151、ブライアント・パーク

ニューヨークの公園というとセントラル・パークを思い浮かべます。
セントラル・パークはマンハッタンのほぼ中央に位置していますがビジネス街の北、住宅街にあります。
小さな公園ですがビジネス街の真ん中にあって、ビジネスマンのオアシスとして人々の憩いの場となっているのがブライアント・パークです。
42丁目の南側に面し、5番街と6番街の間に位置し、ニューヨーク市立図書館の西側にあります。
摩天楼に囲まれ、木々の間から高層ビルが見えます。
タイムズ・スクエアとグランドセントラル駅のちょうど中間で、マンハッタンでも最も人通りの多い場所です。
ランチタイムにはテイクアウトの昼食を持ったビジネスマンで溢れ、昼休みの休息を取ります。
春から夏にかけては無料のコンサートや映画が上映され、いろいろな催しが行われます。
冬は無料のスケートリンクがオープンし、ホリデーシーズンには大きなクリスマス・ツリーが建てられます。
（私がいた頃にはスケートリンクやクリスマス・ツリーはありませんでした。）
1970年代は治安が悪く、昼間でも麻薬の取引が行われるような公園でしたが、80年代後半から整備が始まり90年代半ばには大人も子供も安心して憩える公園に生まれ変わりました。
すぐ西のタイムズ・スクエアも治安の悪い地域でしたが、再開発され生まれ変わっています。

緑が美しいブライアント・パーク。
周りの高層ビルがマンハッタンの中であることを示しています。
後方にエンパイアステート・ビルが見えます。