バビル3世ブログ(将棋、書籍他) 

最近では、将棋ネタが多く特に詰将棋ネタが多いですね。
まあいろいろ書きたいんですけどね。

悩む力 他

2013-03-09 23:17:52 | 映画、ドラマ、書籍等

ここのところ読んだ本のコメントを書いてみたいと思います。

まずは、書店ガール

著者は、女性の碧野 圭さん。 書店めぐりが好きなので単に書店をテーマとする小説を読んでみたいと思ったのがきっかけ。 大型書店で働く女性店長が主人公だけど経営陣との攻防、売上アップや書店の実際の仕事が垣間見えて、まあまあ楽しめました。 最初対立していた女性従業員とは最後共闘して経営陣とやりあう。こういうちょっと爽快感もあります。

まあ私が住んでいるのは、田舎なので大型書店には、大阪や東京に行くときにしかなかなか浸れませんが至福のひと時です。

次にビブリア古書堂の事件帖4

いつのまにか大ヒットシリーズになってドラマ化されていますが、今回初めて長編作品となりました。

アマゾンレビューを見るとシリーズで一番評価がいいようですが個人的には、そうは感じませんでした。 ちょっとした謎解き要素というのが一番少なかった感じで、今までのシリーズとちょっと違う感じがしました。

シリーズも後半戦に入ったということで、栞子と五浦くんとの関係。母親登場で最後の結末を意識する展開になってきたと思います。そこらへんが見え隠れし始めたので当初あったようなすっきりとした推理というのは薄れてきたと思います。

唯一見ているTVドラマがこれなんで、志田が出てくると高橋克実さんの顔がよぎるようになりました。

そして今日読み終えたのが悩む力  

著者の姜尚中さんは、TVによく出てくる政治学者ということでしたがあまりTVを見ないのでよく知りませんでした。

このなかででてくるマックスウェーバーと夏目漱石ですが、どちらも作品を読んだことがなかったので機会があれば挑戦したいと思います。

夏目漱石の作品をピックアップして漱石が100年前に資本主義が発展するとこうなるというのを予測していたという点にはちょっと関心しました。

悩むことから逃げないで正面から考えるという感じで読んでみました。多少気持ちが軽くなるような読後感が残りました。

なぜか我が家の本棚には、こころ(夏目漱石)があるのでちょうどよいきっかけかなと。

姜尚中さんの動画あったのでみましたが、ちょうどこの本を書くときには、彼の長男はまだ存命で、すごい時期に書き上げたんだなあと思いました。

 

 


終盤戦寄せの妙手 発展編

2013-03-09 19:05:14 | 将棋

昨晩のWBC 井端選手すごいですね。鳥谷選手も盗塁もすごかったし 坂本選手の後ろ向きのキャッチもすごく。すべてが合体して好結果をうみました。観客は遅くなってもあの感動には満足して帰宅したしたでしょう。あんなすごい試合めったにないですから。台湾選手含めてどちらも素晴らしかったですね。

今日は、西日本 黄砂でちょっと霞がかかっていました。町ゆく人もマスク姿の人が目立ちました。花粉だけではなくなってきたのがいやですね。

久々に書店に行く機会があったので、ちょっと暇つぶしがてらに終盤戦寄せの妙手(発展編)を購入しました。

10ページ程度の野月7段の講座は、いいのですが残りの100問は、週刊将棋の3段。4段、5段クラスの問題ということでしたがいかん問題が簡単すぎます。週刊将棋を購読していないのでまあいいかと買いましたが、正解率の高い問題が多いので、ちょっとものたらない感じです。

そのなかで少し面白い問題を見つけたので紹介します。44問目です。(下図)正解率75%の問題。

まあ この問題自体そう難しくありませんが、これをみたとき あの変化だなとピンときました。それは次図です。

 

この横歩取り△4五角戦法の一変化である程度有名な局面です。

おそらくここから▲3九金△5八成銀▲3二成香△同銀▲8三角△3九金▲同銀△2六香 とすすめば問題図となります。

まあでもこの△2六香は、先手の次の一手を見落とした大悪手ではあるんですが。

一番最初の問題図 正解はわかりましたでしょうか?