ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

東京は涼しい!

2011-08-03 | 日記風
しばらく涼しい日が続いて、ほっとしたのだが、また、猛暑がやってきたようだ。今年の夏はどうなるのか、どうも異常な状態が次々と起こりそうな気がする。暑さがおさまってくれればありがたいのだが。二日ほど東京に来てみて驚いた。東京はずいぶん涼しい。窓を開けて寝ていると朝方は寒くて押し入れから毛布を引っ張り出すほどだった。もう秋が来たのだろうかと思うほどだ。おかげで東京電力管内の電力使用量は、60%台まで落ち込んでいて、これなら原発なしでも全然問題ない。今すぐ原発を止められる。

 東京から水戸に出かけた。上野からわずか1時間だが、水戸に来ると東日本大震災の影響がかなり残っているのに驚く。多くの瓦屋根の家が、屋根の上をブルーシートで覆ったままになっている。修理したくても人手が足りなくて、修理できないのだとか。西日本などからも応援に行っているのだろうが、東北全体がそのような状態の上、関東地方でも被害がいっぱいあり、対応がままならないのだろう。多くの家が不便をかこったまま、今年を過ごさざるを得ないようだ。被害が広域であることが、復興、復旧の足かせにもなっている。一方、復興景気もこれから見通せるような気もする。

 茨城県は、震災以外にもフクシマ原発事故の影響を受けている。野菜が被曝して出荷停止になったし、北茨城のコウナゴからセシウム137が基準の何十倍も見つかったから、「風評被害」も加わって、第一次産業への影響は大きいようだ。漁業は復活しているようだが、茨城産では価格が落ちて儲けにならない。ところが、水産物は産地はかならずしも都道府県を書く必要はないので、太平洋産でもいいらしい。これもひどい話だが、茨城産でも福島産でも、太平洋産と書いておけば、分からない。消費者は安心して買っていくのだ。

 水産物の産地は、かなりいい加減だというのは知っていたが、ここまでとは思わなかった。北朝鮮から輸入したアサリでも、生きたまま輸入して地先の浜に1ヶ月も入れてから出荷すれば国産アサリになる。九州のサバでも迂回すればブランドの関サバになる。太平洋産や日本海産などというのも、そのいい加減さの例だ。

 話が飛んだが、水戸は良い町だが、震災と原発事故の影響は、なんとなく町の人たちの気持ちも変えているように思える。水戸も東京よりも涼しい。今日あたりから気温が上がり始めたようだが、それでも京都の暑さから考えれば天国だ。明日からまた京都の猛暑の中で、クーラーにも頼らず、汗にまみれながら、耐える生活が始まる。下旬に北海道へ逃げる予定なので、それまでなんとか猛暑は待って欲しいものだ。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
暑中お見舞い申し上げます! (mmadoka)
2011-08-09 10:54:15
 かなり京都は暑いようですね。
 こちらも、昨日辺りから暑さが戻って来ました。
 でも、まだ今年はクーラーを付けていないので去年よりは涼しいと思います。
 海からの風で内陸部よりは3度ぐらい涼しいかもしれません。

 下旬から北海道ですか。
 きっと、涼しいよりも寒いかもしれませんね。私達も9月下旬にまたちょっと釧路に行く予定です。鶴居の温泉が楽しみです♪

 どうぞ、家の中での熱射病に気をつけてお過ごし下さい。
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残暑お見舞い申し上げます (比呂志)
2011-08-09 12:49:06
立秋がきたら、猛暑も来ました。今日から山口県周南市に出かけます。今、新幹線の中からです。今年は去年よりは涼しくて、うれしいのですが、それでも京都の暑さはかなりのものです。海からの風が吹くというのは、うらやましい限りです。下旬からの北海道が楽しみ。温泉も涼しいからこそうれしいですね。
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