ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

2096、目がくらんだ

2013年12月10日 | Weblog
1日、ニューヨークのブロンクスで起きたメトロノース鉄道の脱線事故のハドソン・ラインが4日運転再開されました。
1日朝の事故発生から3日後の全線開通です。
ベテラン運転手は「ブレーキが利かなかった」と話しています。
列車は制限速度を大きく上回る時速約131キロでカーブに進入しています。
うたた寝状態だった可能性も指摘され、人為ミスとの見方も出ています。
気になったのは「目がくらんだ」、という運転手の証言です。
事故現場の映像を見るとハドソン川沿いを南に向かって走っていた列車は左にカーブしました。
昇ったばかりの朝日を正面に見る角度です。

アメリカは現在冬時間(標準時間)で朝7:20分は日本とほぼ同じ明るさです。
「目がくらんだ」とは太陽がまぶしかったのか?
前方には高いビルはありません。
ベテラン運転手はそのことを十分知っていたはずです。
今の列車は自動操縦だと思うので、太陽が目に入っても事故につながるとは思えませんが。
事故原因については米運輸安全委員会(NTSB)が調査を進めています。

「目がくらんだ」事故で思い出したのは、トレードセンターで働いたときに起きた自動車事故です。
1986年頃ニュージャージーのフォートリーに住む日本人駐在員3人が、朝車に乗り合わせてマンハッタンに向かっていました。
方向は東、時間は7:20頃。
ジョージ・ワシントン・ブリッジに向かっていた車は、道端に停車していたトラックに追突しました。
3人とも怪我をして入院しました。
病院に見舞いに行きましたが、運転していた日本人の男性は「太陽がまぶしくて、一瞬目がくらんだ。」と言っていました。
事故後会社は乗り合わせでの通勤を禁止しました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿