明日からまた3日ほど新宮市のほうへ宿泊出張です。
すなどけい(詰将棋集)でも持っていって、宿(ビジネスホテル)でゆっくり詰ませることにしよう。
今日は、将棋ネタです。 久々に倶楽部24を観戦していて、相横歩取りに出会いもしかして先手 受け間違うのではないかと思っていた矢先 やはり間違えていたのでちょっとまとめてみます。
テーマは、下図の相横歩取り後手△2七角の変化です。
以前に流行した形ですが、しばらくすると忘れるのが常ですので、まとめて見ました。
ここでいろいろ有力な手がありますが ▲7九金がおすすめ
以下△4九角成▲同王△2八歩▲同銀△2七歩▲3九銀△3八歩▲同王△5九飛▲6八銀(下図)と進みます。
ここで村山本では、△2八金▲同銀△同歩成▲同王△5八飛成▲3八飛△4七竜▲4八金△4六竜▲2四角△3三角▲4六角△9九角成▲9一角成(下図)で先手よしと解説されています。
確かにここで△2六歩がちょっといやらしいですが▲2七歩とあわせ△同歩成▲同王△4四馬なら▲3六王と安全地帯をめざしてやれそうです。
がここで村山本の変化でなく △2八金のかわりに単に△5八飛成の変化も知らないといっきに負けます。
それを解説します。
▲6八銀の図面(2つ目の図面)より △5八飛成▲2七王△4七竜▲9一角成△3六金▲1八王△2六歩▲2八歩△4九竜▲3六歩△3九竜▲5六角△3八銀▲6九飛(次図)
と進めるのが先手としては、好判断 ▲6九飛でうっかり▲3八角と精算にいくと△同竜で簡単に受けなしになってしまいます。
以下 △6九竜に▲3八角と銀のほうを取るのが正解 (次図)でようやく先手に形勢が傾いてきます。
以下は、△4八飛▲3七馬△6八竜▲同金△同飛成あたりでしょうけどもう一手 先手はがっちり受けて(例えば▲3九金とか)その後の反撃(▲3五香とか)がきびしいのでさせる感じです。
とまあ △2七角はこんな感じで受けき勝ちをめざしてはいかがですか?(ただし受け間違うといっぺんに敗勢になるのでうろ覚えは禁物ですが。)