強姦罪で懲役3年の判決を受けていた男性が、真犯人の自供で無罪だったことが判明した。富山県警の誤認捜査で犯人にされた男性は、刑務所に入れられてそれまでの人生のすべてを失った。痛ましいとしか言いようがない。
富山県警は謝罪をしたようだが、謝ればいいと言うわけではないだろう。えん罪を作り出した警察の責任は重大だ。警察幹部は責任を取るべきだ。辞職するなり、かわりに刑務所に入るなり、責任の取り方はいろいろあるだろうが、無実の罪で3年間懲役刑を受けた男性の無念さを思えば、謝罪で済む問題ではない。
それにしてももっとも責任を感じなければならない裁判所は何をしているのだろう。裁判所長なり裁判長の謝罪の一言もない。警察は無実の人を犯人と決めつけて捜査をした。それは責められる。しかし、最終的にその男性を有罪と決めつけたのは裁判所だ。無実であれば有罪とした裁判所が責任を取らねばならない。裁判所長は辞職して謝らねばならない。たまたま今回の事件は真犯人がわかったから、犯人とされた男性が無実と判明した。真犯人がわからないまま無実の人がどれほど多く獄に繋がれているか計り知れない。
再来年から裁判員制度が始まる。あなたも人を裁く席に座らせられるかもしれない。あなたは無実の人を有罪としないと確信できるだろうか。警察の言うことを信じていると、無実の人を獄に落とすことになりかねない。もし無実の人に有罪判決をしたことがわかったら、あなたはどんな責任を取るつもりだろうか。それだけの覚悟を持って裁判員を引き受けられるだろうか。無実であっても知らん顔をしているつもりだろうか。
裁判所が責任を取らないのは今に始まったことではない。治安維持法という戦時法律によって無実の罪で起訴され約30人が有罪とされた特高警察のデッチアゲ事件として有名な横浜事件。敗戦を受けて連合軍が廃止命令を出したのにもかかわらず、廃止までの僅かな期間に有罪の判決をしてしまい、4人の獄死者を出した。あきらかな裁判所の責任を、いまだに裁判所は認めない。先にあった再審請求を「免訴」なので再審できないというおかしな理論で自らの責任を絶対認めようとしない裁判所。司法改革という名の下に裁判所はますます自らの責任をごまかし、裁判員という名の国民に共同責任を負わせようとしている。
いまもっとも必要な司法改革は、検察や政府の都合の良い判決しか出さず、決して違憲判決を出さない裁判所を根本から是正することだ。権力や政府から真に独立した裁判官の判決を保証することだ。
富山県警は謝罪をしたようだが、謝ればいいと言うわけではないだろう。えん罪を作り出した警察の責任は重大だ。警察幹部は責任を取るべきだ。辞職するなり、かわりに刑務所に入るなり、責任の取り方はいろいろあるだろうが、無実の罪で3年間懲役刑を受けた男性の無念さを思えば、謝罪で済む問題ではない。
それにしてももっとも責任を感じなければならない裁判所は何をしているのだろう。裁判所長なり裁判長の謝罪の一言もない。警察は無実の人を犯人と決めつけて捜査をした。それは責められる。しかし、最終的にその男性を有罪と決めつけたのは裁判所だ。無実であれば有罪とした裁判所が責任を取らねばならない。裁判所長は辞職して謝らねばならない。たまたま今回の事件は真犯人がわかったから、犯人とされた男性が無実と判明した。真犯人がわからないまま無実の人がどれほど多く獄に繋がれているか計り知れない。
再来年から裁判員制度が始まる。あなたも人を裁く席に座らせられるかもしれない。あなたは無実の人を有罪としないと確信できるだろうか。警察の言うことを信じていると、無実の人を獄に落とすことになりかねない。もし無実の人に有罪判決をしたことがわかったら、あなたはどんな責任を取るつもりだろうか。それだけの覚悟を持って裁判員を引き受けられるだろうか。無実であっても知らん顔をしているつもりだろうか。
裁判所が責任を取らないのは今に始まったことではない。治安維持法という戦時法律によって無実の罪で起訴され約30人が有罪とされた特高警察のデッチアゲ事件として有名な横浜事件。敗戦を受けて連合軍が廃止命令を出したのにもかかわらず、廃止までの僅かな期間に有罪の判決をしてしまい、4人の獄死者を出した。あきらかな裁判所の責任を、いまだに裁判所は認めない。先にあった再審請求を「免訴」なので再審できないというおかしな理論で自らの責任を絶対認めようとしない裁判所。司法改革という名の下に裁判所はますます自らの責任をごまかし、裁判員という名の国民に共同責任を負わせようとしている。
いまもっとも必要な司法改革は、検察や政府の都合の良い判決しか出さず、決して違憲判決を出さない裁判所を根本から是正することだ。権力や政府から真に独立した裁判官の判決を保証することだ。
アメリカやイギリスの陪審員制度と似てるけど裁判員制度は裁判員の判断だけで有罪・無罪が決定する訳ではないのですよね。でも、日本人はディベートが苦手で、強い意見になびいてしまう傾向があるから、どこまで効果があるか疑問ですし、裁判員になった責任ももてるかどうか。「くじ」で選ばれてお呼びがかかったらどうしようかな~なんて思います。
暇で好奇心一杯の私だったら日給もいいようだし行っちゃったりして^^;。
でも、本当は、政治家にも誰にもコネクションがないなびかない裁判官を育成する方が先ですよね
「公平性を欠く」「守秘義務が守られそうにない人」とか判断されると断られるかも。裁判員になってから裁判かていなどを漏らしたら罰せられますが、選ばれる前に「どうしても、自分の意見をブログに書きたくなりそうなので裁判員には向いてないと思うのですがぁ~」って言ったらどうなるのかなぁ~なんて思いました^^;。
ブログに書きたくなるから、という理由が許されると良いですね。断れなかったら書きまくる。守秘義務違反といわれたら、だから言ったじゃないの!と言う。これ、いいですね。