ロンドン地区検察庁の一室。
思案顔で椅子に座るジョージ・キャッスル。
その前で、神妙な顔つきのジェームズ・スティール&アリーシャ・フィリプス。
「・・・ジェームズ・・・君が検察庁を辞めるなんて・・・
私は、これからどうすればよいのやら・・・」
「これからって、ジョージ・・・
あなたも一緒に辞めるのでは?」
「シーッ、アリーシャ、黙って。
まだジョージには、知らせが入っていないんだよ」
「えぇ?まさか。だって、もう何日も経っていますよ」
「まぁね。今回の沙汰は、私のせいで、ジョージには関係ないことなんだが
部下の管理不行き届きって奴でね。
ジョージには迷惑かけたようだな、私は・・・」
「あら、司法長官はじめ上層部は、ジョージを辞めさせたがっていたと」
「うん、そうらしい。なんでだろ?」
「さぁ~付き合いが悪いとか、そんな理由じゃないんですかね。
だから、今回のあなたの事件に加えて、ジョージにも去ってもらおうと・・・」
「そういうことだな・・・」
そこにキャッスルの声が。
「おい、2人で、何こそこそ話しているんだ。
ちょっと相談に乗ってくれよ」
「はい、ジョージ。なんですか?」
「ジョージ、私はもう検察庁を辞める身なんで・・・」
「いやジェームス、まだ数時間あるだろ」
「・・・ええ・・・終業時間まで、ですからね」
「いや、今日中だよ。今日が終わるまでは、私の部下だ」
「ジョージ・・・そんな子供みたいなこと・・・」
「(アリーシャ、馬鹿な会話を打ち切ろうと)
で、何ですか、ジョージ。何か相談があるとか」
「あぁ、2人とも、この写真を見てくれ」
と、1枚の写真が。そこにはスーツ姿の男性が写っている。
「どうだい、彼は?」
「どうって・・・男性ですよね?」
「う~ん、私と同じ年くらいですかね?」
「あぁ、そうだ。今度、ここにスカウトしようかと思っていてね」
「スカウトって、ジョージ・・・あなたは、もう・・・」
「シーッ、黙っているんだ。アリーシャ。
私は、無事にここから帰りたいのだから・・・揉め事は私が去った後にしてくれ」
「・・・ジェームズ・・・私がどうなってもイイと?」
「…いや、そんなことを言っているわけでは・・・(モゴモゴ)」
「で、彼をスカウトって・・・ジェームズの後任ってことですか?」
「あぁ、そうだよ。どうだい」
「でも後任は、ジェイコブ・ソーンに決まっているとか・・・」
「いや、まだ私は許可をしていないぞ」
「って、だから、あなたはもう・・・」
「お願いだから、黙ってくれ、アリーシャ。
で、ジョージ、なぜ、ジェイコブではなく、この写真の男性を?」
「いや、私は考えたんだがね・・・
ジェームズの後任なら、はやりキラキラしていないと、なぁ」
「ハッ?キラキラって・・・なんですか?」
「アリーシャ、分からないのか?君、まだ若いんだろ。
キラキラは、キラキラだよ」
「・・・ジェームズ・・・助けて下さいよ。何がなんだか」
「(ンンと咳払いのスティール)
ジョージ・・・それは、どんな意図がおありで?」
「いや、職場は華やかな方がいいだろ?私は、そう思うんだよ。
この写真の男は、私の知人の息子でな。マンチェスター出身なんだ。
今は、アメリカのNYで検事をしているんだよ。
だが、父親はこちらに帰ってきて欲しくてね。
それで、職に空きがあるって話したら・・・ってことなんだよ」
「でも、今NYで仕事をしているんなら、無理なのでは?」
「そう思ったが、良い案を思いついてね。
ジェームズ、君、次の職場は決まっているのかね?」
「いえ、まだですよ。こんな事件の後ですから、雇ってくれる所があるかどうか」
「そうだろ。それで思いついたのは、トレードだよ」
「ハイ?なんですって?」
「だから、NYからこの男を呼び寄せ、ジェームズはNYの地方検事局で仕事をって考えだ。
どうだろ、ジェームズ。なかなかいい考えだろ」
「ジョージ・・・私がいつアメリカに行きたいって言いました?」
「いや、特に聞いていないが・・・」
「ほら、ジェームズ、ジョージは、何かおかしいわ。
司法長官の判断は、正しいかも」
「・・・・私もそう思ってきたよ・・・。
で、ジョージ、何か行動を起こしたのですか?」
「おぉ、NYの地方検事局のトップに電話して、話したんだよ。それが・・・」
「それが?」
「あぁ、どうも人の話を聞かないタイプのようでね・・・
怒鳴りつけられて、電話を叩き切られたよ・・・こちらの司法当局に苦情を申し立てると」
「あぁ・・・辞めさせらる原因を、またひとつ、自分で作るとは・・・」
「でも、ジョージ、なぜジェイコブでは、ダメなんですか?」
「いや、ダメとは言わんが・・・つまり、ほら、キラキラだよ」
「だから、そのキラキラって、なんですか?」
「つまり・・・華やかさというか・・・パ~ッと職場が明るくなるっていうか・・・」
「・・・・・なんですか、それ?」
「・・・・私がいると、職場が明るくなるってことですか?」
「まぁ、そういうことだよ。
ジェイコブは仕事はできるんだが・・・どうも・・・キラキラが・・・」
「・・・いい加減、そのキラキラって言葉、止めてくれません(怒)」
「・・・・アリーシャ、落ち着くんだ・・・もう少しの辛抱だよ」
「でも、ジェームズ!ジョージが言っているのは、華やかさなんですよ。
なんですか、それ?電灯の明るさの話じゃないんですよ」
「落ち着くんだ、アリーシャ。冷静に。
多分ジョージも、自分で何言っているのだか、分かっていないんだろ」
と、そこに箱を抱えてジェイコブ・ソーンが。
「あれ、取り込み中ですか?荷物を持って来たんだが・・・」
「あぁ、構わないよ、勿論。ジェイコブ。
いきなりの話で、申し訳なかったな」
「いや、いいよ。ジェームズ。しかし、君が辞めること、無いのにナァ」
「あぁ、有難う。でも、法廷でその顛末では・・・」
「あぁ、刑事裁判だったからナァ。民事なら何とか・・・」
「いや、もうイイよ。有難う。私の不手際だよ」
「う~ん、女と別れる時は、恨まれないように、だな、ジェームズ」
「女性関係の経験豊富な君から見ると、私は単なる間抜けだな」
「いや、そんなことは言わないが・・・女選びが下手くそだとは思う」
「・・・・ジェイコブ・・・肝に銘じておくよ・・・」
「で、ジョージ、私が何ですって?何が足らないって?」
「いや・・・何をっていうか・・・」
「キラキラなんですってよ、ジェイコブ」
「(目をまん丸にするソーン)キラキラ?なんだそりゃ?」
「ジョージの説明によると、華やかさというか、明るさというか・・・」
「ジョージ、私に御不満がお在りでしょうが、御心配なく。
私の上司は、ヘンリー・シャープなんで、彼が決めるでしょうよ」
「・・・なんだって?君の上司は私では・・・」
「あれ、御存じないのですか?今日付けであなたは・・・」
「あぁ、言っちゃった・・・」
「ジェイコブ、君は相変わらす遠慮がない・・・」
ジェイコブの話を聞いて、自室に走り出すキャッスル。
残った3人は・・・
「一体なにをグズグズ言わせていたんだ、君達は。
もう去る人間に・・・どうして言わないんだ、ハッキリと」
「いや、まだ正式な通達は出ていなかったですし・・・」
「私のせいで、ジョージまで辞めさせられるとは、言い出しにくくて・・・」
「でも、そういうことになったんだ。
ジェームズ、君が優しいのは、大いに結構だが、時には言わねばならないこともある。
相手を気遣うことが、余計に相手を傷つけることもあるんだ」
「・・・・それ、仕事上の話ですよね、ジェイコブ」
「・・・・まさか、女性関係の話じゃないよな、ジェイコブ」
「好きに解釈すればいいさ。で、なんだ、この写真は?」
「あぁ、ジョージがNYからスカウトしようとしていた検事だよ」
「NYから?さすが、ジョージ・キャッスル。発想が並みじゃないよ」
「・・・それ、嫌味だよな」
「・・・それ、皮肉ですよね」
「いや、素直な意見だよ。とりあえず俺にはできない発想だからな」
「でもジェイコブ、ジョージは君と交代させようとしていたんだよ」
「そうですよ、ジェイコブ。あなたが気に入らないと・・・」
「フン・・・(写真を眺めながら)
こいつが、キラキラしているからか?俺がキラキラしていないと?」
「・・・・ジェイコブ・・・君まで、キラキラと言い出すとは・・・」
「もしかして、キラキラは、検察庁の定番なんですか?」
「いや、知らんが・・・・キラキラって何となく可愛いだろ?」
「・・・・・アリーシャ・・・私はもう帰ってもイイかい?」
「だめですよ、ジェームズ・・・
お願いだから、私とジェイコブを2人きりにしないで下さいよ・・・」
「しかし、アリーシャ、私はもう・・・」
「終業時間まで、あと45分ありますよ、ジェームズ・・・」
「・・・・分かった・・・・最後の忍耐力を振り絞るよ・・・」
「で、ジェームズ、俺のどこがキラキラしていないか、説明してくれないか?
あぁ、アリーシャでも構わんぞ。さぁ、話してくれ」
「・・・・・・・・・」
************************
すいません。思いついたら吉日ってことで(笑)
UKキャラで遊ぼう、ですね。遊んでいるわ・・・、おっとゲストもいますし(笑)
タイトルの「2人」は、
思いついた時は、スティール&ソーンだったのですが
今書き終わってみると、スティール&アリーシャかも、ですわね。
原題『Odette&Odile』 意図は・・・黒いスティールを目指したのですが
どうも、私の中ではスティールは黒くないようで・・・
でもソーンも黒くないナァ。
私の中ではUKキャラは、あまり黒くないのかも。
あ~、下らん(笑)
S0を書く度に、いつも思う(笑笑)
でも頭ン中に置いておいてもネェ・・・・という勢いで書いております(ペコリ)
思い付くんだから仕方がないって、ことで(ペコリペコリ)
思案顔で椅子に座るジョージ・キャッスル。
その前で、神妙な顔つきのジェームズ・スティール&アリーシャ・フィリプス。
「・・・ジェームズ・・・君が検察庁を辞めるなんて・・・
私は、これからどうすればよいのやら・・・」
「これからって、ジョージ・・・
あなたも一緒に辞めるのでは?」
「シーッ、アリーシャ、黙って。
まだジョージには、知らせが入っていないんだよ」
「えぇ?まさか。だって、もう何日も経っていますよ」
「まぁね。今回の沙汰は、私のせいで、ジョージには関係ないことなんだが
部下の管理不行き届きって奴でね。
ジョージには迷惑かけたようだな、私は・・・」
「あら、司法長官はじめ上層部は、ジョージを辞めさせたがっていたと」
「うん、そうらしい。なんでだろ?」
「さぁ~付き合いが悪いとか、そんな理由じゃないんですかね。
だから、今回のあなたの事件に加えて、ジョージにも去ってもらおうと・・・」
「そういうことだな・・・」
そこにキャッスルの声が。
「おい、2人で、何こそこそ話しているんだ。
ちょっと相談に乗ってくれよ」
「はい、ジョージ。なんですか?」
「ジョージ、私はもう検察庁を辞める身なんで・・・」
「いやジェームス、まだ数時間あるだろ」
「・・・ええ・・・終業時間まで、ですからね」
「いや、今日中だよ。今日が終わるまでは、私の部下だ」
「ジョージ・・・そんな子供みたいなこと・・・」
「(アリーシャ、馬鹿な会話を打ち切ろうと)
で、何ですか、ジョージ。何か相談があるとか」
「あぁ、2人とも、この写真を見てくれ」
と、1枚の写真が。そこにはスーツ姿の男性が写っている。
「どうだい、彼は?」
「どうって・・・男性ですよね?」
「う~ん、私と同じ年くらいですかね?」
「あぁ、そうだ。今度、ここにスカウトしようかと思っていてね」
「スカウトって、ジョージ・・・あなたは、もう・・・」
「シーッ、黙っているんだ。アリーシャ。
私は、無事にここから帰りたいのだから・・・揉め事は私が去った後にしてくれ」
「・・・ジェームズ・・・私がどうなってもイイと?」
「…いや、そんなことを言っているわけでは・・・(モゴモゴ)」
「で、彼をスカウトって・・・ジェームズの後任ってことですか?」
「あぁ、そうだよ。どうだい」
「でも後任は、ジェイコブ・ソーンに決まっているとか・・・」
「いや、まだ私は許可をしていないぞ」
「って、だから、あなたはもう・・・」
「お願いだから、黙ってくれ、アリーシャ。
で、ジョージ、なぜ、ジェイコブではなく、この写真の男性を?」
「いや、私は考えたんだがね・・・
ジェームズの後任なら、はやりキラキラしていないと、なぁ」
「ハッ?キラキラって・・・なんですか?」
「アリーシャ、分からないのか?君、まだ若いんだろ。
キラキラは、キラキラだよ」
「・・・ジェームズ・・・助けて下さいよ。何がなんだか」
「(ンンと咳払いのスティール)
ジョージ・・・それは、どんな意図がおありで?」
「いや、職場は華やかな方がいいだろ?私は、そう思うんだよ。
この写真の男は、私の知人の息子でな。マンチェスター出身なんだ。
今は、アメリカのNYで検事をしているんだよ。
だが、父親はこちらに帰ってきて欲しくてね。
それで、職に空きがあるって話したら・・・ってことなんだよ」
「でも、今NYで仕事をしているんなら、無理なのでは?」
「そう思ったが、良い案を思いついてね。
ジェームズ、君、次の職場は決まっているのかね?」
「いえ、まだですよ。こんな事件の後ですから、雇ってくれる所があるかどうか」
「そうだろ。それで思いついたのは、トレードだよ」
「ハイ?なんですって?」
「だから、NYからこの男を呼び寄せ、ジェームズはNYの地方検事局で仕事をって考えだ。
どうだろ、ジェームズ。なかなかいい考えだろ」
「ジョージ・・・私がいつアメリカに行きたいって言いました?」
「いや、特に聞いていないが・・・」
「ほら、ジェームズ、ジョージは、何かおかしいわ。
司法長官の判断は、正しいかも」
「・・・・私もそう思ってきたよ・・・。
で、ジョージ、何か行動を起こしたのですか?」
「おぉ、NYの地方検事局のトップに電話して、話したんだよ。それが・・・」
「それが?」
「あぁ、どうも人の話を聞かないタイプのようでね・・・
怒鳴りつけられて、電話を叩き切られたよ・・・こちらの司法当局に苦情を申し立てると」
「あぁ・・・辞めさせらる原因を、またひとつ、自分で作るとは・・・」
「でも、ジョージ、なぜジェイコブでは、ダメなんですか?」
「いや、ダメとは言わんが・・・つまり、ほら、キラキラだよ」
「だから、そのキラキラって、なんですか?」
「つまり・・・華やかさというか・・・パ~ッと職場が明るくなるっていうか・・・」
「・・・・・なんですか、それ?」
「・・・・私がいると、職場が明るくなるってことですか?」
「まぁ、そういうことだよ。
ジェイコブは仕事はできるんだが・・・どうも・・・キラキラが・・・」
「・・・いい加減、そのキラキラって言葉、止めてくれません(怒)」
「・・・・アリーシャ、落ち着くんだ・・・もう少しの辛抱だよ」
「でも、ジェームズ!ジョージが言っているのは、華やかさなんですよ。
なんですか、それ?電灯の明るさの話じゃないんですよ」
「落ち着くんだ、アリーシャ。冷静に。
多分ジョージも、自分で何言っているのだか、分かっていないんだろ」
と、そこに箱を抱えてジェイコブ・ソーンが。
「あれ、取り込み中ですか?荷物を持って来たんだが・・・」
「あぁ、構わないよ、勿論。ジェイコブ。
いきなりの話で、申し訳なかったな」
「いや、いいよ。ジェームズ。しかし、君が辞めること、無いのにナァ」
「あぁ、有難う。でも、法廷でその顛末では・・・」
「あぁ、刑事裁判だったからナァ。民事なら何とか・・・」
「いや、もうイイよ。有難う。私の不手際だよ」
「う~ん、女と別れる時は、恨まれないように、だな、ジェームズ」
「女性関係の経験豊富な君から見ると、私は単なる間抜けだな」
「いや、そんなことは言わないが・・・女選びが下手くそだとは思う」
「・・・・ジェイコブ・・・肝に銘じておくよ・・・」
「で、ジョージ、私が何ですって?何が足らないって?」
「いや・・・何をっていうか・・・」
「キラキラなんですってよ、ジェイコブ」
「(目をまん丸にするソーン)キラキラ?なんだそりゃ?」
「ジョージの説明によると、華やかさというか、明るさというか・・・」
「ジョージ、私に御不満がお在りでしょうが、御心配なく。
私の上司は、ヘンリー・シャープなんで、彼が決めるでしょうよ」
「・・・なんだって?君の上司は私では・・・」
「あれ、御存じないのですか?今日付けであなたは・・・」
「あぁ、言っちゃった・・・」
「ジェイコブ、君は相変わらす遠慮がない・・・」
ジェイコブの話を聞いて、自室に走り出すキャッスル。
残った3人は・・・
「一体なにをグズグズ言わせていたんだ、君達は。
もう去る人間に・・・どうして言わないんだ、ハッキリと」
「いや、まだ正式な通達は出ていなかったですし・・・」
「私のせいで、ジョージまで辞めさせられるとは、言い出しにくくて・・・」
「でも、そういうことになったんだ。
ジェームズ、君が優しいのは、大いに結構だが、時には言わねばならないこともある。
相手を気遣うことが、余計に相手を傷つけることもあるんだ」
「・・・・それ、仕事上の話ですよね、ジェイコブ」
「・・・・まさか、女性関係の話じゃないよな、ジェイコブ」
「好きに解釈すればいいさ。で、なんだ、この写真は?」
「あぁ、ジョージがNYからスカウトしようとしていた検事だよ」
「NYから?さすが、ジョージ・キャッスル。発想が並みじゃないよ」
「・・・それ、嫌味だよな」
「・・・それ、皮肉ですよね」
「いや、素直な意見だよ。とりあえず俺にはできない発想だからな」
「でもジェイコブ、ジョージは君と交代させようとしていたんだよ」
「そうですよ、ジェイコブ。あなたが気に入らないと・・・」
「フン・・・(写真を眺めながら)
こいつが、キラキラしているからか?俺がキラキラしていないと?」
「・・・・ジェイコブ・・・君まで、キラキラと言い出すとは・・・」
「もしかして、キラキラは、検察庁の定番なんですか?」
「いや、知らんが・・・・キラキラって何となく可愛いだろ?」
「・・・・・アリーシャ・・・私はもう帰ってもイイかい?」
「だめですよ、ジェームズ・・・
お願いだから、私とジェイコブを2人きりにしないで下さいよ・・・」
「しかし、アリーシャ、私はもう・・・」
「終業時間まで、あと45分ありますよ、ジェームズ・・・」
「・・・・分かった・・・・最後の忍耐力を振り絞るよ・・・」
「で、ジェームズ、俺のどこがキラキラしていないか、説明してくれないか?
あぁ、アリーシャでも構わんぞ。さぁ、話してくれ」
「・・・・・・・・・」
************************
すいません。思いついたら吉日ってことで(笑)
UKキャラで遊ぼう、ですね。遊んでいるわ・・・、おっとゲストもいますし(笑)
タイトルの「2人」は、
思いついた時は、スティール&ソーンだったのですが
今書き終わってみると、スティール&アリーシャかも、ですわね。
原題『Odette&Odile』 意図は・・・黒いスティールを目指したのですが
どうも、私の中ではスティールは黒くないようで・・・
でもソーンも黒くないナァ。
私の中ではUKキャラは、あまり黒くないのかも。
あ~、下らん(笑)
S0を書く度に、いつも思う(笑笑)
でも頭ン中に置いておいてもネェ・・・・という勢いで書いております(ペコリ)
思い付くんだから仕方がないって、ことで(ペコリペコリ)