BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
読んだ本や見た映画、食べた料理、旅先、育児や日常のことなど、趣味をつらつら語ります

I LOVE NEW YORK

2006-07-31 14:08:00 | のほほん日記
ついにきた。延ばして延ばしたが、ついに私のNY生活も今日が最後。
たったの15ヶ月。
一年いれば、、、なんて長い目で見てたのに、あっという間。この街は私に考えるという時間すら与えてくれない。それくらいここでの毎日はエキサイティングですばらしく、時が経つのを忘れさせてくれた。気がついたら10ヶ月、12ヶ月なんてあっという間で、もっと長く居たいなぁと思ったのですが、ビザの関係やお金がなくなっちゃって(3-4月の旅行に使いまくったせい)これが限界になっちゃいました。
残念、というか寂しいよー。
でもでもこの一年あまりの間ホントに楽しかった。ありがとうNY。ずーとNYに憧れてて、住んでみるとやっぱり楽しくて世界中でこんなに夢中になれる「街」なんてそうそうない。これからもNYは私の心の故郷。何かあるたび私はここでの生活を思い出すでしょう。
いつかまた、戻ってきたい。日本で成功した時か挫折した時、どちらもこの街は私を優しく、手厳しく、人々は暖かく迎えてくれるはず。ニューヨーカーはクールで冷たいなんて誰が言ったものか。かっこよくて、とびっきりお茶目でフレンドリーな人々がたくさん住んでる私にとっては世界で一番ラブリーな場所です。

今日は良いお天気、昨日スージーと約束した私の最後のスクールアクティビティ!フェリーでスタテンアイランドへ。スナックハーバーセンターの植物園でリラックスしてきました。ここにある中国式庭園がすごく美しかったです。帰りに地下鉄でスージーにお別れするときは悲しかった。ジウンほどではなかったけど、やっぱり私にとっては一番大好きな先生であり、同い年の仲間であり、アメリカ人の友達なので急に切なくて胸にこみ上げてきたけど、グッとこらえた。彼女は次に私がNYへ来たときのホステルです。
夕方からクーとじゅんじゅんとエンパイアに登りました。誕生日に果たせなかったエンパイアの叫び、記念すべき最後の日にできて幸せです。しかも今日はナイスビューで、バタービルからフラットライアン、クライスラーまでくっきり見れてすばらしかった。結局3時間ぐらい日没から夜景までおしゃべりしながらスティしてました。「グッバイNY、また帰ってくるよ」って叫びたかったのですが、このシーズンのエンパイアは殺人的な込み具合で止めておきました。カラーは緑・赤のなぜかクリスマスカラーなエンパイア。いつも私の心を慰めてくれるNYの贈り物です。

最後なんで、ちょっとNYについてのお話を。
私がNYに興味をもったのは20歳の頃でした。その頃秋元康さんの本にはまっていて、彼のエッセイを読みまくりました。そのエッセイの中でNYについて描かれてるコラムがあったのです。もうはっきりと思い出せないけど、
『ニューヨーカーは同じような無地の白いシャツを何枚も持ってる。
しかしどれ一つとして同じように見えないように毎日コンディネートしてくる。
それがニューヨーカー。
若者よ。
ニューヨークを見てほしい。
もしあなたが若かったら、
いやとにかく20代のうちにでもいいから、
できるだけ若いうちの、
この街を見て感じてほしい。』
みたいなエッセイだった気がする。
そのときは私は大学生で、社会も何も知らなかったので、ましてや外国に留学しようなんて考えてもいなかった。
ただ漠然とその文章が気にいり、いつかNYという街に住んで見たいってずーと心のどっかに引っかかってた。
っして卒業、就職。
しかしある日突然起きた9・11。
あの映像は相当ショックだった。自分の憧れだった街が何者かによって壊されていく。いつかフェリーからツインタワーをこの目で見られるのを楽しみにしてたのに、それがもう永遠に手に入らないとわかったショックは大きかった。
しかしそれ以上に打たれたのが、ニューヨーカーのたくましさ。遠く離れた外国なのに、何かものすごいエネルギーを感じた。
もう絶対あの街へ行かなくては、理由なんてないのです。ただNY行きたい、あのエネルギーを感じたい。あの街で生きてみたいって、思ったのです。
だから実際こうして来れて、わずかな期間でもNYの人々、日々切磋琢磨してるこの街の勢いに触れられて本当に良かった。この一年間私はほんとうに幸せ、充実を感じた。
テロやなんだといわれてますが、この街にはそれに屈しないたくましさ、強さであふれてます。
世界で一番刺激的。
そして夢を求めるすべての人たちのキャピタルだと思う。
世界中からたくさんの人々が働きに来てて、あらゆる国の人の文化が垣間見えて、そしてそれに触れ合える。混ざり合うことのなくお互いに接し合いながらも、それがこの街を更に魅了的にしていく。
だからI LOVE NY
すべてのニューヨーカーに愛を!
どうもありがとう。
そうかこれからも日々進化して変わり続けていくNY。その奥深さは変わらないで。いつも私達を自由の女神とともに優しく迎え入れてほしい。
GOOD BY そして SEE YA!