ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

5111、ウエストサイドストーリー

2022年02月25日 | Weblog
昨日、映画「ウエストサイドストーリー」を見てきました。
1961年に映画化もされたブロードウェイミュージカルを、スティーヴン・スピルバーグ監督が再映画化。

『1950年代のニューヨーク・マンハッタンのウエストサイド。
貧困や差別による社会への不満を抱えた若者たちは同胞の仲間たちとグループを作り、それぞれに敵対し合っていた。
ある日、ポーランド系移民の「ジェッツ」の元リーダーであるトニーと、対立するプエルトリコ系移民の「シャークス」のリーダーの妹マリアが出会い、一瞬で恋に落ちる。
その禁断の恋は、多くの人々の運命を変えていく。
「ロミオとジュリエット」をモチーフにした<伝説のミュージカル>』
以上は予告編より(以下の画像も)

映画の冒頭は建物の解体シーンで「68 Street」の道路標識が、ちらっと見えました。
この辺りはリンカーン・センター建設地域で、映像に入れたのは場所を特定するためのスピルバーグ監督の演出か?

再開発で住まいを追われる人たちの葛藤も描かれていました。

解体された地域で、トニーは左の店で働いている
中央はオーナーの老婦人で、トニーの後見人(この店も壊される運命か?)
リンカーン・センターは1959年に着工、10年以上かけて完成

トニーとマリアがダンスパーティーで出会ったその夜、マリアのアパートの外階段で「Tonight」を歌う

アパートの窓と窓をロープで結んで洗濯物を干す
この光景は私が住んでいた頃のニューヨークではよく見ましたが、今はあまりないと思います。
翌日の初デートの待ち合わせ場所は72 Streetのサブウエイステーション
ギャング団の決闘は67 Streetのハドソン川沿いの古い塩倉庫で、床に穴が幾つもあった。

ヘルズキッチン北のハドソン川沿いで当時は空き倉庫が多く、荒廃していた。
「シャークス」のリーダー(マリアの兄)と「ジェッツ」のリーダーはここで死ぬ。
最後はトニーも死んで、悲劇的結末。

デパート「GIMBELS」で、ちらっと出てくる

マリアたち映画の中のプエルトリコからの移民女性はここで掃除婦などとして働く
ギンベルズはメイシーズと並ぶ大型デパートで、全米展開していました。
私がウエストサイドに住んでいた頃はメイシーズのすぐ近くにあったが、1987年に閉館。
エピソード:すぐ近くにライバル店がオープンした日、メイシーズは『WELCOME GIMBELS!』と新聞に一面広告を出し、翌日の新聞広告にギンベルズが『THANKS MACY'S!』とすぐに応じた。
粋な応酬がニューヨークの話題になりました。

映画にはニューヨークの懐かしい風景が多く出てきます。
設定は1950年代後半ですが、私が知っている70年代と変わらない

ウエストサイドの街並みで、左端に見える鉄製のごみ箱が懐かしい(上)
映画「ティファニーで朝食を」でホリーが朝食を食べた後、ごみ箱にごみを捨てます。
1961年の「ウエストサイドストーリー」のマリアはナタリー・ウッドが演じましたが、オードリー・ヘップバーンも候補に挙がっていました。(当時、妊娠していたので実現しなかった、と聞いたことがあります)
トニー役は、エルヴィス・プレスリーも候補だったようです。
消火栓から噴き出る水(中)
ウォータータンク(下)
他、全編が懐かしい。

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