
今年の京都のお正月は、毎日のように雨が降る。午後になるとぽろぽろと雨が落ちてくる。京しぐれと言う人もある。京都の街中でも北へ行くほど、時雨れることが多いらしい。京都は盆地だが、距離的には日本海にかなり近い。山陰・北陸の冬の気候の影響をかなり受けるのだろう。晴れの日も一日くらいで、あとは曇った日が続く。京の時雨れ、とは言葉としては粋に思うが、実態はそうでもない。
今年最初の山歩きは、近くで駅から歩けるところにしようとガイドブックを開いたら、京都府と大阪府の中間にある生駒山系の交野山が目についた。駅から歩いて駅まで歩く。バスに乗らなくて良いので、時間をあまり気にする必要がない。バスなら、一時間に一本あるかないかという不便なバスが多いからだ。北山方面だと一日午前に1-2本しかないという路線も多い。まずは駅から歩けるところにした。交野山は、生駒山地のもっとも北の国定公園内の府民の森にあり、交野山周辺のハイキングコースとしては、地元ではよく知られたところらしい。最高地点の交野山頂上でも、標高はたったの341mと、とても登山とは言えない。完全なハイキングコースである。ただ、予定コースを歩くと4時間半。年の初めに歩くにはちょうど良い距離かもしれない。
私市駅から歩き始め、すぐに渓流沿いの道になる。月輪の滝から山道にはいるが、上り下りはそれほど多くない。ゆっくりと歩いてもコースタイムよりは早く歩けてしまうので、今日はゆっくりゆっくり歩こうと思った。ところが、府民の森管理事務所から四通八達しているハイキングコースに迷って、違う道に行ってしまった。広いゴルフ場に突き当たり、ウロウロしていて、ようやく道が違うことに気がついた。あらためて元の道に戻る。たくさんのハイキングコースのうち、さわわたりの道というコースを選び、歩き始めたが、すぐに失敗だったことに気がつく。途中の沢の小さな広場で工事をしており、底へ重機を入れるために、ハイキング道を重機でならして拡げており、まるで風景が無惨になっている。我慢をしながら歩いていくと、やがて広い管理道に合流し、八つ橋という湿地に着く。ここには湿地帯に落羽松(らくうしょう)という落葉性の松が生えており、その気根がにょきにょきと湿原から盛り上がっているのが珍しい。まるでマングローブのオヒルギの林のようである。

そこから交野山の神社の赤い鳥居を目指して山道を登る。すぐに頂上の巨大な岩が目にはいる。頂上は巨岩が重なり合って、その上に立つと大阪から京都の町が一望に見える。遠く比叡山がかすんでいる。南には高野山や台高山地が連なって見える。低い山だが360度の展望だ。頂上の岩には梵字が刻まれているとガイドブックには書かれていたが、それらしい字は見つからない。そのかわり、漢字を彫り込んでいるのは、観光客のいたずらのようだ。岩は登山道と反対側が切り立っていて、どうやらロッククライミングの練習場になっているのか、残置ハーケンがたくさん打ってあるのがみえる。
頂上から北に向けて下りる。急な階段が続く。こちらから登らないでよかった。いっきに下って、そこからゴルフ場まで林道を歩き、集落にでる。バスがないので、駅までぶどう園を周囲に見ながら駅まで延々と舗装道を歩く。道を間違ったこともあって、歩行時間は4時間45分だった。今月の週末はいろいろ忙しく、山歩きが出来ないかもしれない。でも今年は去年よりもっと山歩きをしてみたい。
今年最初の山歩きは、近くで駅から歩けるところにしようとガイドブックを開いたら、京都府と大阪府の中間にある生駒山系の交野山が目についた。駅から歩いて駅まで歩く。バスに乗らなくて良いので、時間をあまり気にする必要がない。バスなら、一時間に一本あるかないかという不便なバスが多いからだ。北山方面だと一日午前に1-2本しかないという路線も多い。まずは駅から歩けるところにした。交野山は、生駒山地のもっとも北の国定公園内の府民の森にあり、交野山周辺のハイキングコースとしては、地元ではよく知られたところらしい。最高地点の交野山頂上でも、標高はたったの341mと、とても登山とは言えない。完全なハイキングコースである。ただ、予定コースを歩くと4時間半。年の初めに歩くにはちょうど良い距離かもしれない。
私市駅から歩き始め、すぐに渓流沿いの道になる。月輪の滝から山道にはいるが、上り下りはそれほど多くない。ゆっくりと歩いてもコースタイムよりは早く歩けてしまうので、今日はゆっくりゆっくり歩こうと思った。ところが、府民の森管理事務所から四通八達しているハイキングコースに迷って、違う道に行ってしまった。広いゴルフ場に突き当たり、ウロウロしていて、ようやく道が違うことに気がついた。あらためて元の道に戻る。たくさんのハイキングコースのうち、さわわたりの道というコースを選び、歩き始めたが、すぐに失敗だったことに気がつく。途中の沢の小さな広場で工事をしており、底へ重機を入れるために、ハイキング道を重機でならして拡げており、まるで風景が無惨になっている。我慢をしながら歩いていくと、やがて広い管理道に合流し、八つ橋という湿地に着く。ここには湿地帯に落羽松(らくうしょう)という落葉性の松が生えており、その気根がにょきにょきと湿原から盛り上がっているのが珍しい。まるでマングローブのオヒルギの林のようである。

そこから交野山の神社の赤い鳥居を目指して山道を登る。すぐに頂上の巨大な岩が目にはいる。頂上は巨岩が重なり合って、その上に立つと大阪から京都の町が一望に見える。遠く比叡山がかすんでいる。南には高野山や台高山地が連なって見える。低い山だが360度の展望だ。頂上の岩には梵字が刻まれているとガイドブックには書かれていたが、それらしい字は見つからない。そのかわり、漢字を彫り込んでいるのは、観光客のいたずらのようだ。岩は登山道と反対側が切り立っていて、どうやらロッククライミングの練習場になっているのか、残置ハーケンがたくさん打ってあるのがみえる。
頂上から北に向けて下りる。急な階段が続く。こちらから登らないでよかった。いっきに下って、そこからゴルフ場まで林道を歩き、集落にでる。バスがないので、駅までぶどう園を周囲に見ながら駅まで延々と舗装道を歩く。道を間違ったこともあって、歩行時間は4時間45分だった。今月の週末はいろいろ忙しく、山歩きが出来ないかもしれない。でも今年は去年よりもっと山歩きをしてみたい。
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