ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

96、マンハッタンのストリートとアベニュー

2008年01月25日 | Weblog
マンハッタンの通りは縦(南北)に走るとアベニュー(Avenue)と横(東西)に走るストリート(Street)が「碁盤の目」になっていて、
「グリッドGrid(格子)」と呼ばれています。

これは人口が増加し街がバラバラに開発されてしまう前に、秩序だった都市計画をしようと1811年に始まりました。
しかし既に街ができ上がっていたロウアー・マンハッタンは通りが入り組んで複雑です。
規則正しく碁盤の目になっているのは14 STから上(北 )です。
ロウアー・マンハッタンの通りには番号ではなく固有の名前が付いています。
例えば金融街で有名なWall ST、チャイナタウンのあるCanal STなどです。

縦に走るアベニューは東から順に1、2、3、4、5、・・・・と番号がついています。
First Avenue 、Second Avenue 、Third Avenueとなっていて、有名な5番街はFifth Avenueです。
これはあくまでも基本で3と5の間は4ではなくレキシントン、パーク、マディソンの3つの通りがあります。

昔は4番街という呼び方もありましたが、3番街と5番街の間が広すぎるということで、
3と4の間に「レキシントン・アベニュー」を、4と5の間に「マディソン・アベニュ」を加えました。
その際4番街は整備され中央に緑地帯を設けて両面通行になり、その名も「パーク・アベニュー」になりました。
その分、他の道よりも広くなっていて緑地帯には桜や四季折々の花が咲きます。)
*基本的にアベニューは一方通行になっています。
(例えば、5番街は北から南に向けて一方通行です。)
さらに、マンハッタン島の東に膨らんでいる部分ではFirst Avenueの東にYork Avenueがあります。

一方、横に走るストリートはロウアー・マンハッタンのHouston Streetが「ゼロ」で、すぐ北の道が1st Streetで、
順次2nd Street 、3rd Streetと北へ向かって番号が増えて行き、最北端は220th STです。
  *ちなみに、Houston StreetのHoustonはヒューストンではなくハウストンと発音します。
   最近人気のおしゃれな町ソーホー(SOHO)はHouston Streetの南South Houston の意味です。

このように規則正しい「碁盤の目」を作っている中で1本だけ斜めに走っている変わり者がいます。
それはブロードウエイです。
マンハッタンの最北端から最南端のバッテリー・パークまで斜めに横切っています。
 *図はミッドタウンのストリートとアベニューです。
  アベニューとストリートには地域によって固有の名前が付いているところもあります。
  例えば、6 Avenueはアベニュー・オブ・アメリカ、
  8 Avenueのセントラル・パークに面している所はセントラル・パーク・ウエスト、
  11 Avenue はウエスト・エンド・アヴェニューなどの呼び名があります。

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