詰将棋といえば芸術作品からちょっとした小品まで多種多様ですが、個人的には塚田作品(塚田正夫九段)が好みですが、
昔 近代将棋という雑誌で毎年塚田賞というのがあった。 塚田正夫九段が第一人者というところから決めたれたのかどうかはわかりませんが本人も選別に参加されていたと思います。
その塚田賞のなかの短編賞で記憶に残っている作品を3つほどご紹介。どれも手を出したくなる作品。それが一番の魅力
手元に塚田賞受賞作品集という小冊子があるのでそれから選べました。
まずは、堅山道助さんのこの作品
これは、だれも手を出したくなる作品 3手目に妙手があります。つまり33銀、同銀(途中図)
次の手がわかればすーといきますがそのあとも銀の打ち場所を間違うと詰まないので注意。 途中図から9手で詰みます(元図から11手)
挑戦あれ
次は、岩城さんの作品 これは塚田さんの好みで選ばれたものかもしれません。
初手は、22銀成です。13王と逃げられ(途中図)次の手が異筋の手です。
次の手は、見えやすいかもしれません。でも塚田九段は気に入ったようです。ここから7手詰みです。
最後も同じ岩城さんの作品
これは、結構難しい。 初手が意外な24桂です。 普通は、23銀あたりから読むと思うのですが
24桂、22王、23飛、同王、34銀、22王 (途中図)
24桂から読むと途中図あたりまで読んで、詰まない。ということで他の筋を探しそうになりますが
実は、途中図から7手詰みです。見えにくい筋です。打った桂馬ですから(ヒント)