Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【シトロエンな話】拾った画像でシトロエンC15まつり。

2011-03-10 | シトロエンな話。



どうもこのあたりの非ハイドロなちいさいシトロエンのくるま
(シトロエンに限らず仏車全般w)が大好きなieです。

ということで?
昨年1月にお送りし、たいへんご好評いただいた
「【シトロエンな話】拾った画像でシトロエンLN/LNA/VISA/C15/AXELまつり。」
からさらにドロップ・アウト、今日はC15のみを切り出します(汗
あ、ネタ切れというわけではないです(言い訳w






というわけで、C15です。セ・ケーンズとでもよべばいいのかな?

C15は、ズバリ、ご覧の通り前ドアから後ろをフルゴネットボディ(AK/AZUっぽい)にしたVISAです。
系譜的には、ディアーヌのフルゴネットである、アカディアーヌ(AK)の後継に位置するクルマです。




これがVISA



いいなあ...マジでこれ欲しい...アカディアーヌ(Acadiane)。



ということで、これがC15なわけです。



ちなみに初期はこんな顔だった なんで基本的に泣きそうなんだ?(笑
街中がこんなクルマであふれていたら、みんなやさしい気持ちになれるのになあ(涙


C15は前述の通り、VISAをベースに1984年から2005年まで製造された商用車。
VISAが1988年に製造終了(VISAは125万台近く売れた)後も、
実は隠れたシトロエンのベストセラーだったそうです。

ベースがシンプルな設計のVISAだったこと、プジョー305ブレークやBXで採用された
コイルとダンパーを水平に寝かせたリアサスを流用したことによるフラットな荷室、
長いホイールベース、ライバルのルノー4(F4、F6)やエクスプレスのように
明らかに荷室に段差を設けたことによる高い収容力、など、小さいながらも必要十分、
かつ合理的な設計と、そこはかとない切なさとわびしさ、しょぼさを持つ、
とてもフランス車らしいクルマだと思います。



滅多に見られない、C15の内部。へえー。




なんとも愛嬌のあるスタイルも魅力的。タイヤのサイズはこれでいいじゃんねえ(笑
現代のクルマはタイヤが大きすぎだよ。
それにしてもさりげなくデザインバランスが秀逸で、完璧。





後期は、バンパーにウインカーが移設されて顔つきが変わった。
個人的には初期顔がいいなあ。


VISAがベース故、基本的にはドライブトレーン・パワートレーンは当時のシトロエンの
標準ユニットともいえるもの。
ガソリンだけでは無く、欧州車、フランス車、PSA車らしくディーゼルももちろんラインナップされていました。
ガソリンは1124 ccで、車名は C15E ( E はエッセンス 、ガソリンの意 )、
ディーゼルはC15Dと呼ばれていましたが、当初1769 ccだったディーゼルエンジンは
後に1905 cc に変更されています。



給油口がかわいいw


もちろん、FF。それゆえ、エンジンと前輪以外は、極端なことを言えばくっついてくるだけなので、
こういう状態↑で架装メーカー(カロスリ)に送られ、いろんなボディを積んでいたようです。
日本でも多くのボンネット付きのバンは商用ですけど、後部が箱型ってのがない
(AD MAX除く!?)ので、後ろだけ換える、っていうのはこのサイズの商用では
あまり見かけなくなったかもですね。



ということで、C15コレクション(イメージはアド街でw)!



まずは無難にダンジェルの4×4。
ダンジェルは既存車のヨンク化とかをよく手掛けていたメーカー。


これはダンジェルの504の4×4。ちなみにちゃんとしたカタログモデルだったんです。




トラック!うー、これで仕事したい!




もういっちょトラック!うー、もし農家になったらこれを買うぞ!



ダンプ(涙)VISAのダンプ...土砂積んだら壊れそうだよw
ちなみにタンガラ作っていたティヨールが架装!




冷蔵車!冷えなさそう(涙




6輪!なんでシトロエンはこう6輪にされやすいんだ(号泣
どうももとアンビュランスらしんだが素性不明。ちなみに205の15インチホイルがえらく大きく見えるw




キャンパー!あーこれ欲しい、これならキャンパー族になってPA・SAで暮らしても良いw
でも談合坂登れるのかなあw




もういっちょ6輪、しかもレッカー!
これで何がけん引出来るんだ...切ない(号泣
ミイラ取りがミイラになりそうだーw


いやー、いいわC15。あ、もちろん買うならふつうのフルゴネットボディでいいです(涙
でも4座つきは欲しいよね、やっぱり。



乗用のファミリア―ル。うう、これはこれでいいなー。






>>最後を飾るC15は、C15ベースの「sbarro(スバッロ)aventure(アヴァンチュール)」。






>>うーん、ノーコメント...ジュネーブショーを毎回盛り上げてくれるスイスの改造メーカ
スバッロですが、正直面白いのはわかるんだけど、テイストはニガテです(涙

>>なんかこうなっちゃうのが多くてね...(汗


>>でもこういうバカらしいのは好き。エスパスのスパイダー(爆



コメント (16)
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