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「Law&Order」が好きだ!!(邪道にて)

海外ドラマ「Law&Order」が好きです。
とにかく叫びたいので、ブログに叫びます。

シーズン0 #20「エルザの大聖堂への行列」(『Lohengrin』)

2014-11-02 15:31:03 | シーズン0
NY、裁判所前。
裁判所から出てきたマイケル・カッターに、声が・・・

「カッター検事!カッター検事!!
 おい、聞こえないのか?・・・マイク!マイク!!」
「・・・・あぁ、ルーポ刑事か・・・どうしたんだ?何か用か?」
「いや、見かけたので・・・
 もう今日の仕事は、終わったのか?」
「あぁ、今申請し終えた書類を、上司に提出したらお終いだ」
「そうか・・・頼みがあるんだが・・・
 もし、今夜予定が無かったら、俺に付き合ってくれないか?」

「(2~3歩後ずさりして・・・)ど、どう言う意味だ・・・・」
「いや、済まなかった。誤解しないでくれ」
「誤解って・・・何が何なんだ?(カバン抱き抱え)」
「いや、違うって。マァ聞いてくれ。
 今週末に、ロースクールで模擬試験があるんだよ。
 最近全く勉強していないし・・・いや忙しくてね。
 それで、専門家に助けてもらおうと・・・思った訳だ。
 分からない個所を教えてくれたり、試験のヤマを張ってくれると助かるんだが」

「あぁ、そういうことか・・・ちょっと驚いたもので・・・
 今夜は予定がないから、構わんよ」
「そうか!助かるよ!」
「君は、もう仕事が終わったのか?」
「あぁ、今日は勉強するからって、早めに帰らせてもらったんだ」
「そうか。それなら、今から検事局に一緒に行って、待っていてくれないか?」
「あぁ、構わんよ。ホント、助かるよ」

検事局 検事直ジャック・マッコイの執務室

「マイク、御苦労・・・(書類を受け取り)」
「じゃ、、私は、もうこれで」
「あぁ、お疲れさん」

廊下からカッターの声が聞こえるので、廊下を覗くマッコイ。
そこにルーポの姿が・・・

「ルーポ刑事、何か用なのか?」
「いえ、マッコイ検事長。事件じゃないんですよ。
 ちょっとカッター検事を待っている所で・・・」
「マイクを?どういう訳だ?」
「(ちょいとムカッ)いや、私的なことで・・・関係ないかと」
「フム、関係ないか・・・その通りだな。
 ・・・・おい、マイク、ちょっと来てくれ」

マッコイの執務室に入るカッター

「なんですか?ジャック」
「今持ってきた書類だが・・・ココ、おかしいぞ」
「エッ?まさか・・・(書類を受け取り)本当だ。これは間違っている」
「そうだろ・・・今更新人のような間違いをしてくれるなよ」
「確かに・・・申し訳ない、ジャック。
 しかし、これは明日取り消して申請し直しても、十分間に合う案件ですよ。
 明日一番に、裁判所へ行ってきます」

「それは困るな、マイク。
 私は、今夜の会合に全て順調だと、報告するつもりだったんだ。
 それを、こんな新人さえ犯さないようなミスで・・・遅れるのは不本意だな」
「・・・・本当に申し訳ない、ジャック。
 しかし、今更裁判所へ行っても、時間的に間に合わないし・・・・」
「それじゃ、マイク。私と一緒に会合に出席し、説明してくれないか?
 この案件は、君が責任者となり進めているものだ。
 担当の君が、太鼓判を押してくれれば、皆も納得してくれるだろう」
「今夜・・・ですよね・・・あなたが説明しても、大丈夫では?」
「それはそうだろうが・・・・正直私も突っ込んだ質問をされると、答えられんからな。
 君が出席してくれるが最適だと思うが。
 申請の不備の説明も、担当者が説明した方が説得力がある。
 例え、ヘボミスでもな」

ドアが乱暴に開き、ルーポ登場

「ちょっと待ってくださいよ、マッコイ検事長!
 マイクは、俺と約束しているんですから」
「ルーポ刑事・・・・子供のようなことを言い出すとは、驚きだ。
 それに、先ずノックをして、入って来てもらいたいものだな。
 常識というか・・・社会人として当然だと思うが」

「あぁ、申し訳ない・・・ちょっと焦ったもので。
 マイクに勉強を助けてもらおうと・・・当てにしていたので」
「勉強?あぁ、法科のか・・・・そうなのか?
 それは・・・申し訳ないが、諦めてもらおう・・・こちらも仕事なんでな」
「いや、待って下さい・・・俺もピンチなんで・・・・」
「別にマイクじゃなくても、よかろう?
 コニーには、打診したのか?コニーに頼めばよいのでは?」
「いや、ルビローサ検事補は・・・・」
「何か不満でも?マイクじゃないとダメな理由でもあるのか?」
「・・・・いや・・・・」
「それなら、文句はあるまい」

「マッコイ検事長・・・・それは嫌がらせでしょ!
あなたは、俺が気に入らないんだ、そうでしょ?」
「・・・・一体何を言い出すのやら・・・」
「じゃ何故、俺をマイクの邪魔をするんですかね?」
「君とマイクの邪魔・・・?一体何のことだ?
 まず、君とマイクの間に、何かあるのかね?」
「・・・・いや・・・それは・・・ちょっと勢いで・・・」

「勢いでか・・・
 君は最近、勢いで容疑者だった女と関係を持ったそうだな。
 君は、どうも勢いがあるらしい・・・・刑事としては、良いかもな」
「・・・・それは、あなたには関係ないでしょ!」
「勿論関係ない。そして、我々の仕事も、君には関係ない。そうじゃないのか?」

「俺が言いたいのは・・・
 あなたが、俺に嫌がらせをしているってことですよ」
「嫌がらせも何も・・・・
 私は、マイクに追加に仕事を頼んでいるに過ぎないのだが。
 君がひとりで、喚いているだけに見えるが。
 何が目的で法律家を目指すのか、知らんが、先ずは自分の力でやって欲しいものだ」
「法科の勉強のことも、あなたには関係ないッ!」
「それもそうだ・・・確かに、余計なお世話だったな。
 まぁ、私も言葉が過ぎた・・・
 私は、単にマイクに幸せになって欲しいだけなのでな」

「それは、俺にはその資格がないって言いたいんですかぁぁぁ!(怒)」

「落ち着いて欲しいものだな、ルーポ刑事。
 君はすぐ興奮しすぎる。
 第一、マイクの幸せと君と、どういう関係がある?」
「・・・・・・!俺が法律家を目指すのは・・・・」
「いや、聞きたくないよ、君の理由など。
 私には関係ないし、知りたくもない」
「マッコイ検事長!いくら検事長という立場に守られていても・・・」

「・・・・君の思考は、一体どうなっているんだ?
 私の職務と、君の人生設計の、どこに接点が?」
「・・・・俺はただ・・・マイクが・・・」
「だから、それが私とどう関係するのだ?
 いい加減にしてくれ。
 確かに君は、法律を勉強するのは、良いことかもしれない。
 少しは、まともな思考と言葉使いが、できるようになるだろうからな」

「・・・・・ジャック・マッコイ・・・・あなたって人は・・・」
「私の人柄は、君の評価に左右されんだろうなぁ」
「・・・・・・・クソッォ・・・・!!!」

・・・・・・カッター、小声で・・・・

「・・・で、私が何か言っても・・・いや・・・黙っています・・・・」


今サッと思いつたので書いておきます。
検事長vsルーポ!夢の競演!!!!・・・・・違うか?(笑)
ルポ相手に、かなり強気の検事長。完全に上から目線(笑)
ルポ・・・勝つ為には・・・ジェイミーでも味方につけなければ(笑笑笑~)

 

シーズン0 #19「勝とうが負けようが」(『A Question of Honour』)

2014-10-31 11:41:43 | シーズン0
27分署 殺人課

「ルーポ刑事、ちょっと・・・・」

と声をかけ、執務室へ招くヴァン・ビューレン

「なんですか、警部補?
 オレ、三日三晩帰っていなくて、フラフラなんだがなぁ」
「分かっているわ。ヨレヨレなんでしょ。御苦労さま」
「やっと帰れるって時に・・・手短に頼みますよ」
「ええ、勿論、分かっているわ。
 でも手短に済むかどうかは、あなた次第よ」
「(フ~・・・諦めて椅子に座りこんで)
 分かりましたよ・・・なんですか?」

「検察からの苦情よ。これで15件目ね。
 違ったかしら?16件目だった?あら、ごめんなさいね」
「嫌味はイイですよ・・・・
 しかし俺達の仕事は、容疑者を逮捕することだ。
 そうでしょ?その後は、彼らの仕事で・・・」
「そうね。私も検察に全面賛同する訳じゃない。
 でも、実際証拠を排除され、起訴を維持できないとなると・・・・別よ。
 目的は、罪を犯した者を裁きの場に送り込むこと。
 その点は、警察も検察もないわ」
「(フ~)・・・で、俺は優等生じゃないって訳だ」
「こういうことは、常日頃あることよ。
 でもあなたは着任してからの日数を考えると、ちょっとね・・・」

「俺から言わせると、生温いんですよ。
 実際現場で体張っているのは俺達だ。
 荒っぽいこともあるのは当たり前だし、時には逸脱もする。
 俺が今まで居た場所では、こんな捜査は、当たり前・・・」
「そうね。よく分かっているわ。
 でもここはNYだし、NYのやり方がある。
 そんなことも分からないって言うのかしら?
 それならば、私は、あなたを買いかぶっていたってことになるわね」
「警部補・・・・」
「サイラス、あなたの言い分は、大勢の刑事の言い分よ。
 私も同感。
 しかし、起訴を維持できるだけの証拠を得るのも、仕事のはずよ。
 どこかのTVドラマのように
 緊急時ではない限り、ドアを蹴破っていきなり殴りつけることはできないわ。
 私達はプロのはずよ。そうでしょ?
 では、プロの仕事をしなければ・・・」

「分かっている。分かっていますよ。俺もバカじゃない」
「それなら私も安心ね。
 あなたを昔から知っているけど、また制服姿を見たいとは思わないわ」
「警部補・・・反省しています。分かって下さいよ」

「ええ、分かっているわよ・・・・それに、次は・・・」
「次?次はなんですか?俺の帰りを待っている奴が・・・」
「あら、そんないい女(ひと)がいたの?初耳ね」
「・・・・・犬ですよ・・・・友達に世話を頼んであるんで・・・」
「そう。じゃ、もう少し、お友達の御好意に甘えましょ。
 さてと・・・先週、コネチカット州へ行ったわよね?」
「ええ、行きました。エドも一緒に」
「コネチカットで、何かやらかしたの?」
「何も!一体、なんですか~?」
「コネチカットで、ある農場へ行ったそうね」
「ええ、捜査でね」
「その農場で、女の子に何か言ったの?」
「言ったって・・・・パローランって名前の男を知らないかって
 尋ねはしましたがね・・・それが何か?」

「その少女の父親からの苦情よ。
 NYから来た若い無作法な刑事が、娘を脅したと」
「脅した?俺が?そんな・・・・聞いただけですよ、行儀よく。
 エドも一緒だった・・・・エドに確かめてもらってもイイ」
「確かめたわ・・・エドも問題ないって言っているわ」
「じゃ、なんで・・・」
「それは、私が聞きたいわよ。他に何か言ったんじゃないの?」
「他にって・・・・パローランは悪い奴だから、捜しているって。
 パローランを見つけないと、夜になると君を食べちゃうぞって・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・それね・・・・・・・バカなことを」

「冗談ですよ。冗談!分かるでしょ?
 甥っ子や姪っ子にも、いつも言っている。
 子供って、そういう言葉遊び、喜ぶじゃないですか?そうでしょ?」
「子供によりけりよ。
 その少女は、先日事件に巻き込まれたそうよ。誘拐されかけたって。
 だから、あなたのジョークを、真剣に受け止めてしまった」
「あぁ~、そんなつもりじゃなかったんですよ・・・」
「分かっているわよ、サイラス。
 でも、検察の苦情と照らし合わせると・・・ちょっとピンチね」
「市民からの苦情・・・・アァァ~」

「で、もうひとつ説明して頂戴」
「・・・・・まだ、あるんですか?どこの女の子ですか?」
「今度は、男の子よ」
「・・・・男の子・・・・って・・・・コネチカットじゃ、男の子には声をかけていない」
「今度はNYよ。クィーンズで、あなたが少年を買おうとしていたって話が」

「・・・・・・・・・勘弁して下さいよ・・・・・いくらなんでも・・・
 一体どこから、そんな話が・・・・」
「これも、自称善良な市民からの通報ね。
 若い刑事が、嫌がる少年を追い回し、無理やり手に何か握らせて
 人目のない路地裏に引っ張っていったって・・・どうなの?」
「いや・・・思い出した!あの時のことだ。
 少年って・・・・いい歳した男ですよ、一人前の。
 それに手に握らせたって、
 奴のポケットから薬物を押収しようとして、揉み合いになって
 ・・・・それを勘違いしたんじゃないですかね?」

「あら、それが真相?善良な市民は、なにやら性的なものを感じたと」
「感じたって・・・その通報者が、欲求不満なんじゃないですか?」
「あなた、そう内務調査部に言える?」
「・・・・・・言えません・・・」
「そうね。いたずらに市民を誹謗するのは、止めた方がいいわ」
「しかし、警部補!
 間違いなく、奴は成人ですよ。童顔なんだ、そうそう童顔!」
「それは、内部調査部には言えるのね」
「ええ、それはハッキリ言えますよ」
「でもねサイラス、問題は相手の男が童顔かどうかじゃなくて・・・」
「・・・・・・・そうですね・・・・」

「いいわ。あなたの言い分は、私が上司に説明しておくわ。
 それから、また考えましょ。
 とにかく、しばらくは大人しく、地道に捜査をして頂戴。
 荒っぽいことはダメよ。
 検察には使えない刑事だと言われ、
 市民からは、少女を脅し、少年を買春したなんて言われて・・・・
 制服にも戻れないわよ」
「分かりましたよ。よ~く分かりました。
 何とかお願いしますよ、警部補・・・・」

「フム・・・サイラス、あなたのその笑顔は、曲者ね。
 馴染んでいる私でも、何とかしてあげようって気になるわ」
「そうですか?それなら嬉しいが」
「そう言えば・・・制服時代にも、先輩女性警官と色々・・・」
「警部補・・・・もう時効でしょ。勘弁して下さいよ」
「そうね。でも、その笑顔、女性だけじゃなくても有効なの?」

「カッター検事には、効果ありそうですよ」
「あら、そうなの・・・そうね、苦情はカッター検事からでは、無いわね」
「そうでしょ・・・・やっぱりね」
「でも、マッコイ検事長には、全く効果ないようね」
「(フ~)そうなんですよ・・・・苦情はマッコイ検事長からなんですね」

「ええ、そうよ。あなたの魔法には、かからないようね、彼は」
「多分・・・マッコイ検事長は、エドの方が好みなんじゃ・・・・」
「・・・・サイラス・・・・
 あなた、何か根本的な部分が、間違っている気がするわ・・・」


S0、お笑いに刑事から初参戦は、サイラス・ルーポで!!
最後の「マッコイ検事長は、エドの方が~」まで・・・頑張りました(笑)
しかし、はっきり言うと、
刑事さん方は、皆マッコイが嫌いだと思う・・・笑

検事長の次にお気に入りと(一応)言っているルポ。
と言っても・・・正直、エドとコンビ時、なんですよね。
もっと正直、エド&ルポは、私はいろいろ抱え込んだ(って皆そうだが)
複雑なコンビって認識で・・・・フォロー役はどっち?って感じで。
しかし、このコンビは、私はビジュアル的にも良いっと思っている。
単純に「格好いい~!」ってことで(ホント単純だわ・笑)
加えて、短期間なら悩むコンビでもOKって感じで。
憂いがあって(??)ヨロシイかと・・・・(勝手に勝手に)
あっと言う間に解散~ですが。貴重な期間限定だわ(笑)

その後のバーナードとのコンビは、若手の良さが好ましいと思う反面、
どうも・・・・って気にもなる・・・
理由→服装乱れ&体形変化&髭面・・・・
こういうことも「好ましい」と思う方もいると思う・・・・それも良し!ですよ。
私は、あんまり・・・・ってことで。その辺御理解を(ペコリ)

ルポの人懐っこい笑顔は、犯罪だと思っている(笑)
思わず警戒を許しそうな笑顔で・・・・
この笑顔で凶悪な演技を・・・『Unknown』(2006年)です。
このタイトル、他にも複数作品があるので、御注意。
Jeremy Sistoは、『L&O』初放映のS18~で知りましたが。
とは言っても『Six Feet Under』にも出演していたのよね~。
私、これ視聴していたのですが、彼を認識はしていなかったので。
だから、演技がどうこうは覚えていない・・・・無念ですがね。

『Unknown』は、サイコ・ミステリー風で、まぁ記憶を失った男達が~
って、どこかで聞いたなぁって展開なんですがね。
ルポの笑顔が、サイコに出演・・・・笑顔がまた別の意味になって~。
面白かったですね。でも、あまり・・・・話題になりませんね。

タイトル『A Question of Honour』=名誉の問題

Sarah Brightman の曲です。「勝とうが~」も詞からお借りしました。
有名な曲ですので、御存知の方も多いかと。
某TV局のサッカーのテーマ曲でもあります。
また、過去にはTVCMでも流れましたね(某自動車メーカー)

A Question of Honour、この言葉は、著名人も使用しています。
ここぞッ!と言う時の決め台詞風ともいえる。
元は、ヨーロッパ中世騎士道精神からの言葉とも、言われているようで。
そう言われれば、何となく分かる気が・・・。

今回はルーポの名誉がぁ~ということで、採用(笑)
やはり、自分では検事長の時ほど、乗り気では~とゴメンなさい発言(笑)
ルーポの吹き替え版声が、話しているような気で書きましたわ。

ではッ(ペコリ)

シーズン0 #18「過ちが生んだ喜劇」(『Original Sin』

2014-10-23 15:00:06 | シーズン0
検事局 検事長の執務室
デスクワーク中の、ジャック・マッコイ。
そこへ・・・・

「呼びましたか?ジャック?」
「あぁ、コニー、入ってくれ・・・」
「はい・・・何か?」
「コレを見てくれ(書類を渡す)」
「(読みながら)・・・コレって、マイクの・・・」
「そうだ、いつものヤツだ。フゥ~、総務から散々言われたよ。
 いい加減に対策を講じないとな」
「・・・・今回は、大事件になってしまったので・・・」

「一体、マイクは・・・君は傍にいたんだろ?コニー」
「ええ、でも、外に行くって言っていたから・・・」
「バットを持って、だろ」
「ええ、でも外っていうのは、執務室の外のことだったようね。
 私は、てっきり検事局の外かと・・・」
「で、マイクは外で、バットを一振りしたってことだな」
「はい、そして、その一振りが・・・」
「廊下にある給水機とコーヒーメーカーに、見事に命中した、と」
「ええ・・・」

「その前は・・・執務室の壁、だったかな?」
「違います、ジャック。壁は、その前の前で・・・」
「あぁ、最初はデスクライト、次は壁、そして・・・」
「その次は、話し合いに来た弁護人の頭に、もう少しで~」
「・・・・まさか、狙った訳じゃないだろうな?抗議が来て大変だった」
「いえそんな・・・本人は否定してますが」
「段々、エスカレートしているな。
 では先日の廊下の時は、何にイラついていたんだ?」
「・・・あのぉ・・・ジャック、あなたと言い争いした後でして・・・」
「・・・・・・・まさか、私も共犯などと、言うんじゃないだろうな」
「いえ、勿論、そんなことは」

「さて、実務的な話に戻ろう。
 今回、総務は、もう限界だと通告してきた。
 いつか人身傷害事件を引き起す懸念があるとな。
 そんなことになったら、とても対処は出来ん、と」
「そうですね・・・・どうしましょ?ジャック」
「・・・・マイクは、考え事をしたりイラついたりした時に
 バットを振り回すんだろ?ボールは、どうしたんだ?」
「ボールは、以前私と意見が対立した時、
 私をめがけて・・・」
「な、投げたのか?」
「いえ、投げる振りをしただけですが、余りにも目がマジだったので。
 私が、その場で没収しました」
「賢明だ、コニー。感謝するよ」
「どう致しまして。で、どうします?バットは取り上げないと」
「もう総務が持って行ったよ。危険物としてな」

「じゃ・・・何か代わりに、与えないと・・・」
「マイク自身が、考えればイイんじゃないか?いい年した大人なんだし」
「そうですね・・・でも、多分、何も考えないと思いますよ。
 そのうち、椅子でも投げだしたら・・・」
「・・・・ヨシ、二人で打開策を協議しよう・・・手間がかかる奴だ・・・」
「ええ、本当に・・・・」

「最近TVドラマを見ていたら
 ロンドンの検事が、ルービックキューブをガチャガチャいじっていたぞ。
 マイクにも、ルービックキューブは、どうだ?」
「ダメですよ、ジャック・・・・
 繊細そうに見えますが、案外細かい作業は苦手みたいですよ」
「そうか・・・良い案だと思ったのだがなぁ」
「それに・・・できなくてイライラして、投げだしたら・・・」
「ウ~ン、それは、いつものパターンに逆戻りだな」
「実は私、以前パズル・リングを渡したことがあるんですよ。
 でも、やっぱり・・・」
「やっぱり・・・?」
「できなくて、イライラして・・・投げ出していましたよ。
 その時は、どこにも命中しなくて、セーフでしたがね」

「一体、何を持たせればいいんだ?
 危険が無くて、いつも傍にあるようなモノで・・・」
「・・・・ペンや鉛筆、ですかね?」
「あぁ、それは簡単だし、身近だ。加えて投げても多少は安全だ」
「それに、あなたの暇潰しですよね、ジャック」
「私の?私が、なんだ?」
「だって、法廷で・・・よく落書きしていましたよね・・・
 何か熱心に書いているふりをして・・・私、見たんですよ。
 猫や電車なんか、落書きしていたでしょ?」
「・・・・私がよく描くのは、犬と自動車だよ。猫や電車など描いたことは無い」
「エェ!でも、私が見た時は・・・・」
「犬だろ、犬だ。私は犬が好きなんだよ。
 それに電車など・・・私はよくシトロエンの絵を描く。子供の頃からだ」
「・・・・・絵は苦手なんですね、ジャック・・・・」
「・・・・・・・今は、関係ないだろ・・・・」

「で、マイク、どうします?
 ペンを持たせて・・・・ペンで、どうしろと?
 暇潰しになるかしら・・・?疑問だわ・・・」
「ぬり絵でも、させたらどうだ?」
「・・・・ジャック・・・・」


久々にS18視聴。カッターのバット振りは、いつ見ても恐怖(笑)
マッコイに言いくるめられた後にバットを持つと・・・
「検事長執務室に殴り込みかぁ~!」と思い、笑ってしまう。
そして「行け!行け!!」とか、思っているし・・・笑

原題『Original Sin』=原罪
まぁ、元々ある罪、という意味合いで採用。
だって、カッターにバット&ボール持たせるっていう制作サイドの思惑は
まさに、元々間違っているし・・・ってことで。

先日、病院(大病院だ)で、待つ待つ待つ待つ・・・・
あっち行って、こっち行って・・・・どこでも待つ。
散々待って、会計でも待って・・・他の科での予約で待って・・・
持参した本2冊は、読んでしまったし・・・
自分の番号が出ないか、と電光掲示板を眺めている時に
浮かんできたので・・・・

・・・・・・・・でもカッター、出てこないわ・・・笑

シーズン0 #17.5「第八の日に」(『The Eighth day』)楽屋落ち

2014-09-26 16:52:36 | シーズン0
楽屋落ち<1>

「ハ~イ、カメラ・チェック・OK!!
 お疲れ様でした~。今日の撮影、終了で~す」

「お疲れ、ベン。しっかし、疲れたなぁ~。
 シリアスなんて、慣れないし・・・・ホント、疲れたワァ」
「そうか?ジャック。私は、それ程じゃ・・・・
 私の決め台詞、なかなか良かっただろ?」
「決め台詞~?そんなの、あったっけ??」
「あっただろ。
 『本来ならば、その椅子には私が座るはずだったんだ』って。
 自分では、決まった!と思ってんだが」

「エッ?アレ、決め台詞なの?
 オレ、泣き言かと思ったよ・・・・そうじゃないのか?」
「・・・・・泣き言って・・・・ジャック・・・・違うだろ・・・」
「そんじゃ、恨み節??」
「・・・・・・・・・帰ろうか・・・・・」



楽屋落ち<2>

マッコイの執務室から退室したストーン。
廊下の窓から、景色を眺めて・・・・

「どうしたんですか?Mr.ストーン」
「あぁ、Miss.ロス・・・いや、別に・・・
「別にって・・・ちょっとお顔が変ですよ・・・
 エエェェ?ちょっと目が・・・涙目に・・・」
「(目をこする(子供かっ))
 いや、そんなことはない・・・」
「一体何が・・・ジャックですね!ジャックが、何かしたんですね!」

「いや、何も・・・・放っておいてくれないか」
「いいえ、ダメです。
 泣いている人を、放っておけません。
 ちょっと、待っていて下さい・・・・!」

いきなりマッコイの執務室ノック&入室、ほぼ同時に。

「ちょっと!!ジャック!!!
 Mr.ストーンに、何したんですか??泣いてるじゃないですか??
 もう、検事長になった時、権力を笠に着るなって、あれ程言ったのに・・・
 いいえ、言い訳なんか聞きたくありません!
 もう、本当に・・・・私の目が届かないなんて、思っていないでしょうね!!」

廊下には職員の山が。
ジェイミーに怒られるマッコイを一目見ようと、押し寄せている。
中には、映像を撮り、早速動画サイトに投稿する輩も・・・・(笑)



・・・・・・・・・・・・スンマセン・・・・終わります(ペコリ)
やっぱり、こっちが本職ね(笑)

シーズン0 #17「第八の日に」(『The Eighth day』)追記

2014-09-26 16:51:18 | シーズン0
えっと・・・・ゴメンなさい。先に謝っておこう。
ラストが、甘くなってしまった・・・
多分ジャックは、ベンに最後通告は出せないよ~ってことで。

以前アマンダさんが(勝手に出してゴメン)
コメント欄で
「本来ならば、その椅子には、私が座るはずだったんだ、ジャック」
とストーンに言わせたい~!って書かれていたので
それを中心に・・・・で御座います。

ラストがヘタレになってしまって・・・ちょっと苦悩(笑)

タイトル「第八の日に」は
アメリカの小説家ソートン・ワイルダーの作品のタイトル。
当然日本では絶版(笑)
私は持っているが、分厚い&内容難解(笑)

第八の日に、と言うのは
ユダヤ教&キリスト教の「天地創造」から
神は6日間かけて、世界や動物、人を作った。
6日目に、動物(獣&家畜)を作り、神に似せ人を作った。
7日目には、神は休まれた・・・

そして、8日目から、人は生きて行かねばならない。
そういう意味で、人が生きていくために踏み出すってことで。
まぁ、人間の物語って解すれば良いかと(勿論勝手に・笑)

ジャックもベンも、人間ってことで・・・・架空のキャラだが(笑笑)

初シリアスかぁ?
シリアスは、どうも・・・だわねェ。
あぁ、思いついたから、仕方ないかぁ(苦笑)

もし読んでいただいた方々、有り難う御座います(ペコリ)

次で、楽屋落ちを・・・・
書いてるうちに、お笑いネタが思いついたので~(ペコリペコリ)

シーズン0 #17「第八の日に」(『The Eighth day』)<2>

2014-09-26 16:50:57 | シーズン0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きです


「君は、独自に調査しているはずだ。何を見つけた?
 何かある。そうだろ?そして、それを俺に報告していない」
「報告する必要が無いからだよ、ジャック。
 調査の結果を取捨するのは、私の権限で。それに何が不服なのか?」
「何かを隠している可能性があるからだよ、ベン。
 一体、何を得た?」
「警部補の話の後、私はロレンス・ハリヤノシュに会った。
 家族の悲劇を、重く受け止めている。
 シェネラのカウンセリング、カトリンのダメージ・・・
 カトリン一家は、NYを出る予定だと。カトリンの夫も、同意している」
「・・・・なんだ、それは? 一体、何が真相なんだ?
 金持ちが、一家の恥をひた隠して、終わりだと?」

「何を拘っているんだ、ジャック?
 私には、君が何を言いたいのかが、分からないよ」
「分からないって?ベン!これは、殺人事件ではないのか?」
「殺人・・・・誕生していない胎児のことを言ってるのか?」
「そうだ。出産予定日まであと2週間だった胎児だ。
 銃で殺された・・・胎児の人権・・・君の分野だろ」
「確かに私はカトリック教徒だ。しかし、仕事では持ち込まない」

「その姿勢には賛成だ。まぁ胎児の人権問題活動家は、声を挙げているがな」
「君の標的は、胎児の人権ではないだろ、ジャック?」
「あぁ、そうだ。ハリヤノシュから、何を聞いてきた?ベン?」
「・・・・・何も・・・・」

「君が、私に対して強硬姿勢なら、私も考えがある。
 私は、殺された赤子の後見として、訴訟を起こそうかと思っている」
「何ですって?一体何をやる気なのか??」
「君が隠していることだ・・・そしてハリヤノシュ家が隠していること・・・
 赤子は、医師の判断で帝王切開で産まれ・・・暫くの間生きていた、と。
 そんなんだろ?ベン」
「・・・・・・」
「世間には、銃撃で浮かれる前に命を失った、と伝えられているが、本当は生きていた。
 しばらくの間でも。だから、もう胎児ではない。人間だ。人の権利を有する」
「あぁ、その通りだ。しかし、だれも赤子の殺人事件の犯人捜しを求めていない」
「誰も?違うだろ、ベン?ハリヤノシュ家、がだろ?
 あの一家は知っているのさ。誰が少女に銃を渡しのかを」

「仮に、それが真相だとしても・・・・誰が求めているんだ、ジャック?
 ジェニスは、確かに精神状態が不安定だった。それは一家が知っていた。
 恵まれた生活。世間はそう見ていたが、彼女自身は常に、妹に嫉妬していた。
 自分に比べて、華やかさもない平凡な生活を送る妹を。
 私には、分かるんだ、ジャック。
 才能や容姿、そして財産なんかじゃない。本当に欲しいものは、単純なものなんだよ。
 しかし、それが自分のものにはならない・・・
 幼い子がじゃれつき、大きなお腹を幸せそうに見せつける妹・・・・
 自分には届かない幸せを、見せつけられた・・・ジェニスはそう思った。私はそう考える。
 発作的な行動だったんだろう。
 シェネラに銃を渡し・・・撃て、とは言ってない。そう聞いている。
 ただ、もし撃ったら・・・とは思ったろう。それが罪か?
 もう今では、カトリンも納得している。だから、街を去るんだ。
 これ以上、何をかき回す必要があるんだ?」

「本当にそう思っているのか、ベン?それが真意?
 もしそうなら・・・・一体我々は、何を仕事としているんだ?」
「凶悪な事件ではない。時には片目をつぶる必要もある」
「いつから宗教家になった?我々は検事だぞ。市民に対し責任がある」
「君の言う市民とは、数回息をした赤子のことなのか?
 確かに気の毒だ。それは私も思う。
 しかし、カトリン夫婦が、赤子の殺人事件として、捜査を依頼したのか?
 誰も依頼などしていないはずだ」
「それでも、見逃せない。殺人事件だ。私は、そう認定する」
「それは、君のエゴからの考えじゃないのか、ジャック?
 君の、その正義は、時には人の事を考えない傲慢さに繋がる」

「人のこと?一体、我々は、いつから人の幸せを考慮する必要を持ったのだ?
 罪を正当に裁く。これが仕事ではないのか?」
「その通りだよ、ジャック。私も、その通りのことをしてきた。
 しかし、時には、その正当さが本当に正しいのかどうか
 立ち止まる必要も、あるのではないか?それが今では?」
「ベン・・・・君はジェニスに同情しているのか?
 子供を持てない彼女に・・・・同情する気持ちは私的なものだ。
 それを、仕事に持ち込むとは・・・・君には、失望したよ・・・まさか、君が・・・」

「ジャック・・・君の厳しさは、時には救いである場合もある。
 しかし、血の通わない惨い決断の時もある・・・・
 君の、その冷たさと断じる姿勢には、もう付いていけない・・・
 本来なら、その椅子には、私が座るはずだったんだ、ジャック」

「それは、知っているよ、ベン。
 多くの人が、それを望み、そうなるだろうと期待した。
 しかし、今、この椅子に座っているのは私だ。
 それが、一体何を意味するのか、理解できない程愚かになったとは」

「・・・・・・この事件は、切っ掛けに過ぎない。
 どうも、私の場所は、ここには無さそうだ・・・そうだろ、ジャック?」
「君の検事としての能力は、私以上だよ、ベン。
 それは、全く疑いの余地が無い。私自身がそう言うんだから、間違いない。
 しかし、時には自身の視点が入り込んでしまう。
 勿論、それは検事としての個性であり、特色でもある。
 個人としての資質でもある・・・・それは大いに発揮しても構わない。
 しかし最初に情を絡めては、クリアに見えなくなってしまう。違うか?」

「・・・・・・・出て行け、ということか、ジャック・・・・!」
「それは君次第だろ。今の私には、そうできる権限がある。
 しかし、それを今、君に振るう気はないよ、ベン・・・・」

「・・・・・少しだけ・・・・もう少しだけでいい・・・時間をくれ」
「構わんよ。市長には、うまく言っておこう」

退出するストーン。
閉じた扉を、長い間見つめているマッコイ・・・・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・追記は、次で。
 
 

シーズン0 #17「第八の日に」(『The Eighth day』)<1>

2014-09-26 16:50:42 | シーズン0
NYで、また悲惨な事件が発生した。
5歳の少女による銃の暴発事件。
被害者は少女シェネラの母親カトリン。
カトリンは、2週間後に第二子を出産予定の妊婦であった。
事件現場は、カトリンの姉ジェニスの家。
いや、館と言うべきか。
姉妹は、NY屈指の資産家ロレンス・ハリヤノシュの娘だ。

カトリンは結婚後、家を出、夫と娘の3人暮らしであった。
カトリンの夫は、労働者階級出身であり、結婚時には世間の注目を集めていた。
父親のロレンスは
「自分も、一介の労働者から這い上がったんだ。何が問題なのだ?」
との名言を発し、娘の結婚を祝福。
資産家とはいえ、社会貢献にも熱心である一家に
世間は、ますます好感を持ち、家業である百貨店の売り上げも順調。
姉のジェニスは、結婚後も夫と共に、実家暮らしである。
夫は、自分の実家の家業に従事している。
ジェニスは、父親の仕事を手伝い、その手腕は高く評価されている。
加えて、美貌の持ち主でもあり、
今回の悲劇に、世間は同情、そして好奇の眼差しを送っている。

マスコミも過熱する中、
ハリヤノシュは、懇意の間である市長に要請。
今回の事件を、徹底的に調査し、公表して欲しい。
世間にも、そして家族にも、禍根を残さないように、と。
市長は、検事局に指示。納得のいく調査を行うように、と。
検事長の指名した担当者は、ベン・ストーン。

銃弾を受けたカトリンは、一命は取り留めた。
しかしお腹の子は、残念な結果となってしまった。
凶器の銃は、ジェニスのもの。登録もしてある。
幼子が起こした悲しい事故・・・・それで着がつくかと・・・


検事局。検事長の執務室。
ベン・ストーンが、入室してくる・・・・

「呼びましたか?」
「あぁ、そこに座ってくれ・・・報告書を読んでいたところだ」
「ハリヤノシュ事件ですね。悲しい事件だ」
「事故と言うことになっているが・・・それが君の最終判断か?」
「ええ、私はそう判断しました。何か、御意見でも?」
「警部補とは、話したのか?」
「えぇ、昨日話しました」
「今朝、私の所にも来た。君が聞く耳を持っていない様子だった、と」
「どういうことですか?」

「警部補の話によると・・・
 撃たれたカトリンの夫、つまり少女の父親だが・・・
 シェネラが『銃は、ジェニおばちゃんがくれた』と言っている、と」
「その話は、私も聞きました・・・
 母親を撃ってしまい、騒ぎになった恐怖から、ウソをついている可能性も。
 実際自分の妹か弟を殺害してしまった訳だし・・・私はそう判断したのだが」
「では、父親から直接、話を聞いていないのか?」
「その必要が、あると?」
「警部補は、父親と話したらしい。
 まぁカトリンの夫だが・・・姉妹の仲は、世間で言うほど良くない、と。
 ジェニスは、表立っては好意的だが、カトリンは常に不信を持っていた、と」

「その話は初耳ですね・・・なぜ、私に報告しないのか?」
「君が、警部補の話に耳を傾けなかったからだろ。
 私は、まだ事故と片付けるのは、乱暴だと思うがね」
「では、ジェニスの意図があった事件だと言うのですか?
 妹を、あわや殺しかけたと。それも妹の娘を使って」
「そういう風にも考えられる。その可能性がゼロとは言えないのでは?」

「・・・・・・・もっと、ざっくばらんに話し合おう。
 私に本当に言いたいことは、何だ?ジャック」
「いいだろ。互いに本音で話そうじゃないか、ベン」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きます

シーズン0 #16「S6#23.5 Aftershock その後」

2014-09-02 15:05:02 | シーズン0
**御注意!
「名作になんてことを・・・!」」と思う方は、読んじゃダメ!

*********************************

バーから出て行くマッコイ・・・・・
そして・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・
「・・・・ちょっと!ジャック!!起きて下さいよ!!
 一体、なんですか、これは・・・・!!」
「アッ、よかった。やっと来てくれた・・・・
 困るんだよ、こんな入り口の真ん前で寝転がられてもサァ・・・」
「ゴメンなさい。御迷惑をかけて・・・
 ちょっと、起きてよ、ジャック!!!」
「ウ~ン・・・クレア~?クレアかぁ~??」
「何言ってるんですか!ロスですよ。ジェイミー・ロス!!
 もう、ねぇ、この人の連れはいなかったの?」
「あぁ、どこかのオッサンと飲んでいたが・・・
 後は知らないねェ。
 こんなオッサン、いっぱいいるからネェ。
 さぁ早く、引き取ってくれよな」

「・・・・・フゥ~、私が、よねぇ。ちょっと待って・・・
 (携帯で)・・・アッ、クレア?私、ジェイミーだけど・・・
 ジャックと待ち合わせ、していた?いま〇〇ってバーにいるんだけど・・・
 あぁ、正しくは、バーの前だけど・・・
 ジャックが酔っぱらって、寝転がって、あなたを呼んでいるんだけど・・・
 来てくれないかしら?
 あなた達、付き合っているんでしょ?
 ・・・・エッ?嫌だって??ちょっと・・・なにそれ・・・・
 もう出番は終わったから、後は任せるって・・・・私が?
 ちょっと・・・無責任じゃない??
 エッ?超過ギャラは貰っていないって・・・・勘弁してよォ~。
 私が、この酔っ払いのおじさんを介抱するの?
 ちょっと・・・アァ!切っちゃった・・・なんて娘なの!(激怒)」

「・・・・お客さん・・・どうでもいいから、オッサン、退かしてよ。
 はっきり言って、営業妨害だぜ。困るよ」
「待ちなさいよ。私だって、いい迷惑なんだから・・・
 それに、どうして私を呼んだの?」
「エッ?オッサンが持っていた携帯の発信の一番最近だったから・・・」

「クッ!さっきの変な電話か・・・酔っ払って私に掛けたんだわ・・・
 クレアに掛けてくれれば、いいものを・・・クソッ」
「もう、さっきから、なにゴチャゴチャ言ってるの・・・・
 俺も仕事に戻らないと、怒鳴られるんだよ」
「分かったわよ!タクシー、呼んでよ」
「あぁ、分かったよ・・・呼ぶから、さっさと帰ってくれよな」
(バーテンダー、店内に戻る)

「ジャック・・・立てますか?ホラ、自分で立って・・・無駄だわ・・・
 もう立てない程、飲むなって・・・迷惑な・・・」
「クレアぁ~、クレアぁぁ~、どこだよ~」
「クレアは、来ませんよ。もう、ホント、こんな上司、ゴメンだわ。
 来て早々だけど、明日アダムと話し合う必要があるわね・・・
 ホラ、立って!!!!!!!!!!!!!!
 もう!!!!!!!!!
(ちょっと、脚でマッコイをチョンチョンと蹴飛ばして)
 アラ、反応ないわ・・・・エェェ!私が、運ぶのぉぉぉ??」

タクシー到着。
「お客さん、手伝いましょうか?」
「お願い。このおじさん、乗せて・・・ヨッコラショっと
 ・・・・・・フゥ~、有り難う」
「(運転席へ)どこに行きますかね?」
「ジャック、アパート、どこですか?私、知りませんよ・・・
 ちょっと!!寝てるわッ!!コイツ・・・・・(怒)」
「お客さ~ん、どうします?」
「もう・・・□□へ行って頂戴。仕方ない、とりあえず私の家へ・・・・
 なんで、こんな目に・・・・絶対只じゃおかないわッ!!!!」

・・・・・・・ここから、ジェイミーの鬼嫁が始まったのであった・・・

膨大なマッコイ出演エピの中でも、名作の声が名高いS6#23『Aftershock』!!
バーから出て行ったマッコイ・・・・道で寝転がっていたら??
などと頭に浮かんで・・・・僅か5分で完成の妄想で御座います(笑)

一応、私的に
祝!!(何回目かの)S7開始記念ってことで。
やっと来た~!W画面で録画できる・・・感動だわ。
初放映時のように、結構テンション高い私・・・・
アッ『Aftershock』もW画面で視聴できて、幸せで御座いました(ペコリ)



シーズン0 #15「その声を聴かせて」(原題『Sinfonia Nobilissima』追記

2014-08-20 15:07:18 | シーズン0
えっと・・・これはS18#8「法に背く時」のパクリです。
このエピ、補助警官がデモ隊に発砲して・・・というエピですね。
大陪審に手心を加えた部下の検事補を、マッコイが責める場面があります。
その時、検事補が「アーサーの後任には私が・・・」とのセリフがあります。
つまり、検事長の座を狙っていた、ということですね。

このエピを気に入ったアマンダさんが・・・
(アマンダさん、こんな場に登場させて、スマンです)
この検事補をストーンに代えて・・・
ストーンが「私が検事長の椅子に|~などと言わせると楽しいかと、と御提案。
で、私は
「そしてマッコイに苛められて泣いて、バカ~と言いながら退場するんだね」と(笑)

検事長の座を巡っての(ってマッコイが座っているが)
ストーンVSマッコイ、も面白いかも、が2人の共通意見でした。
マジ勝負で・・・がリクでしたが
私は、一応思いついたのですが・・・
ストーンVSマッコイ、に、モリアーティVSウォーターストン、にもなっちゃって。
マジ口喧嘩なら・・・・ちょっとネット公開は御遠慮が賢い選択かと、思い(笑)

そのマジ口喧嘩と一緒に思い浮かんだのが、今回の#15です。
で、こちらを公開・・・に。

原題『Sinfonia Nobilissima』イタリア語です。
邦訳すると、高貴なるシンフォニー、とでも。

このタイトルは、吹奏楽曲でもあります。
日本語で「シンフォニア・ノビリッシマ」超有名曲。
作曲者ロバート・ジェイガーが、若い頃の作品。
当時の婚約者(後に夫人)に捧げた曲とも、言われています。
興味があったら、御視聴くださいませ。
明るくて、それで品があって・・・加えて演奏が難しいと言われています。
中間部にある優しい旋律は、夫人のお気に入りであったとか・・・

で、今回は、この高貴な音楽(音)を、
ストーン=モリアーティの声、ということで。
邦題の「その声を聴かせて」は、ロマンチック系?ともとれますが(?)
私的には「立候補するって声を聞かせろよ」ってことでして(笑う===)

こんな顛末で御座います。
笑っていただけると、幸いです(ペコリ)
・・・・・・考える時は、サササ~と浮かぶのですが
打ち込むのに時間がかかる・・・・(パッタリ)

今週は、これでお休みします。
仕事&私用、でドタバタしていまして・・・

また、お会いしましょう・・・・で退場。

シーズン0 #15「その声を聴かせて」(原題『Sinfonia Nobilissima』)

2014-08-20 15:07:04 | シーズン0
いつもちょっと違う、検事局。
検事長執務室で、書類仕事に忙しいジャック・マッコイ。
そこに、荒っぽく扉を開けて、ベン・ストーンが入室してくる・・・

「おい、どうしたんだ、ベン?」
「(ちょっと息を整えて・・・)
 ジ、ジャック・・・ちょっと確認したいんだが・・・」
「あぁ、構わんよ。まぁ座れよ。
 2人の時は、そんなに気を使うなよ。いつも通りで」
「あぁ、有り難う・・・で、ジャック!
 クレアが戻ってくるのか?昨日、連絡があって・・・」
「あぁ!なんだ、アイツ、ベンに連絡したのか。
 いやボルティモア市警の旦那が、今度NYに移動になったらしい。
 ほら、何やら新たな部門ができただろ?
 なんだったっけ・・・?あぁ、ネット犯罪専門だったかぁ??
 まぁ、よく知らんが、それで家族でNYに引っ越してくるらしい。
 で、クレアは、まぁ仕事を捜して、検事局にも打診を・・って訳だよ」

「そ、それで・・・!君は許可したのか?」
「そう、あわてるなって、ベン。
 俺は何も約束はしていないよ。
 彼女、ベンにも口添えを頼みたかったのかもしれないなぁ」
「く、く、ク・・・口添え??私にか??」
「ウ~ン、元上司だしナァ」
「私のポットとカーディガンを捨てたんだぞ、彼女は!
 それなのに、私に頼み事など・・・・」
「いや、捨てたって、さぁ。
 あんた、放っておいてヨーロッパ行っちゃったからネェ。
 仕事も放り出して・・・まぁ、恨みもあろうが、ゴミ・・・」
「・・・・・・!ゴミだって?ゴミだというのかい、ジャック!!
 私の思い出の品なんだぞ。そんな風に言うなんて・・・」

「じゃ、忘れずに、持って行けよな、ベン」

「じゃ、クレアは戻ってくるのか・・・危険だ」
「いや、何カ所か弁護士事務所にも打診しているらしいから・・・
 そちらの方に行くんじゃないかな~。
 給料も、そっちの方がイイだろうし、子供のこともあるだろうし」
「子供?彼女、お子さんが?」
「あぁ、知らなかったのか?まだ幼いんだがね。
 ベビーシッターのこともあるだろうし・・検事局復帰は無いと思うぜ」

「そうか・・安心・・・いや、残念だよ・・・。
 私の補佐がなかなか決まらないので、もしかしたらクレアが・・と思い
 ちょっとドキドキしていたんだ」
「なんだよ、そのドキドキって・・・(ちょっと笑う)
 で、次長検事に補佐がいないっていうのが、格好がつかないぜ、ベン」
「分かっているよ、ジャック。しかし長続きしないんだよ・・・
 ハァ~、ポールが戻ってきてくれないかなぁ」
「先日会った時、打診してみたら『絶対戻らない』と断言していたぜ。
 何か、やったんじゃないか、ベン?」
「ウ~ン、思いつかないナァ・・・プレッツェル、齧ったことかも」
「・・・・・・いや、それは違うと思う」
「何か、私に問題でもあるというのかい、ジャック?
 私の補佐が決まらないのも
 私のポットが行方不明なのも・・・」
「いや、関係ないって。
 って、この部屋を捜しても無いって。ここは検事長の部屋なんだから」
 あんたのポットとは、無関係な場所だよ」

「ジャック・・・私に検事長の資格がない。そう言いたいのかい?
 無関係だなんて・・・ちょっとガッカリだよ。
 君から、そんな言葉を聞くなんて・・・」
「ベン・・・何歪曲してるんだよ?ポットの話だろ?
 それに補佐・・・
 思い切って、ファンもビックリの、セリーナはどうだ?」
「Miss.サウザリンかい?・・・娘のような年齢だよ」
「娘って・・・
 俺達は、そのうち孫の年代のような奴らと仕事するようになるんだぜ。
 娘や息子位、なんだよ」
「いや・・・私は・・・・ちょっと・・・」
「んん?もしかして、恋愛対象年齢がお望みなのかい?」
「いや・・・・そんなことは・・・」
「セリーナは、仕事できるし、イイ奴だよ。ジョークは、あんまりだが・・
 ちょっとドジッ娘、だけどな。それも笑えて、いいぞ」
「いや、彼女は、私の趣味では・・・」
「なんだよ。結局、好みの問題かよ」

「・・・・・フゥ~。誰かいないかネェ」
「あのさぁ、ベン。
 俺、女子職員の有志から、嘆願書貰っているんだが・・・
 ベンの補佐候補には、マイクが適任じゃないかって」
「カッターが?・・・どうして女子職員が?」
「理由を聞いたらサァ、あんた、ポールとは長続きしていただろ?
 だから、女性よりも男性の方が、イイんじゃないかって」
「フム・・・一理あるなぁ。考えてみよう」
「でもさぁ、ちょっとジェイミー捕まえて、聞いてみたら・・・
 本音は
 『ベンとマイクは、どうも気が合わないのは周知だから
  女子職員は、味気ない検事局の活性化の為に、2人をコンビにして 
  日常的に、睨み合う2人を鑑賞しよう』
 って、ことだと・・・白状してくれたよ。で、どうだい?」

「・・・そんな話を聞いて、マイクを補佐にするのは・・・」
「いや、イイじゃないか。
 ほら、マイクは大モテだし・・・女子職員がマイク目当てで、やって来るかも。
 ベンも、目の保養になるぜ」
「いや、マイク目当てを見て、どうするよ・・・」

「まぁ、選び放題だから。好きにしろよ、ベン」
「あぁ、考えてみるよ・・・はやり誰かに手伝ってもらわないと・・・」
「もしクレアが、戻ってきたら、優先的にベンに知らせるよ」
「いや、その優先は要らんよ・・・。
 フゥ~、どうも私は疲れているようだ・・・
 いつもはポットのことも忘れているんだが・・・」
「クレアの声を聞いて、思い出したんだろ。気にするなよ・・・・
 って、ここには無いって、ベン。
 何、俺のデスクの引き出し、開けているんだよ」
「いや・・・分かっているよ、ジャック・・・
 検事長の執務室は、私には、無関係だって、言いたいんだろ」
「いや、そうじゃないよ。単に、ここには無いって言いたいだけだ」
「でも、もしかしたら・・・混じりこんで・・・」
「無いって。そんなに気になるんなら、気が済むまで捜せよ。俺は構わんぞ」

「ウン・・・ジャック・・・・どうして私は、検事長になれないんだろうか・・・」
「・・・・立候補しなかったから、だろ」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・下らないのは、重々承知!
解説(?)は次で(ペコリ)