ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

78、ジョン・レノン殺害される

2007年12月08日 | Weblog
1980年12月8日(現地時間)、ジョン・レノンがニューヨークの自宅アパート「ダコタ・ハウス」前で、狂信的なファンとされるマーク・チャップマンに殺害されました。
午後10時50分、レノンとヨーコの乗ったリムジンがアパートの前に到着しました。
前庭に隠れていたチャップマンはレノンが彼の前を通り過ぎたとき暗闇から「ミスター・レノン」と呼び止め、銃を発射しました。
撃たれたレノンは直ちにルーズベルト病院に搬送され、病院に着いたときはまだ意識はありましたが午後11時過ぎに死亡しました。

レノンが撃たれた時刻に私はダコタ・ハウスの近くにいましたが、そのことは知らず家に帰ってテレビで知りました。
レノンが搬送されたルーズベルト病院は「ダコタ・ハウス」から近い58st~59stと10~9Aveにあります。
私はルーズベルト病院には少なからぬ思い出があります。
渡米して1年くらい経った1974年頃でした。
事故で手を怪我したときに連れて行かれたのがルーズベルト病院でした。
何針も縫う怪我で、かなり出血しました。
その傷跡は今でも残っていて時々痛みます。
ルーズベルト病院のことはすっかり忘れていましたが、レノンが搬送されて死亡したのがルーズベルト病院だと知ったときは感慨深いものがありました。
何しろ、ジョン・レノンは我々の世代にとっては最高のヒーローです。
ビートルズについてはあまりに有名で、ここで書くまでもありませんが、音楽史に残した功績は計り知れないものがあります。

ストロベリー・フィールズ(Strawberry Fields) はダコタ・ハウスから通り(セントラルパーク・ウエスト)を渡った、セントラル・パークの中にあります。
レノンの死後、彼の歌「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」にちなんで名付けられた場所で、毎年12月8日の夜には多くのファンが彼を偲んでここに集まり、ろうそくを灯して彼の歌を歌います。