ニューヨークの想い出

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1511、プリンスが

2012年05月05日 | Weblog
テニスラケットの「プリンス」で知られる米スポーツ用品メーカー、「プリンス・スポーツ」は1日、米連邦破産法11章(日本の民事再生法に相当)の適用を連邦破産裁判所に申請しました。
負債総額は6500万ドル(約52億円)を超えるとみられています。
プリンスのラケットはマルチナ・ナブラチロワ、マリア・シャラポワ杉山愛ら、世界のトッププレーヤーに愛用されたことでも知られています。

プリンスは、1970年代に通常より大型のラケット「デカラケ」を販売し、テニスブームを巻き起こしました。
プリンスの「デカラケ」といえば台湾系アメリカ人選手マイケル・チャン選手を思い出します。
身長175センチの小柄な身体のベースライン・プレーヤーで、どんな球でも拾いまくるフットワークが持ち味の選手でした。
シングルスでの自己最高世界ランキングは2位で、ATPツアーでシングルス34勝を挙げています。
特に印象に残っているのは1989年の全仏オープン男子シングルス4回戦でイワン・レンドル(チェコ)と対戦したときの試合です。
レンドルは188㎝の長身で、当時圧倒的な強さを誇っていました。
このときの試合はテレビで見ていましたが、旧約聖書の少年ダビデ(後のユダヤ王)が巨人ゴリアテと戦うシーンにも例えられました。


チャンのアンダーハンドサーブによる奇襲作戦はレンドルのペースを崩しました。
このときの試合でもプリンスの「デカラケ」を使っていました。
チャンは4回戦でレンドルを破り、決勝でステファン・エドベリ(スウェーデン)に勝って「17歳3ヶ月」の大会最年少優勝記録を樹立しています。


私もアメリカにいるときはチャンと同じプリンスの「デカラケ」を使っていました。
このラケットを日本に持って帰って使っていましたが、今は他のメーカーのラケットを使っています。
下の写真は日本に帰ってから買ったプリンスの「デカラケ」ですが、これ等も現在は使っていません。
最近はあまり「デカラケ」を見ません。
日曜テニスでもプリンスのラケットを使っている人が何人かいますが、「デカラケ」ではありません。
ラケットには「OVERSIZE」と書かれています。
長さは同じですが、ボールを打つ面が通常のラケットに比べ大きくなっています。
それでも空振りすることがあります。

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