「Law&Order」が好きだ!!(邪道にて)

海外ドラマ「Law&Order」が好きです。
とにかく叫びたいので、ブログに叫びます。

SW IN 『The Killing Fields』 再び<2>

2013-09-16 16:35:13 | SW
デヴィッド・パットナム インタビュー


インタビュー日時が不明で・・・(ペコリ)

先ず・・・自身がプロデューサーとして絶頂期にあったと強調。
「キリング・フィールド」の制作面での成功は、
資金の9割以上が撮影に使われ、宣伝費がわずかだった。
資金は1440万ドルと。

インタビュアー = I
デヴィッド・パットナム = P


・・・・・・・・・・・・・・
P「制作に当たっては、多くの闘いに勝たなければならなかった。
 サム・ウォーターストーンの起用にも苦労した。
 彼は人気俳優とは 見なされていなかったからね。
 ハインの起用を納得させる方が、まだ簡単だった。
 ローランドと共に闘って、いい映画に欠かせないものを確保した」

・・・・・・・・・・・
スタッフへの賞賛の言葉。
そして、この映画を制作するきっかけについて。
シャンバーグの手記が評判になっていたこと。
シャンバーグの代理人が、自分(パットナム)を推してくれたお蔭で
映画化権を獲得できたことなど。

・・・・・・・・・・・・・
I「実話を映画化する時は、ある種の妥協が必要です。
 実在の人物たちとの兼ね合いもありますし~
 映画を作るに当たって、どんなことがありました?」

P「実際には、なかったシーンがある。
 でも大事なシーンで、どうしても必要だった。ロッコフのシーンだ。
 ピューリッツァー賞授賞式の時、トイレでシドニーと口論する。
 シドニーの受賞は本当だが、ピューリッツァーには授賞式はないんだ。
 あの口論はフィクションだが、彼が非難されていたのは確かだ。
 自己中心的だと非難してた。
 プランを置き去りにした、ひどい男だと。
 ・・・・・・・・・・・
 他のシーンにはない他人の思いを、1つのシーンに凝縮した」

次に構成について触れる。
『炎のランナー』にも触れて・・・(この映画でも制作を)

P「・・・この映画のオリジナル版では、
 ニューヨークでのシドニーのシーンが、もっとあった。
 オリジナル版では、後半の3分の1で、
 カンボジアのプランと、ニューヨークのシドニーが描かれている。
 両親に会ったりして、苦しんでいるシドニーの姿がある。
 心理的に悩むシドニーだ、すごく面白いと思った。
 カンボジアのプランはひどい目に遭っているが、生き延びている。
 シドニーの方が、つぶれかかっているんだ。 
 自分の悩みに対処しきれなくて、職を失いかけていた
・・・・・・・・・・・・・
 編集して、2つのことが分かった。まず観客が、シドニーに腹を立てる。
 私は対比が面白いと思ったが、観客は彼に同情しない。
 彼にウンザリしてしまう。試写会での、観客の話だ。
 シドニーがウジウジしていることに、腹を立てる。
 だから、彼のシーンは大幅にカットした。
 次の試写会の方が、反応はよかったが・・・・・」

また、プランがクメール・ルージュから逃げるシーンの変更について。
ウィンブルドンの試写会で1700人いた観客が、
終わった時には320人になった話など

映画と現在の世界情勢について

P「・・・戦争が人々の人生に、どう影響した映画が作れるかと?
 それは(今は)無理だと思う。当時のアメリカは寛大だった。
 海軍が協力してくれた。サンディエゴで撮影した時のことだ。
 アメリカにとって辛い出来事なのに、脱出シーンの撮影を手伝ってくれた。
 今のホワイトハウスや米政権は、
 当時ほど正直に自国の歴史を、顧みれないだろう・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・
I「・・・差支えなければ、お答えください。
 アカデミー賞を逃したのは、内容が政治的だったから?」

P「そうじゃなくて・・・
 『アマデウス』よりは、優れた作品だったという意味では受賞にふさわしかった。
 出来には満足してる。
 『炎のランナー』はアカデミー賞を逃したが、
 賞にふさわしかったかどうか、疑問に思ってる。
 でも両方の映画を作ったことは、アカデミー賞に値すると思う(微笑) 
 映画のタイトルが問題だったかも。非常に難しかったんだ。
 アカデミー会員の平均年齢は、55歳くらい。
 快適な暮らしをしてる55歳の人たちは、
 『キリング・フィールド』という題名の映画は見ない。
 既に『ディア・ハンター』があった。
 アメリカ人は、もう十分謝ったと思ったのかも。
 内容が政治的だったからではなく、会員が映画を見てくれなかったからだ。
 『アマデウス』は本命だった。見やすかったからね。
 永遠の名作というほどの傑作じゃないが。
 あの年に我々を負かしたのは、理解できる。
 名作というより、見やすかったんだ・・・・」


・・・・・・・・・・・・次回へ
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