ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

暖かい春に政治の冷たさを見る

2008-02-20 | 政治
ようやく暖かな春らしい気候になった。近所の家の庭の梅の木も少しずつ花を開き始めている。日射しも春らしい勢いを持ち始めた。来週はまた寒くなると予報は言っているが。

 この寒い時期に海上自衛隊の戦争艦によって海に投げ出された二人はいまだに行方が分からないままだ。衝突した直後のイージス艦「あたご」が適切に救助活動をしていたらこんなことにはならなかったと思うのだが。衝突の危険性も認識しないでそこのけそこのけと突き進んでいった自衛艦の冷たさを思う。

 福田政権の法律を守るはずの鳩山法務大臣が、警察のでっち上げで一年以上も拘留されもう少しで罪に落とされるところだった人々のことを冤罪と呼ぶべきではないと言った。警察は当然のことをして、検察も当然のことをして、裁判に無罪になっただけだと言いたいようだ。しかし、こんな冷たい人間が法務大臣をやっている日本は冤罪をなくすことは出来ないだろうと確信した。警察のでっち上げと思われる事件は各地に起こっており、しかも警察と検察の組織的犯罪である裏金問題はうやむやのままに幕引きがされている。裁判員制度が始まりますます冤罪のおそれが強くなってくるときに、罪に陥れた人のことを考えることの出来ない人だから自民党政権の法務大臣になれたのかもしれない。そういえば鳩山法務大臣になってからこれまでにない速さで死刑が執行されている。

 共産党も社民党も国民新党も鳩山法務大臣の罷免を要求している。亀井静香氏は「人間失格」とまで述べた。それにもかかわらず民主党は罷免要求をしようとしない。鳩山法務大臣の兄が民主党の幹事長なのだからか。こんなところだけ兄弟の暖かさを感じるようでは情けない。