咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

映画「RAIL WAYS」

2010-06-07 21:57:47 | レビュー
 東京の大企業に勤める主人公、取締役を約束されていたが、田舎に一人住む母親が倒れたこと、リストラの行われた部署の友人が自分の夢を実現したいと言いながら事故死に会ったことを機に、今までの生活を捨て子供の頃からの夢であった電車の運転士になるという物語

 仕事一図の会社人間であった主人公は、家庭を顧みないことから妻ともギクシャク、妻はハーブティーに癒しを求めハーブティーのお店を始める。

 就活中の娘も自分の居所が分からず主人公とギクシャクしているが、祖母が田舎で倒れたことを機に大学の休みを使って、病院で祖母の世話をするうちに、東京と違って時間がゆったりと流れる生活に心が落ち着いてくる。

 主人公が娘と共に母の看病などで田舎に帰っていた時、家の中で子供の頃集めていた電車の切符を眺めながら、娘にバタデン(一畑電車・・・島根県出雲市)の運転士になると言い出す。
 運転士募集のチラシを見ながら夢を膨らませ、面接試験を受けるが49歳で大企業の幹部社員・・・・・面接官の電鉄の社長と部長も冷やかしかと思うが、余りの熱心さに心を動かされ採用へ。

 若い青年と二人採用され、東京の京王電鉄で研修を受け運転試験に受かり、新人運転士となった。
 
 妻と娘を東京に残し、故郷での電車の運転士としての生きがいを見出して行く主人公、入院中の母親は、元気で子供の頃の夢を叶えて頑張っていることに安心する。
 娘も大好きな祖母の看病に頻繁に帰るようになり父親との会話もスムーズになり、ギクシャクしていた親子関係も良くなって行く。

 妻も夢に向かって走る主人公の姿に共感を抱き、家族として一つの生き方ができるようになってくる・・・・主人公の運転する電車に乗り込んで。

 ところが、母の病が思わぬ方向に・・・・・・。

 現在では、作品の中でのみ走る“日本最古級電車・・・デハニ50系”。
 
 のどかな田園風景に溶け込んで走る姿が目に焼きつく
 
 鉄道ファンにとっては、必見の映像がたっぷりの映画。

 家族愛、親子愛そして日本の原風景の中のもう一つの主人公の電車・・・・・・

 母親役の奈良岡朋子さん・・・・・とてもいい味が出ておりさすが名女優。百恵さんの次男三浦貴大さんもデビュー。

 記憶に残る・・・・いい映画でした。(咲・夫)



「49歳で電車の運転士になった男」(出典:RAIL WAYS公式HPより)

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2 コメント

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いい映画でした (咲とその夫)
2010-06-09 21:59:37
 いつもご覧いただきありがとうございます。
 ここのところやっと暖かくなりましたが、畑の方にはもう一雨ほしいこの頃です。
 映画「RAIL WAYS」思いがけずいい映画でした。中井貴一さんは、夢に向かって走る爽やかな大人雰囲気、奈良岡朋子さん、田舎の母親役がものすごく上手でさすが大女優さんと思いました。
 田舎の風景に溶け込んだ古い電車の走る姿も良かったです・・・・是非ご覧下さい。

 仕事の方6ヶ月目に入っていますが、のんびりと家庭菜園をしたいと思う毎日です。
 来年の3月までもうひと頑張りをと思いながら出勤しています。 
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RAIL WAYS 楽しみです (中谷由紀子)
2010-06-07 22:01:13
咲様 やっと暖かくなってきました.もう冬のセーターしまってもいいでしょう。[RAIL WAYS]予告編をみて、是非みたいなあと思いました。先日テレビで中井貴一さんが撮影地を案内していました。静かでおちつきのある街という印象でした。出雲大社には是非行ってみたいですね。お宅の花々の写真も楽しく拝見しました。我が家は藤が終わり、クレマチスが満開。目下私は雑草とりに追われています。
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