最近になって入手した先崎さんのうつ病九段を読んでいます。
体調だけでなく簡単な詰将棋さえも詰ませられなくなるというこの症状は、本当に大変だったんだろうと思うし
先崎さんが出てくると拍手を送りたくなる。
ツイッターとブログを両方かじってるがツイッターのいいところは、即座につぶやけるところ難点は、細かいことを説明しようとすると
字数制限にひっかかる。 ブログは、少し書く内容をためないとなんとなく書き込みずらい(個人的な意見だけど)
ツイッターを見てるとEOGさんがみんなの詰将棋アプリを解いて149番が難しかったとつぶやいていた。どれどれということで
挑戦。3分経過 えー詰まないこんなシンプルなのにこっちもうつ病かなと思うくらい悩んだが5分くらいたってようやく詰んだ。
単に解図力が落ちているだけだろうと納得
その149番がこれ 藤井憲郎さんの作品。藤井さんの詰パラ 中23にも苦戦させられたしすごい作家だ。
さて簡単に詰ませられましたか、筋のいい人は苦戦するかも。
スマホ詰パラに話題をふります。
まずは、ひざん さんのこの作品 3手目が絶妙だ。
解説を読むと参考図の方がよかったかとあった。確かに
単に手数を延ばすのであれば桂打ちは入るが改悪だろう(参考2図)
次は、三輪さんのこの作品
毎回どういう趣向なのか楽しみな人であるがうっかり書き方を間違えると噛みつかれる(笑)
短手数だがマジックショー 詳しい手の解説は、本人の解説が実に詳しく書いてあるのでそれを参考に
途中図を見れば見事に馬とと金の位置がひっくり返っただけであるがここから3手詰。
このからくりを創るのに大きな舞台装置だがどれも必要なのでちょっと考えてみると 23の歩はいるのかと考えるとないと4手目に45王と逃げる変化で23の地点へ遁走を
防いでいる。 48とは、ないと66馬の筋で余詰むようだし さすがにぬかりはないです。
次は、常連さんの一人で常に軽快作を披露してくれる
この作品
この収束は、短編によく見られるが気持ちの良い収束である。
コメントで、駒減案があったがこれもとてもいい案。9手詰み
この作家の作品は、個人的に楽しみにしている。
最後にこの作品 実は、この作者も本当にいい作品を創るので、過去作品も何問か振り返ってみたがやはり好作品が多い。
初手は、なんとなく31角と打ちそうだが失敗。狙いの一つは、31銀、同王、53角に42桂の限定合いだろう。
すすんで途中図となるが
少しまだ落とし穴がある。42金、22王、32金でも一瞬詰みに見えるからだが以下 13王、46角に35香の中合いで詰まない。(これは、解説にも書かれていたが将棋の受けの常套手段)
そこで42角成だが22王に次の手が決め手だ。見える人は一目だろうけど実戦で見落としがちになる。