ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

東京・神奈川・埼玉の馬鹿知事たち

2008-02-04 | 政治
神奈川県の教育委員会が、県の個人情報保護審議会の答申に反して、今後も卒業式などでの日の丸君が代不起立教員の情報収集を続けると決めた。二度に渡って個人情報保護審議会が情報収集は個人の思想信条の自由に反するので止めるべきだと答申したのを無視した格好だ。松沢知事も教育委員会の決定を支持するような発言を繰り返している。

 またまた法治国家の枠組みを無視する首長が現れた。憲法や法律を踏みにじっても何とも思わない政治家が日本に跋扈するようになったのは、いったいいつからだったのか。昔から大なり小なりそういうことはあったけれども、それでも政治家は憲法・法律の建前を尊重しようと見せかける態度は持っていた。それがおおっぴらに無視するようになったのは、やはりコイズミ内閣以来ではないか。それ以来、石原慎太郎東京都知事のように、それをおおっぴらに公言するような政治家が大手を振るようになった。神奈川、埼玉の知事たちも同じような夜郎自大たちだ。

 そして警察も裏金作りが明らかにされても誰も責任をとらないまま金さえ返しゃいいんだろうという北海道警察をはじめとした居直りが各県で相次いだ。検察なんかは裏金問題を明らかにしようとした元検察幹部を急遽逮捕さえした。自分たちの法律違反をあくまでも白を切り通す。それを陰から認めてきたのもコイズミ内閣だった。ようするに権力をもてば何でもやれると思い上がっている。

 自分たちが憲法も法律も守らないくせに、世界中の趨勢に反して死刑をどんどん実施して国民を威嚇する手段を確保しようとしている。少なくなっていた死刑執行が増えてきたのもコイズミ内閣以来だ。アルカイダの友達の友達である鳩山法相は、自動的に死刑を執行できるようにしたいと言って、死刑をこれまでにない速度で執行している。

 政治家が憲法も法律も守らないことは国民はしっかり見ている。そして自分たちも法律を守らなくても良いとまず役人がまねをし始めた。いずれ国民がまねを始める。すでに若者はまねをするものが増えているような気がする。コイズミをはじめ、日本のそういう政治家が今日本を底から腐らせている。日本の木が根本から枯れるときがまもなくやってくる。