枚ドア付きトラックの「キングキャブ」とかも他にあるぜよ(凄
ちなみに変わったところでいえばもう一種、1410スポーツ(もしくは単にダシアスポーツ)なるクルマも存在します...。
ががーん 2ドアのR12(号泣
サニーの2ドアみたいだー!
>>なお、トルコでもルノー12は2000年くらいまで作られていて(ルノー12トロスという)、
こちらは外観がダシアほど派手にかわってないので
こっちのほうがいいかもー!
って、日本でこんなこと考えてるのって何人くらいなんだろう(汗
>>オヤック・ルノーのルノー12トロス。ああ、この風景を再現したい(T_T
>>5年前にこのブログで似たような投稿してるんですわ...ie、進歩してないのね(涙
ダシアといえば最近はロガンなどで日本でも知られるようになりましたが、
このロガンの前身が、この1300/1310だったのです。
ロガンはルノー系メーカーのダシアが、ルノーの部品を集めて作った極めて極めて魅力的な
廉価版小型乗用車なのですが、
1300/1310もダシア=ルノーの関係上、ルノーに極めて近いクルマでした。
で、これがダシア1300/1310なわけですが
っていうかダシア1300/1310(初期)はご覧の通り、見たまんまR12(ルノー12)なわけですな(汗
R12は、簡単に言うとドーフィン以来のRRだったR8の後継として、
1969年に投入された小型ファミリーカーです。
フランス本国以外での生産も出来るよう、経済性に優れな設計を一義とし、
経済性に優れ、居住性・トランクスペースも広く、
基本的には簡潔に設計されたクルマなのですが、そこはさすがにフランス車、
素晴らしい乗り心地を持っていました。
当時のCG誌でも聖エンスー小林彰太郎神が絶賛あらせられた一台です。
ルノーにはすでにFFがありましたが、それら(R4、R16)はエンジンがダッシュ側にめり込んでいるような設計で、
ギアボックスはエンジンも前にあったのですが、R12はこれらとは異なり、
縦置きながらもエンジンはフロントにオーバーハングして搭載されました。
そのためギアボックスも車内側に引き寄せられたため、R12ではフロアシフトの採用が可能になったのでした。
これは本家のR12ざます
ご覧の通りR12はどうにもお世辞にもスマートとはいえない冴えない外観でしたが、
設計要求であった経済性や性能、乗り心地は高い水準を誇り、
また、これも設計要求通りにルーマニア、トルコ、オーストラリアなどでの生産も成功したのです。
フランス国内では1980年、後継のR18のとうじょうにともなって生産が終了しましたが、
ライセンス生産がおこなわれていた国では、
引き続き新車でルノー12が買える状況が続きました。
その中の1台が、ダシア1300/1310なのです。
1979年、ダシア1300はそれまでまんまR12だった外観をフェイスリフトして
多少オリジナリティを出すと同時に名称を「1310」に改称、その後20世紀末にさらにこのような顔↓になりましたが、
顔以外は思い切り、得も言われぬR12のデザインのまま(涙
バランスが悪過ぎて超萌(ハァハァ
ダシア1310は結局2004年まで製造されていたので、名前や外観などに差異はあれど、
ほんとについ最近までルノー12が新車で買えた!
もしくは、いまで言うならば年式が新しい中古のルノー12が買える!
ということになります(汗
個人的にはさすがに最終型は顔が違いすぎるので、
1990年代後半まで売っていたフェイズ2がいいかなー(ってそんな呼称があるかどうかは不明w)。
フェイズ2?の顔。
末期の内装。ルノー12のオリジナルは失われてますが、なんともルノーらしい雰囲気はありますね。
まあ、実際にはエアコンもないでしょうし、買ったら大変なんでしょうね...。
だいいちどうやって日本に入れたらいいんだあ。
でも外観や乗り味、機関は(OHVながらも最後は電子制御化されていたらしい)昔のままで、
ルノーの製造技術も年々新しいものが投入されていたであろうし、
ieの好きな「外観古く、でも実は新しい(め)なクルマ」の要求?を満たすんですねえ(大汗
ちなみに本国にもあったワゴン(ブレーク)はダシア版にもあり
ロガンにも存在するピックアップはむろん1300/1310にもありましたが
これは言うまでもなく本国にはないボディバリエーションですね。
4枚ドア付きトラックの「キングキャブ」とかも他にあるぜよ(凄
ちなみに変わったところでいえばもう一種、1410スポーツ(もしくは単にダシアスポーツ)なるクルマも存在します...。
ががーん 2ドアのR12(号泣
サニーの2ドアみたいだー!
>>なお、トルコでもルノー12は2000年くらいまで作られていて(ルノー12トロスという)、
こちらは外観がダシアほど派手にかわってないので
こっちのほうがいいかもー!
って、日本でこんなこと考えてるのって何人くらいなんだろう(汗
>>オヤック・ルノーのルノー12トロス。ああ、この風景を再現したい(T_T
>>5年前にこのブログで似たような投稿してるんですわ...ie、進歩してないのね(涙
ロガンの新車のセダン、MCVもよく売れていました。
ちなみに1975年製造の17 GordiniもOHVながら電子制御化されておりました。 高速で調子が悪くなったのですが、原因は何とバッテリーの電極の錆び。 それを掃除したら好調を取り戻しました。
個人的に「埴輪の家」と呼んでおります。
行こうと思っています(笑
それにしても初期はホントにそのままだったのに、
末期には随分と変身したわけですね~^^
末期のインパネ初めて見ました!
これまたモダンになっていますね~。
特にホーンパッドの形状がユニークですが、
これでオリジナルでしょうかね!?
フランス車専門ガレージの親父曰く、
「R18はあんまり良くないよ~、やっぱR12だよー!!」w確かにR18は全然見ないのに、R12は
こちら豪州でも結構な人気を誇ったようで、
今でもたま~に見かけます^^
ここに来るようになって「このクルマ初めて見た」って思うのは何度目かしらと思うくらいです。
そろそろ「こんなクルマがあったんですねぇ」と言うのが常套句になりそうな気配w。
しかしこのR12、Cピラー周りの不恰好さが強烈ですね。
全体的なフォルムはロータリークーペの頃のファミリアを彷彿とさせます。
そして1310はロータリークーペに2世代くらい前のファミリアの顔付けちゃいましたみたいな感じに。
ブレークのサイドビューにはどことなく旧いレオーネの香りも垣間見えたりして。
クルマの世界はまだまだ奥が深いです。
>エジプトで
サイト拝見してます。すごくみなさんの顔が印象的。日本で、カメラを向けてこんないい笑顔をしてくれることって、あるでしょうか。。。
>ロガンの新車のセダン、MCVもよく売れていました
ダシアのコンセプトは確かに成功しているようですね。そもそもやはりアフリカは仏車が強い印象があります。
代行ハミちゃんさま>
>「埴輪の家」
たしかにR12は「埴輪」っぽいw
http://www.google.co.jp/images?q=%E5%9F%B4%E8%BC%AA%E3%80%80%E5%AE%B6&um=1&ie=UTF-8&source=og&sa=N&hl=ja&tab=wi
しんパチさま>
>2ドアのR12!かっこういい~!!
こういう「!」なものがあるのが本国以外生産車の面白さ!?
《》nekさま>
>いつかこれらを見に東欧ドライブに
そのときは一緒に行きたいです(^^;
話のネタには尽きなさそうですね!
>特にホーンパッドの形状がユニーク
2枚目のはさすがにアフターぽい気がしますよね。
>こちら豪州でも
日本に少数輸入されたとkはRHDだったので、英国か豪州仕様だったのでしょうね。
程度のいいのがあったら・・・(夢
ほそモールさま>
>「このクルマ初めて見た」
そう言ってもらえると売れ市です(^^;
まだまだいろいろ記事にしたいんですけど時間が無ーい!
>Cピラー周りの不恰好さが強烈
わかりにくいんですがCピラーのあたりの屋根に「段差」があって、
これが空力的にもよかったとか。。。
このデザインでもR12は当時ではかなり性能がいい空力ボディだったようですよ。
いろいろと話題が尽きなそうで^^
あ、豪州ドライブはいかがですか?
セダンだらけですよー^
旧メルボルン工場製のR12は、シートなど
一部部品を現地調達していたそうです。
そして、1970年にこちらの有力自動車雑誌、「Wheels」のCar of the Yearを獲得。
78年にVirage(丸型4灯)と改名され、80年まで
生産されたそうです。RHDなのにkm/h表示なら
AUS製の可能性がありますね。
73年以前なら、ガス検免除ですねww
豪州行きたいですねえ...
絶対飽きないと思いますよ(^^;
R19にも乗りたいし...。
>80年まで
豪州製は本国と同じ寿命だったんですね。
ありがとうございます。勉強になりました!
本当に日本ではとてもとても…。 村を回って聞き取りをしているので、写真はその副産物です。 人と人との関係がそのまま反映されてしまうような気がしています。
アフリカはいまでもプジョー504が多いです。 例えばケニアの輸入元はモイ元大統領がオーナーだったと思います。
東欧、90年代中ごろに仕事で二度行っており、ルーマニアやブルガリアは車を借り上げて回っていますが、またスッカリ変わったでしょうね。 笹目二朗さんみたいに新型C3か何かで回ってみたいものです。
>プジョー504
いいですね。一時期欲しくて、買ったら植民地ぽい仕様で乗ってみようと思ったことあります。
でも、今は、それより前に、まずアフリカに行ってみたいです...。
>笹目二郎さん
彼のレポは「ほんとにクルマを使う」方式なので、良し悪しがはっきり出ていいですね。
フランス車の良さを引き出している評論で、好きです。