Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【てつどう】最後に残った営団(メトロ)5000系。

2010-07-16 | てつどう。

マイクロエースの5000系欲しい




6000系がまだまだ数多く残っている東京メトロの千代田線にも、
いよいよ新型車16000系がデビューすることになり、
JR車・小田急車以外は1968年の登場以来ほぼ6000系だけで占められてきた千代田線も、
大きな変化を迎えることになりそうです。


ところで、千代田線には、俗称「北綾瀬支線」と呼ばれる路線があります。
メトロ上での運転上の西の終点、綾瀬から北へ走る1駅だけの路線ですが、
千代田線と切り離されて運行されているのがこの北綾瀬支線。

wikiの説明をそっくり借りれば、
「開業時に設置された綾瀬駅と車両基地(綾瀬検車区)を結ぶ車庫線を
営業用に使用しているものであり、開業前の北綾瀬駅の需要予測から
ホームの有効長も3両編成分で建設された。
この区間ではワンマン運転が行われており、ホームドア(ホームゲート)が設置されている」
とあるとおり、人口の多い23区内を走りながらも、3両編成の車両がのんびり往復するという特徴があります。
まあ、さすがに足立区だけあって、景色はぜんぜんローカルでは無いんですが。


で、この北綾瀬支線。ここはこの特殊性以外にも、
とても貴重な車両が運転されているので有名なのです。

それらは、6000系の一次試作車(ハイフン車と呼ばれる)と、
東西線の主力だった5000系の生き残り。しかもアルミ車体の試作車。

どちらも希少車なのです。


で、先日、所用あって綾瀬に行った時、
時間があったので折り返しで北綾瀬支線を楽しもうと思ったら、いたのが5000系でした。
たった1駅ですが、東西線の5000系が廃車になっていらいの邂逅を楽しんでまいりました。


久しぶりにみた5000系。綾瀬駅の先っちょ、0番線にひっそりと停車中。
5000系は、かつては東西線用に428両も製造されましたが、いまやここの3連×2本、計6両が残るのみ。
なおこの編成、1999年くらいまで東西線にいたようです。



それにしても初めて見たわけではない緑帯の5000系ですが、
やはりieの頭の中では青帯なので、いつ見ても違和感がすごい。
ちなみに5000系、10両でも千代田線で運転されていた時期もありましたし、
この北綾瀬支線用の5000系もこれとは違う車両(ステンレス車)でしたっけ
(トップ画像はそのNゲージ模型)。


似たようなアングルでスミマセン。アップでもう1枚。



ワンマン運転のためホームドアがあり、うまく撮れませんねー。

しかし、こういう平妻の機能的な外観の車両ってやっぱり好きです。
機能だけでデザインされている潔さ。窓!ライト!扉!方向幕!




で、のんびり走ってもあっという間に1駅先の北綾瀬着。
このまま折り返しましたが、それでも十分堪能しました。
戸袋窓がある「田の字窓」(実際には「日」が2つ並んでる感じなんですがw)
の4ドア車なんてあまり乗れなくなったので、なんだか懐かしかったですヨ。
あ、小田急の5000系には最近乗ったなあ。これも記事にしないとね。





今度はハイフン車の6000系に会いたいです。





>>おまけ1。
綾瀬からの帰りに乗った209系の1000番台。これも貴重、2本のみ。
相当数の編成(6000系×36本、203系×16本など)が走る千代田線で、
1桁しかない本数の車両に会う確率は結構低いので、
ちょっと嬉しかったです。




>>おまけ2。
綾瀬に行くときに乗った6002F。第2編成で、一次量産型です。
16000系導入で真っ先に廃車になってしまうのかな?
しかし、いつ見ても斬新な車両です。21世紀でも主力が張れる素晴らしさ。
後継の16000系は、40年後にここまでのインパクトを保てるでしょうか。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする