ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

すばらしい雨竜沼湿原の自然

2006-07-20 | 花と自然
この標題で、先週の登山を縷々書いていたが、突然文章が全部消えてしまった。書く元気がなくなったので、このテーマで明日また気を取り直して書くことにしよう。お楽しみに。とりあえず、写真を載せておこう。

彼に和平が導けるはずがない

2006-07-17 | 環境
小泉首相が中東を訪問して帰ってきた。イスラエルのガザ地区やレバノン侵攻が進む中、和平交渉をどのように進めるか、世界中の政治家がその役割を担いたいと考えている。小泉首相は、やめる前にいったい何しに行ったのだろう。

 イスラエル側とは意見交換をしたが、パレスチナのハマス政権はいっさいの無視。そんなことで和平を将来することなどできるはずがない。パレスチナの民衆の気持ちを理解することなく、中東の和平を言うことは、そのまま現状を追認することにしかならない。結局、イスラエルとアメリカを応援に行ったとしか思えない。少なくとも、結果はそうだった。

 やめる前の外遊はぜひ中止して欲しい。卒業旅行じゃないんだから、税金を使って遊びに行くのはやめて欲しい。小泉の「思いつき素人外交」がここまで日本の外交的立場をめちゃくちゃにしたんだから。アメリカに行っても議会の外交委員長に靖国参拝をやめると言わない限り、議会では演説させないと言われたことが、小泉の外交の失敗原因をはっきり示している。

 アメリカ命の小泉さん、アメリカに靖国参拝を反対されるとは思わなかったのか?鉄面皮には、何を言われても何を言っても無駄かもしれないが。

税金でアメリカまで行ってカラオケか!

2006-07-11 | 政治
しばらくテレビや新聞と遠い生活をしていたら、いろんなことが起こっているらしい.そのなかで、あほらしいというか,腹が立つというか,本当に情けないコイズミらしいというか、ブッシュとコイズミがプレスリーの家に行ってカラオケをしてふざけたという。もう辞めるというのに、わざわざ税金を使ってブッシュにごまをすり,米国産牛肉の輸入再開と郵政民営化(米営化)のお土産を持っていっただけでも腹が立つのに,カラオケだと~~っ!?許さん!

 サミットはロシアで行われる.そこでブッシュに会いたければ会えばよい。アメリカまで税金使ってカラオケか?辞める前だから何してもいいと思ってるのか?これだけ国民をなめきった首相はこれまでいなかった。許さん.

花の名山に登る

2006-07-10 | 花と自然
日曜日,道東の花の名山といわれる西別岳に登った.登り始めは雲に覆われていた空も、うぐいすの声と姿を探しながら歩いているうちに、どんどん晴れてきて,お花畑を歩く頃は、まったくの快晴になった。

 今年は、時期がうまく会った為か,それとも今年が特別なのか、高山植物の花が実に多かった.チシマフウロの花が今を盛りと咲いている.きれいな薄紫の花をいっぱいつけて、ヒオウギアヤメとともに登山道の両側に紫の花模様を点綴する。緑に映える紫だ.そのほかにも、ミヤマオダマキも豪華な紫の花をあちこちに見せている.

 今年は特にヨツバシオガマの赤紫の花がいたるところで見られた.これもすばらしい。ところどころ鮮やかな赤のエゾツツジの花が眼に飛び込んでくる.スズランも白い鈴のような花を沢山つけている.鈴のような花といえば、ベニバナイチヤクソウの花は可憐でしかも豪華だ.例年見つけるのが難しいくらいしか見られないのに,今年はあちこちにベニバナイチヤクソウの花を見る事が出来た.

 今年の様に高山植物の花がたくさん見られると、西別岳が花の名山であることが実感できる。また、来年もこの時期に登ってみたい。

沖縄の海をみてきた

2006-07-08 | 南の海
久しぶりに沖縄の海を見てきた。しかし、今回は陸から覗いた程度で、欲求不満になりそうだった。

 沖縄は暑い。じっとしているだけでも汗が額からしたたり落ちる。まだストーブが必要な北海道とは温度の差が大きい。

 沖縄の海は、もうほとんどサンゴが無くなってしまったらしい。前からいろいろ聞いてはいたが、ついにそこまで来ているとは。サンゴの被度が10%以下のところが圧倒的に多いらしい。石垣島と西表島の間の石西礁湖にはまだ多少はサンゴ礁らしきモノが残っているらしいが、そこも昔の面影はないとのこと。世界自然遺産にしようという運動があるが、サンゴがそんな状態ではとても自然遺産にはなりようもないだろう。

 今回は、ぎらぎらとした昔ながらの太陽の下、台風で次第に波が大きくなるところを波止場から海面を見てきただけだった。耳も鼓膜を破ってしまっているので、しばらくは潜ることもままならないし、今回は潜る用意もしてこなかった。しかし、沖縄に来て海に入らないで帰ったのはおそらく今回が初めてだったろう。

 大型の台風の来襲に恐れをなして、早々に引き上げてきた。沖縄の人たち、これから台風のシーズンの開始だ。今年もなんとか無事に過ごせるように、お祈りします。サンゴもそしてジュゴンも昔の姿に変える日が来ることを、お祈りします。

 辺野古の基地もやめて欲しいし、コンクリートで沖縄の海を壊すのはもうやめて欲しい。


何のための大騒ぎ

2006-07-08 | 政治
朝鮮人民共和国がミサイルを日本海に向けて発射したということで、大騒ぎである。日本政府は国連安保理に決議案までだして制裁せよとロシアや中国に迫っている。アメリカも後ろから助けているらしい。

 たしかに、何の事前予告もなく船の航行している公海にそのような物騒なものを打ち込むのは、困ったことだ。やめて欲しい。

 しかし、日本政府の大騒ぎには疑問符が付く。今年3月にアメリカがペルシャ湾や地中海で大がかりな軍事訓練をおこない、多くのミサイルを発射した。日本近海でも自衛隊と一緒に共同訓練を行っており、ミサイルの発射訓練は日常化している。それについて一体誰が国連安保理に提訴したか?

 インド、パキスタン、イスラエル、イラン、北朝鮮などの核開発問題でいつもおかしいと感じるのは、核保有国がいっこうに核兵器を削減・廃絶の努力をしないで、他国の核ばかりを問題にすることだ。国連までがその路線を踏襲している。自分が持たないと宣言してこそ、他国の核開発に文句をつけることができる。そのような倫理を持っていない大国が問題だ。相対化してモノを見る必要がある。「隗よりはじめよ」「おのれの欲せざるところを他人に施す事なかれ」である。

 日本も、北朝鮮や中国を仮想敵国としたアメリカ軍との協同訓練やミサイル発射訓練はやめると言えばいい。そうすれば共和国もきっとこのようなミサイル発射などやらないだろう。制裁すればやめるだろうと考えるその先は、アメリカ軍による先制攻撃(イラクと同じような侵略)しかない。日本が戦争の道を進まないようにするには、ミサイル発射などに大騒ぎしないで、冷静に対処することだ。制裁などと相手を脅すのは、日本自身が戦争への道を開いているようなものだ。もっともそれを望んでいるらしいネオコンが官房長官などやって、首相になるかもしれないなどという日本では、もう先は真っ暗かもしれない。

夏が来たが

2006-07-03 | 環境
すばらしい天気が続いている。6月29日から快晴だ。エゾハルゼミもこの日から鳴き始めた。6月28日までの雨と霧の天気はまるで嘘のようだ。気温もそれまでの最高14-5℃から20℃を超えるようになった。夏が来た。

 しかし、素直に喜べないところがある。身に付いた心配性のせいなのかもしれないが、例年とかなり異なっている天候が気になる。例年ならば、この時期はまだまだ深い霧の中なのだ。毎日毎日、深い霧が立ちこめていた。たまに晴れて気温が上がる日があると、そのせいで、必ず夕方からは霧に包まれる。それがこの地方の正常な(?)気候である。森の木々にはそのせいでたくさんの地衣類が付着し、ぶら下がっている。いわゆる雲務林を形成しているのだ。

 今年は、雨も以上に多かった。付近の湿原も水浸しのままだ。まるで梅雨のような気候が続いた。雨の少ないこの地方に、1時間に40mmというものすごい豪雨まで記録した。そしてまるで梅雨晴れのようなこの1週間だ。温暖化によって本州の梅雨が北海道にまで北上してきたのかもしれない。

 この地方にとっては、暖かで住みやすいようになったのかもしれないが、きっとその代わりにいろんなところで弊害が出てくるだろう。寒いが故に生産されてきた水産物も多い。水温も少しずつ平均が上昇しているようだ。特産の昆布も取れなくなってくるかもしれない。何とか対策を立てないといけないのじゃないか。

 政府は金儲け経済にばかり目を向けないで、温暖化対策を真剣に考えるべきだ。京都議定書の約束も日本は実現不可能だという観測が出ている。日本が音頭を取って進めてきた京都議定書を日本が守らなくては、恥ずかしい限りだ。

アメリカ詣で

2006-07-01 | 政治
小泉さんが辞める前のアメリカ詣でに行って、ブッシュさんに頭をなでなでしてもらった。最後の忠犬の貢献が、米軍の再編成を歴史的業績と褒めあげたことだった。

 しかし、この米軍の再編成には、単に普天間基地を辺野古や岩国に移すという程度のことにとどまらず、アメリカが軍事的に世界を支配するためのもっとも効果的な編成を目指すという深遠な意図が見えている。その一つがアメリカの陸軍司令部の一つを日本の座間基地に持ってくると言うことがある。外国に司令部を置くと言うこと自体が異常なことなのだが、アメリカからすればもう日本は軍事的に外国ではないということを意味しているのだろう。

 地球規模で支配をするために、アメリカは英国と日本を大西洋と太平洋の要にしようとしている。アメリカ一国による世界支配を歓迎する人たちにとっては、それは歓迎できることなのかもしれないが、アメリカ人のため以外の人権も民主主義も認めないアメリカに支配されたくない人、支配されることによって生きる権利も奪われている人たちにとっては、この米軍再編成への日本の荷担は、日本の将来を危うくする選択と思うだろう。

 靖国神社に参拝するかどうかは個人の信仰の自由の問題だと小泉さんはアメリカで言ったとか。首相による公的な立場と私的な立場を混同するような言動をくりかえす粗雑な人間に、日本をアメリカに売ってもらいたくない。

 アメリカの米軍再編成にNOと言おう。