バビル3世ブログ(将棋、書籍他) 

最近では、将棋ネタが多く特に詰将棋ネタが多いですね。
まあいろいろ書きたいんですけどね。

名著講義

2012-06-06 07:43:03 | 映画、ドラマ、書籍等

先日まで、病院に泊り込んでいたこともあり 空いている時間でいくつかの本を読みました。そのなかでなかなか良かったとと思われるのが名著講義です。

これは、名門国立大学 御茶ノ水女子大学の実際の講義を書籍化したものですが、日本文学はあらためて深いと感じた次第です。この講義は、実際に1週間に1冊指定の文庫本を購入し1週間以内に読破しレポートにまとめるという講義で、これが半年続くわけですからなかなかハードルが高い講義です。

初回は、武士道(新渡戸稲道)から始まりますが、以前 その翻訳本を買ったことがあるのですが確か 途中で挫折した記憶があります。実際の講義では、翻訳本でなく岩波文庫の新渡戸稲造著 なのでさらにハードルは高いと思います。 文系の人ならそうでもないかもしれませんが。

新版 きけわだつみのこえ 編では、アメリカが原爆投下を正当化しようとした工作についての真実や 特攻隊は、大学生の主に文系の生徒が行ったという事実。理系が残ったため 戦後 ソニーや松下といった技術系の企業が発展したという話や話題には事欠きません。

この本を読んでみてあらためて日本文学も読み直してみようかという気にさせる本です。