天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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10月31日:ハロウィン、死の星の幽霊の輝き

2016年10月31日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この星雲の熱いガスは、電波からX線までの電磁スペクトル全体で、放射線で輝いている。このハッブルの露出は、白黒の露出として可視光線でとられた。カメラは2012年1月と9月の間にこの観測を行った。使われたカメラフィルタの幅広い色領域を表す緑色は、この星雲にハロウィンのテーマを与えている。
 超新星としてはるか昔に爆発した死の星の不気味な輝きが、この蟹星雲のイメージにそれ自身を明らかにしている。しかしこの猟奇趣味的なオブジェクトは未だにパルスを打っている。その中央を埋めているのはリズミカルな精度で脈動するその星のハートである。それは爆発する星のつぶれたコアであり、中性子星と呼ばれるそれは太陽と同じような質量を持っているが、差渡し僅か数キロメートルの、鋼より1000億倍も強い超濃密な球の中に押し込められている。

<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」
       以上は記事の一部の要約です。全文は「ホームページ」の 「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」 から。

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<ひとこと>: 大西卓哉を含む国際宇宙ステーションの3名の遠征49宇宙飛行士達は、昨日10月30日午後0時58分に無事帰還しました。今後機会を探して何枚かの写真を掲載します。

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10月30日:NASAの宇宙飛行士ケイト・ルビンスが帰還の準備をする/お知らせ

2016年10月30日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ルーチンの宇宙服チェックの間に、NASAの宇宙飛行士ケイト・ルビンスがソユーズ MS-01 宇宙船の中で描かれる。ロシアのソコル打上・エントリースーツを着たルビンスは、ロシアの宇宙飛行士アニトリ・イヴァニシン、日本宇宙航空研究開発機構宇宙飛行士大西卓哉ととともに、来るべき着陸に備えて漏洩チェックを行った。このトリオは、東部夏時間2016年10月29日土曜日午後8時37分に彼らのソユーズ宇宙船を宇宙ステーションから切離し、午後11時59分にカザフスタンに着陸する予定である。彼らの帰還は7月の打上以来宇宙での115日を終えるだろう。

<出典>: 「遠征49(Expedition 49)」

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<お知らせ>: 今日日本時間10月30日日曜日早朝から午後1時ごろにかけて、日本の大西飛行士を含む遠征49の3名が国際宇宙ステーションから帰還します。NASAの中継放送は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)による中継は こちら(Youtube) から。但し JAXA による中継は着地予定午後0時59分を含む午後0時45分から2時までの“着陸後の飛行士達”が中心になります。

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10月29日:シグナス捕捉の後の荷降ろし・ソユーズ帰還のための荷造り/お知らせ

2016年10月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションでは一つの宇宙船が3名の地球への帰還のために荷造りされ、一つの貨物船が荷降ろしされている。指揮官アニトリ・イヴァニシン、フライトエンジニア ケイト・ルビンス、大西卓哉の遠征49トリオは、装備等を宇宙船に詰め込んで、地球への帰還の準備をしている。この、ベテランの宇宙飛行士と二人の初めての宇宙飛行士達は、宇宙での115日でミッションを終え、ソユーズ MS-01 宇宙船でパラシュート降下し、カザフスタンに着陸するだろう。国際宇宙ステーションから切離された後に地球に戻るドライブは約3時間半かかる。
国際宇宙ステーションに到着した最新の貨物船オービタル ATK シグナスは、6日間のフライトの後、10月23日日曜日に大西飛行士達によって捕えられ、ハーモニーモジュールにインストールされた。到着した日にハッチが開かれ、クルーは、クルーの補充用品と科学装備等 2,300 キログラムの荷降ろしを始めた。

<写真>: 6名の遠征49クルーが、ディスティニー研究室でポーズをとる。前列左からケイト・ルビンス、アニトリ・イヴァニシン、大西卓哉(以上、10月30日帰還クルー)。後列左からシェーン・キンブロー、セルゲイ・リジコフ、アンドレイ・ボリセンコ。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station)」

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<お知らせ>: ケイト・ルビンス(NASA)、アニトリ・イヴァニシン(ロシア)、大西卓哉(JAXA)の遠征49の3名のクルーは、明日10月30日日曜日午前6時15分ごろが予定されるハッチの閉鎖以降、午後1時前に予定される着陸までの一連の活動によって地球に戻ります。中継放送は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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10月28日:南天の夜空を見つめるアンテナ達/お知らせ

2016年10月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

アルマ望遠鏡山頂施設(標高5000メートル)で観測を続けるアンテナたちと、南天を代表する星たちを一緒にとらえました。写真左側に縦に伸びる天の川の中、並んで輝くふたつの星は、ケンタウルス座のアルファ星とベータ星です。その上には南十字星と暗黒星雲「石炭袋」が見えます。写真右側には、ぼんやりとした雲のような天体がふたつ見えています。私たちが住む天の川銀河のお隣の小さな銀河、大マゼラン雲(上)と小マゼラン雲(下)です。
アルマ望遠鏡は南半球にあるため、北半球にある日本からは見えない星たちも見ることができます。大小マゼラン雲はその代表格で、アルマ望遠鏡でも格好の観測ターゲットになっています。天の川銀河のすぐ隣にあるため観測しやすいことに加えて、非常に巨大な星団が作られていたり銀河に含まれるガスが古い時代の特徴を残していたりするため、天の川銀河がずっと昔に経験したと考えられる現象をマゼラン雲の中でつぶさに観測することができるのです。

<出典>: 「国立天文台(今週の一枚)」

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<お知らせ>: 遠征49、大西飛行士を含む3名が、日本時間日曜日午前中に国際宇宙ステーションを発ち、正午過ぎに地球に帰還する予定です。NASAテレビの中継放送時刻は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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10月27日:シグナス宇宙船、宇宙ステーションのユニティモジュールに取り付けられる

2016年10月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2016年10月23日、国際宇宙ステーションのキューポラモジュールの窓からオービタルATKのシグナス貨物船(左上)が見られる。 Canadarm2 ロボットアームをコントロールためのメインワークステーションはキューポラの中にあり、到着したシグナスを捕えるためにも使われる。遠征49クルーは、新しく到着した宇宙船から、科学調査機器、食物、補充用品の約 2,200 キログラムを降ろすだろう。シグナスの貨物は何十もの新しいまた既存の調査をサポートするだろう。
 
<出典>: 「国際宇宙ステーション(Space Station)」

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<ひとこと>: 遠征49クルー、日本の大西卓哉とNASAのケイト・ルビンスが、ロボットワークステーションを使ってシグナス貨物船を捕らえた。二人は日本時間日曜日正午過ぎに地球に帰る予定。中継放送は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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10月26日:金星の円筒形の山

2016年10月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

金星の表面から巨大な円筒形の山ができる原因には何があるのだろう? 金星に起こるそのような地形はコロナ(corona)として知られている。ガリンド(Galindo)として知られる金星の領域に発見される幅500キロメートルのアテテ(Atete)コロナが手前に描かれている。このイメージは、コンピュータ生成3次元眺望をつくるために、この領域の複数のレーダーマップを結合することによってつくられた。上から下へイメージを横切る暗い長方形はイメージ処理によってつくられたもので実際ではない。大規模なコロナのこれらの起源は研究課題であるが、推測では、それらが火山からの結果と考えられる。調べている金星のコロナは、科学者達が金星と地球の内部の構造を理解するのに役立っている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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10月25日:赤外線のヘリックス星雲

2016年10月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この宇宙の目を赤く見せているのはダストである。スピッツア赤外線望遠鏡は、みずがめ座の僅か700光年にあるヘリックス星雲(NGC 7293)を赤外線で示した。中央の白色矮星を囲むダストとガスの直径2光年の覆いは、長い間、太陽のような星の進化の末期に現れる惑星状星雲の優れた例と考えられてきた。しかし、スピッツア・データは、星雲の中央の星そのものが驚くほど明るい赤外線の輝きの中に埋められていることを示している。モデルは、この輝きが、ダストの破片のディスクでつくり出されていることを示唆している。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック

 

<ひとこと>: 右のイメージはハッブル宇宙望遠鏡から見た可視光線によるヘリックス星雲です。大判は省略しました。

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10月24日:アポロ15号のパノラマ/大西飛行士達シグナス貨物船を捕らえる

2016年10月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

アポロ15号のパノラマ

1971年7月31日、アポロ15号の宇宙飛行士達ジェームズ・アーウィン(James Irwin)とデイヴィッド・スコット(David Scott)は、月の上に最初の月動車を展開した。アルフレッド・ウォーデン(Alfred Worden)が上空を周る間、ハドリーアペニン(Hadley-Apennine)着陸地点を調査するために、それを用いて月でほぼ3日間を過ごした。このデジタル的に結合されたパノラマは、高さ 3.5 キロメートルの山ハドリー・デルタの傾斜の巨礫を調べているスコットを示している。彼らの電気で動く四輪ドライブの車が右にある。太陽が彼の後ろにあり、アーウィンは車の右側に強い影を投げている。このローバーは、全体で、月面を28キロメートル走行した。アポロ15号ミッションは、惑星地球に約76キログラムの月の石を持帰った。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: ここに掲示しているイメージはパノラマの一部です。広域なパノラマはイメージをクリック。


大西飛行士達シグナス貨物船を捕らえる

遠征49、日本宇宙航空研究開発機構の大西卓哉とNASAのケイト・ルビンスは、東部夏時間午前7時28分(日本時間10月23日午後8時28分)に国際宇宙ステーションのロボットアームでオービタルATKのシグナス宇宙船を捕えた。シグナスは、続いて、地上からのロボットアームコントロールによって、ステーションにインストールされた。

<出典>: NASAテレビから録画

<大判>: ありません。

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10月23日:国際宇宙ステーションの構成/スキアパレリ着陸船発見/お知らせ

2016年10月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションの構成

ソユーズ MS-02 宇宙船が東部夏時間10月21日午前5時52分(日本時間10月21日午後6時52分)にステーションのポイスクモジュールにドッキングし、NASAの宇宙飛行士シェーン・キンブロー、ロシアのセルゲイ・リジコフとアンドレイ・ボリセンコが国際宇宙ステーションに到着した。ドッキング時点で、宇宙ステーションとソユーズは、南ロシア401キロメートル上空を飛んでいた。

 <出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station)」

 <大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: 右上のイメージはソユーズ MS-02 到着時点でのコンピュータモデル。ソユーズ MS-01 は大西飛行士達の宇宙船。今月末の帰還を予定。今日23日、新たにシグナス貨物船がこれに加わる。 BEAM は実験中の拡張型居室。左のイメージはドッキング直前のソユーズ MS-02 宇宙船。

 

 

スキアパレリ着陸船発見

NASAの火星探査宇宙船(MRO)によって、火星に着陸を試みたヨーロッパ宇宙機関のエクソマーズ火星探査、スキアパレリ着陸船が確認されました。現時点の推測では、予定より高い位置から落下したように思われ、破壊されている可能性があります。 「ホームページ」の「アストロトピックス」 から。

<お知らせ>: 今夜日本時間10月23日午後7時以降、国際宇宙ステーションの大西飛行士達による、シグナス貨物船の捕捉中継が予定されています。「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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10月22日:スキアパレリクレータの縁

2016年10月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2010年7月15日に欧州宇宙機関のマーズエクスプレスによってとられた幅42キロメートルのインパクトクレータと多数の小さなクレータが、直径460キロメートルのスキアパレリ盆地の北西の縁にまたがっている。この盆地は、イタリアの天文学者ジョヴァンニ・スキアパレリ(1835~1910)にちなんで名付けられた。欧州宇宙機関とロシア連邦宇宙局共同のエクソマーズ2016ミッションは、また、エントリー、降下、着陸モジュールで天文学者スキアパレリの栄誉を称えている。ジョヴァンニ・スキアパレリは、彼が‘Canali’と呼んだ火星の直線の地形を観測したことで知られている。この‘Canali’ は誤って、知的な存在による広大な潅漑ネットワーク、‘channel(チャネル:運河)’として英語に翻訳された。我々は、今、スキアパレリの言う canali が当時の比較的劣った望遠鏡で生じた誤りであり、火星には水のチャンネルはなく、火星の過去には水が存在した多くの証拠があることを知っている。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: 着陸試験船スキアパレリは10月19日に火星地表への着陸を試みましたが、直後に通信が途絶え、現在、降下中のデータの分析など通信の再開に向けた努力が行われています。その経緯は「ホームページ」の 「アストロトピックス」 から。

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10月21日:2016年エクソマーズ/お知らせ

2016年10月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2016年3月に打上げられたヨーロッパ宇宙機関のエクソマーズ(ExoMars)宇宙船は、2016年10月17日、火星に接近して、その重力によって捕えられる唯一の機会を得た。その一つ、エクソマーズ・ガス追跡軌道船(TGO:Trace Gas Orbiter)は、生物由来か地質活動に伴うものかを証明する、火星の大気の低いレベルのメタンその他のガスを理解する複数年のミッションである。この 3.7 トンの母船は、2020年ローバーミッションに備えて鍵となる技術をテストする 577 キログラムのスキアパレリ着陸船を運んでいる。このペアはこの日に切り離されれ(右のアニメーションイメージ)、軌道船は周回へ、着陸船は降下、着陸に向かった。2016年10月19日、着陸船は自律による火星地表への着地を試みたが着陸後の信号が捕らえられていない。ヨーロッパ宇宙機関、NASA、地上の通信施設が接触を試みている。

<出典>: 「オリジナル」

<大判>: イメージをクリック。スキアパレリ着陸船の降下、着陸のシミュレーションビデオは こちら から。

<ひとこと>: 当面多数の出来事が重なって起きています。「ホームページ」の「トップニュース」からご覧ください。

<お知らせ>: 日本時間今日10月21日金曜日午後6時過ぎ、国際宇宙ステーションの新しいクルーがステーションに到着します。中継放送の視聴は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。但し、ハッチが開かれる時刻は大きく変動する例が見られますのでご注意ください。

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10月20日:遠征49・50ソユーズ MS-02 打上/今日の出来事

2016年10月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

9月23日に打上げられる予定であった遠征49・50ソユーズ MS-02 が、27日遅れで今日19日カザフスタンのバイコヌールの発射場から打ち上げられた。このクルーは2月の帰還が組まれているので概ね4か月の滞在となる。また、先任の大西飛行士達3名は今月末の帰還が予定されているので、共に働くのは僅か10日ほどになった。

<出典>: 「オリジナル」

<大判>: イメージをクリック(NASAテレビから録画)。

 

 

<今日の出来事>: 
1、 中国の神舟11号宇宙船は天宮2号にドッキングし、二人の宇宙飛行士達が宇宙研究室に入りました。 右のイメージは神舟11号宇宙船内のクルー。イメージをクリックして  @CCTVNEWS から到着時の船内の動画をご覧ください。
2、 国際宇宙ステーションへ向かう遠征49・50ソユーズ MS-02 は、日本時間10月19日午後5時5分に予定通り打上げられました。到着は2日後です。(上の記事)
3、 10月19日午後10時から、ヨーロッパ宇宙機関の火星着陸試験船スキアパレリの降下、着陸の中継放送があります。「ホームページ」の「アストロトピックス」 (10月16日)から。

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10月19日:重力波が拓く天文学/当面予定される出来事

2016年10月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

大型低温重力波望遠鏡KAGRA(かぐら)のイメージ図です。長さ3キロメートルの2本の腕がL字型に直交し、腕の伸び縮みを調べることで重力波を観測します。国立天文台重力波プロジェクト推進室が、東京大学や高エネルギー加速器研究機構などと共同で、岐阜県・神岡鉱山の地下に建設しました。現在、本格観測に向けた準備を進めています。

重力波天文学の幕開け

2015年9月、世界で初めて重力波が検出されました。人類はこれまで、可視光や電波をはじめとする電磁波で宇宙を観測してきました。重力波の観測成功で、従来の電磁波を調べる方法とは異なる、画期的な観測手段を手にしました。「重力波天文学」という新しい研究分野の幕開けです。

<出典>: 「国立天文台、今週の一枚」

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                 ----- 当面の出来事 ----- 

ソユーズ打上延期、オービタル社のシグナス補給船の打上延期、ヨーロッパ宇宙機関のエクソマーズの火星到着、中国の宇宙ステーション計画等によって、当面多くの出来事が輻輳します。
 
 1.エクソマーズ火星探査衛星のスキアパレリ着陸船分離 --- 10月16日(終了)
 2.中国の宇宙ステーションクルーの打上 --- 10月17日(終了)
 3.オービタル社のシグナス補給船打上 --- 10月18日(終了)
 4.ステーションクルー遠征49・50の打上 --- 10月19日
 5.エクソマーズ、スキアパレリ着陸試験船の降下、着陸 --- 10月19日
 6.ステーションクルー遠征49・50の到着 --- 10月21日
 7.オービタル社のシグナス補給船の捕捉と設置(大西、ルービン) --- 10月23日
 8.現在の滞在クルー遠征48・49クルーの帰還(含む大西) --- 10月30日
 9.遠征48・49補充クルーの打上 --- 11月16日
10.プログレス MS-04 貨物船の打上 --- 12月1日
11.「こうのとり」貨物船の打上 --- 12月9日

以上、NASA関連の中継放送は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。ヨーロッパ宇宙機関関連の中継放送は発表の都度同じく 「アストロトピックス」 に掲載します。

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10月18日:火星の砕けて層になったビュート

2016年10月18日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

火星を横断して動くNASAのキュリオシティローバーは、NASAがマレイ・ビュート(Murray Buttes)と名付けた一群のマウンドに到達した。描かれているのは、シャープ山への途中でキュリオシティが通過したビュートの終端の一つの、最近編集された最も視覚的に壮観な合成イメージである。古代の水が比較的密度濃く堆積した、しかし、今では乾燥し砕けた層が、 吹きさらしの砂岩の高さ15メートルの構造のトップに立っている。ゲイルクレータの縁が遠くに見えている。キュリオシティは、火星が、湿って微生物生命に適したエリアを持つ惑星から、今日見られる乾燥した、不毛な、さびられた光景にどのように変わったかの手掛かりを蓄え続けている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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<参考>: 昨日の速報の再掲です。
1、9月15日に打上げられた中国の宇宙ステーション「天宮2号」に向かう中国の2名の宇宙飛行士達が、昨日朝「神舟11号」で打上げられました。
2、ヨーロッパ宇宙機関の火星探査宇宙船の、軌道船と着陸船の分離が行われました。着陸は10月19日の予定です。
3、国際宇宙ステーションに補給物資を運ぶオービタルATKのシグナス貨物船は、地上の打上設備の異常により打上が延期されました。打上は10月18日朝の予定です。
以上、詳細は「ホームページ」の「トップニュース」から。

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10月17日:火星に向かうパラシュート/速報

2016年10月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

パラシュートが開かれたエクソマーズ、エントリー、降下、着陸モジュール(スキアパレリ)のフルサイズモデルが、オランダでの欧州宇宙機関の一般公開日に展示された。重さ600キログラムのスキアパレリは、10月19日に赤い惑星に到着するだろう欧州宇宙機関・ロシア連邦宇宙局共同のエクソマーズミッションの一部である。それは、火星での、直径12メートルのパラシュートを使った、制御された着陸のヨーロッパの技術を実証するだろう。その着陸には毎時 1700 キロメートルの速度で約6分かかるだろう。パラシュートは着陸船を2分未満で毎時240キロメートルまで減速し、地表上1キロメートルほどで放棄されるだろう。続いて、探査機の速度をコントロールするために推進装置が点火され、モジュールの下側の衝撃吸収構造が地表との接触を保護するだろう。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

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<ひとこと>: この着陸船は、2020年に予定されているヨーロッパ宇宙機関のローバー(探査車)のための着陸試験船です。ミッションは短期間で終了します。降下のシミュレーションビデオは こちら からご覧ください。エクソマーズ宇宙船の中継等最新情報は「ホームページ」の「アストロトピックス」から。

 

<速報・追記>:
1、中国の宇宙ステーション「天宮2号」にクルーを送る「神舟11号」は17日朝予定通り打上げられました。写真は @CCTVNEWS から。
2、日本時間昨夜行われた、ヨーロッパ宇宙機関の火星探査宇宙船エクスマーズの、周回軌道船(TGO:ガス追跡軌道船)と着陸実験船スキアパレリの分離は成功しました。スキアパレリの着陸の試みは10月19日の予定です。
3、今朝(10月17日朝)予定された国際宇宙ステーションへ補充物資を運ぶシグナス宇宙船の打上は、地上の打上設備の異常から24時間延期されました。

 

詳細は「ホームページ」の「トップニュース」からご覧ください。

 

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