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ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

秋風とともに 政治の季節

2009-09-06 | 政治
日中の最高気温が15℃、最低気温が8℃と、もはや晩秋か初冬の気候のようなサンナシ小屋周辺から東京へ降り立つと、涼しい秋の風が吹き渡っていた。小江戸川越では、夜の草むらからすずやかな秋の虫の鳴き声が聞こえてくる。そして京都に帰り着いてみると、34℃の残暑の盛り。虫の声も聞こえない。日本列島は実に長~い。

 しばらくネット環境の難しい北海道の片隅で仕事をしていたので、ブログの更新がなかなかできなかった。ネット環境だけではなく、仕事もそれなりに忙しかったこともあったのだが。その間に、時代の変わり目を予感させる選挙が行われた。結果は民主党が安定した単独過半数を占めるという劇的なものだった。しかし、308議席も獲得した民主党への投票集中が、自公政権の腐敗と危うい方向性に対する批判だったことは確かだが、やはり小選挙区制の恐ろしさも、同時に見せつけたように思う。これから選挙制度の見直しこそがなされなければならないだろう。政権交代を成し遂げた民主党にとっては、小選挙区制を手放したくはないと思うだろうけれども。

 選挙の結果の政権交代もなかなかドラマチックで、これからの行方に関心が向くが、それと同時に、選挙で自民党の右翼反動政治家たちがどうなったかをゆっくり検討してみたい。山口県ではこれほどの反自民の嵐にもかかわらず、アベシンゾーを始め自民党議員が続々当選した。明治維新で王政復古の旗を振り、天皇を政治に引っ張り出した長州藩の面目躍如といったところか。靖国神社の国家護持を唱えていた何人かの反動政治家が落選で姿を消したのは、なによりのことだった。アベシンゾーのような反動がゾンビのように復活してくるのだけは、なんとかして阻みたいものだ。

 民主党は、平和を目指す政権を作ってほしい。世界に誇る憲法を政治に生かす初めての戦後政治が期待されるのだが。