ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

アメリカ詣で

2006-07-01 | 政治
小泉さんが辞める前のアメリカ詣でに行って、ブッシュさんに頭をなでなでしてもらった。最後の忠犬の貢献が、米軍の再編成を歴史的業績と褒めあげたことだった。

 しかし、この米軍の再編成には、単に普天間基地を辺野古や岩国に移すという程度のことにとどまらず、アメリカが軍事的に世界を支配するためのもっとも効果的な編成を目指すという深遠な意図が見えている。その一つがアメリカの陸軍司令部の一つを日本の座間基地に持ってくると言うことがある。外国に司令部を置くと言うこと自体が異常なことなのだが、アメリカからすればもう日本は軍事的に外国ではないということを意味しているのだろう。

 地球規模で支配をするために、アメリカは英国と日本を大西洋と太平洋の要にしようとしている。アメリカ一国による世界支配を歓迎する人たちにとっては、それは歓迎できることなのかもしれないが、アメリカ人のため以外の人権も民主主義も認めないアメリカに支配されたくない人、支配されることによって生きる権利も奪われている人たちにとっては、この米軍再編成への日本の荷担は、日本の将来を危うくする選択と思うだろう。

 靖国神社に参拝するかどうかは個人の信仰の自由の問題だと小泉さんはアメリカで言ったとか。首相による公的な立場と私的な立場を混同するような言動をくりかえす粗雑な人間に、日本をアメリカに売ってもらいたくない。

 アメリカの米軍再編成にNOと言おう。