ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

4288、教皇来日

2019年11月25日 | Weblog
ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は23日、今回のアジア歴訪における2番目の訪問国である日本に到着しました。
24日は原爆の被爆地である長崎と広島を訪れ、核兵器の脅威を訴えて平和の祈りをささげました。
教皇の日本訪問は1981年の第264代教皇ヨハネ・パウロ二世以来、2度目です。

23日午後、羽田空港に到着した教皇は強い雨風の中、タラップを降りました。
世界の要人が来日したとき、タラップを降りるのが一般的です。
われわれ一般人は横付けされたロビーに降り、濡れることはありません。
要人の場合ロビーを通ることなく、タラップ下に待機した専用車に乗り込みます。
これはセキュリティの関係か?
「4105、令和初の国賓」などを参照

私は「ローマ法王」と覚えていましたが、テレビや新聞では「教皇」と呼んでします。
ネットで調べると、
『法王』も『教皇』どちらも『pope』と英語表記され、意味はカトリックの最高権威です。
ですので、英語では『法王』も『教皇』も同じ意味なんです。
日本は宗教上のいちばん位の高い人を指した『法王』と訳すか、教えを授ける最高位の人を指す『教皇』と訳すか統一していなかったためです。
また、時期やきっかけの影響もあります。
『法王』とは、日本政府が太平洋戦争が始まって間もない昭和17年(1942年)にバチカンと正式に外交関係を結んだときからの呼称です。
『教皇』とは、日本のカトリック教会が1981年のヨハネ・パウロ2世来日時にそれまで併用して使っていた呼称を『教皇』に統一してからの呼び名です。
つまり、日本政府は『法王』と呼んでいて、カトリック教会は『教皇』と呼んでいたということです。