5291、白河の関を超える

深紅の優勝旗がついに「白河の関」（福島県白河市）を越えました。
関の跡地にある白河神社では、高校野球の歴史的瞬間を見届けようと、白河市などが開いたパブリックビューイングに神社関係者や市民ら約80人が集まり、固唾（かたず）を飲んで試合の行方を見守りました。
優勝が決まると、感極まる人の姿も。
校歌斉唱の時には全員が立ち上がり、手拍子で選手らの健闘をたたえました。

白河の関（福島県）で仙台育英の優勝を祝う人たち（22日）

高校野球夏の大会は1915年に始まり、今年で108年になります。
戦争（2041～45）や新型コロナウイルス感染拡大（2020）などで中止の年もあり、今年は104回大会。
この間、東北の地に深紅の優勝旗が渡ることはありませんでした。
白河の関越えは東北地方の悲願で、多くの人が優勝する瞬間を待ち侘びていました。
23日、優勝旗が白河の関を超えました。（新幹線で通過）
東北・北海道などの北国は雪が多く、冬はほとんどグランドでの練習ができません。
他の地域と比べて練習環境が厳しいものがありました。
近年は室内練習場なども整備され、力の差は無くなってきました。