日曜日のNHKの将棋トーナメントは、毎週録画して見ているが、アシスタントの藤田さんすっかり慣れてきたようだ。
見ていてほっこりした気分になる。 矢内さんの時もよかったし清水さんはちょっと真面目さが出過ぎるくらいのできだったが藤田さんはちょうどいい。しいていえばもっと女流の将棋で頑張ってもらいたい。
普段は、ちょっとやさしすぎるということで、NHKの将棋講座のテキストを買うことはなかったのですが6月号の角交換振り飛車の講座がわかりやすかったので、復習の意味で買ったのがきっかけ。
7月号は、矢倉の講座だったが 小倉さんの自戦記 橋本VS小倉がちょっと見たかったので購入。
放映では、入らなかった感想が見たかった。
下町流三間飛車がさく裂して優勢に進めたが橋本さんの勝負術に屈した。
ちょっと振り返ると
先手▲橋本8段 後手△小倉7段
ここでは、後手がよさそうだがなにぶん竜取りが残っているので考えどころ。時間のある将棋なら勝ちを読み切れるのかもしれない。
ここから△77金▲同桂△67角▲89銀△78銀▲同銀△同角成▲88金△67金▲89金打△88馬▲同王△17竜▲78銀△同金▲同金△37竜▲79金打(次図)
と進展して先手に形勢は傾いた。角を犠牲に自玉を固めたあたりがさすがといえるところ。
じゃ どうすれば寄っていたか? 放送でもちらっとやっていたが
自玉(後手玉)の安全度を見切って2手すきで進めればよかったようだ。
△68銀▲88金△77銀不成▲同桂△67角▲78金△同角成▲88金△79金▲89銀△88馬▲同王△68金(次図)
と進めるのがよかったようだ。竜当たりを無視して迫るわけだ。参考になった。
普及活動に熱心な小倉7段勝ちたかっただろうな。生徒さんが喜ぶ顔が見えたのかも。
このテキストにも巻末の方に詰将棋のコーナーがある但し初級向けだが、講師は、船江さんなので一流であるが。
今月号のお題の問題は、ちょっと冴えなかった。ここでは載せないがツイッター #スマホ詰パラ でつぶやいてみた。
なお今月号のこのコーナーは合いごまを考えるとなっている。
例題がこれ
52竜と突っ込む一手だが何を合いごまするか? 飛、金以外は31角から簡単。飛車は、同竜でもっと簡単。
金合いが正解だが、同竜、同王、24桂というお決まりのコース。
ちょっとかえるだけでいも例えば(参考図)こんな感じで (22金が入るだけだが)
スマホ詰パラにも出せないレベルだが。
ただこの手の合い駒は、詰将棋において定跡みたいなものですね。