ねーさんとバンビーナの毎日

「静」→ 「淡」→ 「戻」→ 「無」→「休」→「解・涛」→「涛・停」→「抜」→24年「歩」 最終章序章スタート!

「いいよ、私が小芝居打つよ」な心境で。

2021年11月09日 23時49分00秒 | 考えるねーさん
ある人Aが仕事を辞めたがっていた。
しかし代わりになる人もおらず、それはなかなか認められない。
本人は数ヶ月もの間、日々ヤキモキしていた。

そうこうしているうちに、この人の直属の管理職Aが辞めたがり始めた。
去ろうとしているある人Aから役目の兼任をしつこく委ねられ、それを嫌がった為だろう。

ある日に管理職Aは「この人Aなら絶対に役目を担える!この人に打診してみよう!!」と考えた。

この人Aは管理職Aから直接打診を受けた。

「上層部に推薦していいですか!?」

この人Aは当たり前の如く、何度となくある打診を「無理無理」「何をおっしゃる?」と話を流していた。

しばらくしてある人Aまでがこの打診に加担してきた。

「あなたは信頼できるし、チームメンバーからの信頼も充分得ている。是非後任をお願いしたい。推薦しても良いか?」

この人Aは実は、

「この2人が管理職仲を乱してるんだよなぁ、そのせいで結局はしわ寄せが全体に波及すんのよ。
フィールドから退いてもらってもっとえらい人にしちゃうとか、とにかく今の立場から外さないとダメだよな。」

と日々の2人の言動行動をウォッチしながら感じていた。

そして、この人Aは「ああ、そうね!ニマッ!」と思いついた。

「推薦してみてください。
やれるところまでやってみようと思います。」

手放しで喜ぶ2人。


早速本当に推薦したようで上層部からオファーが入ってきた。

「年収(現状の収入の倍以上を提示)はこのくらいを提示します。
是非前向きに検討いただきたい。」

この人Aはその額を見て「おっと、やった!すげ!!」と思いつつも、契約を交わさない契約交渉決裂の線も考えた動きに出ることもそもそも頭で考えていた。

「オファーは受けてみようと思います。」

ひとまず回答。

上層部は2人が一気に去られるこの難局をひとまず繋いでくれる人が登場したお陰で手放しで喜び、頭を下げてきた。

契約スタートの日は迫るが、契約書がなかなか提示されてこない。
この人Aは「契約書を早めに提示していただきたい」とせっつく。

こんな時に限って大々的な組織合併なども重なり、社名変更や所属移動なども重なる。契約書は少し時間がかかりますとのこと。

この人Aはいつも何故か昔からそういうレアなタイミングを引きやすい。
バタバタのゴテゴテに先導役となり「助かったありがとう」と言われる役回りになることが多い。

そうこうしているうちに「対外的な会議なども出ておいてください」となってきた。
去る2人の後任を対外的に周知しておく必要性もあるからだ。

取引先相手企業にも会議の参加権限要請など、他諸々の手続きが進む。
社内の諸々な管理職用の権限発行などの手続きも同時に進む。

そして会議まで出席する(しておく)事態まで進んできた。

「契約書はまだかな、、、」

やっと手元に届いた。

「突っつきどころがないかな?」

そうやって確認していくと微妙な条件が数カ所ある。

「よっしゃ、契約交渉決裂にもっていけるネタ発見!」

早速、「この条件はのめない、はたまたどういうことですか?」と確認に入る。

結果はいかに、、、


しかし好条件オファーを決裂の方向で動くのはなぜか?

ある人Aと管理職AはトップリーダーAが次に推している人選に猛反対だったのだ。
それを「何とでも阻止してやる!絶対に嫌だ!!」の意気込みで自分たちの後任を探していたのだった。

管理職AはトップリーダーAと推してる人材Aの仲まで疑っており、また別のある人Bも「推してる人材AはトップリーダーAをこましている、やり方がいやらしいったらないし、優し気ないい人ぶっておいて、何人も騙して相当な人よ?このまま放置は危険よ!!そういう組織に私たちを巻き込まないで欲しいものだわ!トップリーダーAも何を考えているのかしら!!!」という不満をこの人Aに漏らしたこともあった。

この人Aも当初から推してる人材Aの人物像がどうもハッキリしないあたり(言動はハッキリしているが人物像を意識して隠してる風を感じる訳だ)と、やけに褒め上手なあたりに「要注意」「違和感あるな」と直感はしていたが、ある人Bからの不満を聞かされて、「やはり私だけが違和感を感じるんではないんだな」と裏が取れた気がしていたのだった。

ただ、、、、

推してる人材Aが「その座についてやりたくて仕方がない」という欲(何欲なんだろう、あくまで欲であり使命感ではないことは見ていて話してみて透けている。)があることも知っていた。
トップリーダーAは本当にいい人なので、どうも推してる人材Aに心から純粋に「やらせてやりたい」と思っている節も見受けられる。

この人Aはこのお二人の「希望という名の欲望を果たすことのキッカケ」を摘んでしまうオファーを案じていた。

「どうであれさ、叶えてやってもいいんじゃない?ダメ元で。
その次こそが私の出番じゃない?」

そうも考えていたわけだ。


つまり。
先ずはあの人Aと管理職Aを辞めさせてやるには、この人Aは「ひとまずオファーをのむ」と。
上層部は納得で2人の辞意を受理して、晴れてお二人は去ることが決まった。(みんなハッピー)

そして続いてこの人Aは、欲を持つお二人の希望路線に進むような小芝居を打てば良いと。
契約内容へのケチつけ。(小芝居)

契約交渉決裂になれば欲持ち含めてオールハッピーだし、契約成立とあいなれば、欲持ちのお二人はやはり目先に眩んで(考えなさすぎで)バチが当たった、と。

「(あの人A+管理職A)✖️この人A」VS「推してる人材A+トップリーダーA」

お天道様はどのように先を進めさせてくれるのやら。