4509、予算削減

米ニューヨーク市のデブラシオ市長は6月30日、ニューヨーク市警の予算（今年7月～来年6月）を10億ドル（約1080億円）削減することで市議会と合意したと発表しました。
ミネソタ州での黒人男性死亡事件以降、警察の改革や予算削減を求める声が強まっています。
ニューヨーク市庁舎周辺では先週から、デモ隊が「警察の予算を打ち切れ」などと訴える泊まり込みの抗議活動が続いていました。
市内では今年、銃犯罪が前年より約4割増加し、抗議デモが拡大した6月からは急増しています。
6月19～27日だけで83件の銃撃事件が発生し、死傷者は計112人に上りました。
警察に対する風当たりは強くなっていています。
新型コロナウイルスによる病欠や早期退職を希望する警察官が急増し、警察官の士気の低下が問題になっています。
「ニューヨークの治安を守る」という思いで警察官になった人も多いと思います。
1980年代までは犯罪多発していたニューヨーク市でした。
90年代に入ってジュリアーニ市長は警察官を増やし犯罪が減少しました。
予算削減でニューヨークの治安は？