先週はメトロ(営団)5000系の記事でしたが、今週も「戸袋窓付き田の字窓」車でいきます(^^
いまや小田急も1000形以降のステンレス車がその勢力の大部分を占め、
現在残る小田急伝統のアイボリー+ロイヤルブルー帯のボディを持つ普通鋼製車は、
5000、8000形のみになってしまいましたね。
実際に小田急に乗りに行ってみても、ほとんどが1000、2000、3000形で占められているように感じるほど、
「白い」電車が来る頻度が減りました。
中でも3000形は312両!もあるので、むべなるかな、という感じですが。
3000系8連。3653Fなので、日本車両製の3次車か。あ、でも実は結構好きです(汗
これら「白い」電車のうち、8000形は経年が新しくチョッパ制御車であるためか、
重更新が行われてしばらく安泰な様子ですが、残る5000形(5200形含む)は、
あと50~60両ほどまで減ってしまっていて、風前の灯のような状況なのです。
小田急といえばこの顔・・・
黄色い2灯ライトをおでこにかかげ、
標識灯を下部に持たない独特の灯火配置、いまや関東では珍しい貫通扉に方向幕を持ったスタイル・・・
を持つ最後の系列、5000形。
田の字窓ではなくなった5200形も含めると1969(昭和44)年から1982(昭和57)年の製造なのですが、
もうこの頃の電車も置き換え対象なのか、と思うと
いつもながらなんともしみじみしてしまいますね。
確かに東急8000系列(8000系は全廃)、京王6000系(ほぼ全廃)、
西武101系(低運転台車は全滅)なども、同じような状況ですものね。
中桟付き窓が作る「田の字」の光。昭和の通勤電車の残影。
ところで、
よくよく考えると「経年が古くない」と書いた8000形も、実際は製造開始は1982(昭和57)年なので、
さして年式の違わない電車同士なのに、
かたや廃車がすすみ、かたや更新がすすみ...ということになってますけど、
5000形は抵抗制御車である以上、仕方ないことなのでしょう。
それと、8000形は車体のつくりも長持ちする設計(高耐候性のスチールを使用)
になっているそうですし。
8000形。今見ても出来の極めていい、ハイクラスな通勤車。
平成22年度は4000形が2本増備されるようなので、5000形にもなんらかの余波があると思います。
いつもこんな風にコンデジで駅撮りだけ済ませてしまう事も多いのですけど、
ちゃんと撮影地で構えて、記録に残しておいたほうがいいかもしれないですね...。
>>個人的には小田急顔にの一段下降窓を備えた過渡期的な外観を持つ大好きな5200形が、
もう6連×3本しか残っていないことが衝撃...。
最大で20本くらいあったのに。