天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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7月31日:太陽面爆発とコロナ質量放出

2017年07月31日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2017年7月14日、中型の太陽面爆発(M2)とコロナ質量放出(CME)が太陽の同じ大きな活動領域から噴出した。このフレアは約2時間続いた。この活動領域に弧を描くコイルは、磁場が爆発によって混乱した後彼ら自身を再編成した、磁場のラインに沿って螺旋を描いている粒子である。これらのイメージは極紫外線光の波長でとられた。太陽面爆発は、エネルギー、光、高速粒子を宇宙へ送る太陽の巨大な爆発である。これらのフレアは、多くの場合コロナ質量放出(CMEs)として知られる太陽の磁気嵐と関係している。これらは最も一般的な太陽の出来事である。ソーラーダイナミクス天文台(SDO)は、NASAのゴダード宇宙飛行センターによって管理されている。

<出典>: 「ソーラーダイナミクス天文台(SDO)」

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7月30日:遠征52ソユーズ宇宙ステーションに向けて打上

2017年07月30日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ソユーズ MS-05 ロケットが、ロシア連邦宇宙局の遠征52フライト・エンジニア セルゲイ・リャザンスキー、NASAのフライト・エンジニア・ランディ・ブレスニク、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)のフライト・エンジニア パオロ・ネスポリ(伊)とともに、2017年7月28日金曜日に、カザフスタンのバイコヌール・コスモドロームから打上げられた。3名は、続く4ヵ月半の間、国際宇宙ステーションで生活し働いて過ごすだろう。

<出典>: 「遠征52(Expedition 52)」

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7月15日:ソユーズ MS-05 搬出(動画)

2017年07月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ソユーズ MS-05 宇宙船が、2017年7月26日に、列車で、 MIK 112 統合施設から、バイコヌール・コスモドロームの打上台1まで搬出される。ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士パオロ・ネスポリ(伊)、NASAの宇宙飛行士ランディ・ブレスニク、ロシアのセルゲイ・リャザンスキーは、グリニッチ標準時7月28日 15:41 (日本時間7月29日午前0時41分)に、カザフスタンのバイコヌール・コスモドロームから、国際宇宙ステーションに向かって出発するようにセットされている。

<出典>: 「Space in Videos;ヨーロッパ宇宙機関」

<動画>: イメージをクリックしてソユーズが打上台に運ばれる様子をご覧ください(mp4)。

 

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7月28日:遠征52ソユーズ搬出/お知らせ

2017年07月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2017年7月26日水曜日に、ソユーズ MS-05 宇宙船が、カザフスタンのバイコヌールコスモドロームで列車で搬出された後に打上台に見られる。ロシア連邦宇宙局の遠征52フライト・エンジニア セルゲイ・リャザンスキー、NASAのフライト・エンジニア ランディ・ブレスニク、ヨーロッパ宇宙機関のフライト・エンジニア パオロ・ネスポリ(伊)は、国際宇宙ステーションに向けて、バイコヌール・コスモドロームから、ソユーズ宇宙船で、7月28日に打上げられる予定である。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station)」

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<お知らせ>: 日本時間明朝29日0時40分過ぎ遠征52、ソユーズ MS-05 宇宙船がカザフスタンから打ち上げられます。国際宇宙ステーションへの到着は早朝の予定です。記事の詳細は「ホームページ」の 「国際宇宙ステーションは今」、中継放送の時刻などは 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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7月27日:宇宙ステーションで起動される船内ボールドローン/お知らせ

2017年07月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)によって設計された JEM 船内ボール・カメラ(JEM Internal Ball Camera、非公式には「Int-Ball」) は、ソフトボールより少し大きく、自身によって浮かせ操作することができ、また遠隔制御、高解像度イメージとビデオをとることができる。ハロー・キティとは関係はない。この「Int-ボール」は6月初めに国際宇宙ステーションに届けられ、人間の宇宙飛行士達に対する時間要求を減少させる一方国際宇宙ステーションの装置と活動の監視を増加させる地上管制の場を提供するように設計されている。「Int-ボール」は小さな内部の扇を回転させることによって動き、その二つの黒い目の間にあるカメラで見ている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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<お知らせ>: 7月29日午前0時41分、遠征52・53/ソユーズ MS-05 が打上られます。国際宇宙ステーションとのドッキングは午前7時ごろの予定です。中継放送時刻等は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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7月26日:渦巻銀河 M63

2017年07月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

りょうけん座の方向、およそ2400万光年の距離にあるM63(NGC 5055)は、美しい渦巻きを持つ大型の渦巻銀河です。均衡のとれた渦巻きが大輪の花を思わせることから「ひまわり銀河」という愛称でも呼ばれています。春の夜空の天頂付近に昇り、夜空の暗い場所では小口径の望遠鏡でも銀河の明るい中心部を眼視で捉えることができます。

すばる望遠鏡で見る詳細な銀河の姿
すばる望遠鏡の主焦点カメラSuprime-Cam(シュプリーム・カム)で撮影された画像では、短い腕がきつく渦巻き状に巻かれているようすや、その腕に散らばる赤い輝きの星雲が鮮明に写し出されています。この銀河円盤に多く分布する赤い星雲は、高温の星に照らされ電離した水素が輝いている場所(水素電離領域)で、星の形成が盛んに行われている場所でもあります。また、渦巻きのようすも銀河円盤の周辺ばかりでなく、明るい中心付近まで細かな構造を見て取ることができます。これもすばる望遠鏡の高い性能とマウナケア山頂の良好な観測条件とがなせるわざと言えるでしょう。

<出典>: 「国立天文台:今週の一枚」

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7月25日:アポロ11号(2):トランキリティベースの月着陸船

2017年07月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このトランキリティ・ベースの月着陸船の写真は、月面のリトル・ウェスト・クレータの縁から、ニール・アームストロングによって、アポロ11号ミッションで撮られた。アームストロングとカメラの影が手前に見られる。この写真をとったとき、アームストロングは月着陸船のステップに立っていた。暗い轍が左に伸び、TVカメラが右にある(大判参照)。これは、月における、宇宙飛行士による、月着陸船から最も遠い距離であった。

<出典>: 「アポロ11号(Apollo 11)」

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7月24日:アポロ11号(1):太陽を捕える

2017年07月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

明るい日光が輝き、長い影がこの月面のイメージを印している。それは、1969年7月20日に、初めての月の歩行で、アポロ11号宇宙飛行士ニール・アームストロングによってとられた。描かれているのは、ミッションの月着陸船イーグル、および、太陽風組成実験装置と呼ばれる一枚の長いホイルを広げる、宇宙服を着た月着陸船パイロット・バズ・オルドリンである。 太陽に向かって露出されたこのホイルは、太陽からの素材のサンプル、太陽風として流れる粒子を捕らえる。月の岩と月の土のサンプルとともに、この太陽風収集機は、分析のために地上の研究室に持帰られた。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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<ひとこと>: イメージの全体像は大判から。折からアポロ11号が石を入れて持帰った、一見何の変哲もないような“袋”が、オークションで2億円の値がついたという報道があった。袋には僅かに月の砂がついているとのこと。

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7月23日:惑星のオーロラ

2017年07月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションから見たオーロラのかすかに光る輝きが見られる。地球上約400キロメートルの軌道を周っているステーションは、オーロラディスプレイ領域の上の領域にある。オーロラは、極端な高度に見られる低い密度における活発な分子と原子のサインの色を持っている。原子の酸素からの放射がこの視界を支配している。不気味な輝きは低い高度では緑であるが、より珍しい赤い帯が宇宙ステーションの地平線の上に伸びている。また、惑星の地表から見られるこのオーロラのディスプレイは、磁気嵐の間に始まった。2015年6月にコロナ質量放出が地球の磁気圏に影響を与えこの嵐が引き起こされた。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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7月22日:ピラネスバーグ、南アフリカ

2017年07月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このセンチネル2号イメージを支配している環状構造は、10億年以上にわたる地質活動の結果であるピラネスバーグ(Pilanesberg)である。かって大規模な火山の複合体が高さ 7000 メートル以上に達し、何百万年もの浸食が今日の光景を形づくった。直径約25キロメートルの丘の同心のリングは周囲の平原より高い。ピラネスバーグの大きな部分は、禁猟区と、ライオン、象、ケープバッファロー、サイ、豹の「ビッグファイブ」のホームである。他の動物には、チータ、シマウマ、キリン、鳥などの360以上の種を含んでいる。円の構造の中にいくつかの水を見ることができ、最も大きなものは中央近くの Mankwe である。このエリアが保護区になる以前に、この湖をつくるために農民がダムを建設した。しかし、今日では、野生生物を見る観光客を引きつけている。ピラネスバーグの外には、ビル、道、フットボール・スタジアム(右上)などのインフラ構造が見られる。南アフリカは世界的なプラチナ生産国であり、いくつかの鉱山がこの公園を囲んでいる。このイメージは、コペルニクス・センチネル2B衛星によって、2017年5月18日にとられた。(詳細は大判イメージ参照してください)

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック

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7月21日:火星のイレソン・ヒル

2017年07月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

その歴史は研究の話題になったが、火星のロボット・キュリオシティ・ローバーが近くを進んだ丘の形とツートーンの構造は、それを風変わりな丘の一つにしている。イレソン(Ireson)ヒルと呼ばれるこのマウンドは、高さ約5メートル、差渡し約16メートルに広がっている。この丘はシャープ山の傾斜のバグノルド砂丘フィールドにある。このイメージは2月2日にとられ最近公開された。
地球から見て火星は間もなく太陽の背後に周るので、NASAは、8月1日前後まで、火星の軌道船と探査車に指令を送るのを止めるだろう。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<ひとこと>: 大判はイメージをクリック。ただし提供されている大判は非常に大きいので中程度に縮小したイメージは こちら から。なお、「キュリオシティ」のコーナーでの解説は「ホームページ」の 「火星探査ローバーキュリオシティ(Curiosity)」 から。
8月1日ごろまでしばらくの間、火星で活躍中の全ての軌道船(ヨーロッパ宇宙機関の二つとNASAの三つ)、着陸船(NASAの二つ)との交信ができなくなります。

 

 
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7月20日:湖と川は共に氷を持っている

2017年07月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2017年5月29日、NASAのテラ衛星の中間解像度画像分光放射計(MODIS)は、アムンゼン湾(Amundsen Gulf)、グレートベア湖、カナダの北西領域とヌナブット(Nunavut:カナダ北部の準州でイヌイット自治州)の北の多数の小さな湖をカバーするこの氷のイメージを捕えた。海氷は、一般的にアムンゼン湾では12月または1月にでき、6月または7月に壊れる。このエリアの湖と川の氷はざっと同じパターンで続いているが、浅い湖は秋の初期に凍結し、大きく深い湖は春早くに溶ける。氷の湖と川は北極の光景に顕著な足跡を残している。広くまき散らされているが、湖は北極の多くの地域の陸地の40~50パーセントをカバーし、季節的な湖と川の氷は、地球の地表面の全ての約2パーセントをカバーしている。湖と川は高緯度の全ての表面で最高の蒸発率を持っているので、季節的な氷の覆いを理解し監視することは、気象を正確に予測し、地域の気象プロセスを理解するために重要である。湖と川の氷は、また、北極に住んでいる人々にも影響を及ぼしている。季節的な氷の道は、多くのコミュニティにとって重要な輸送ルートとして用いられている。(以下略)

<出典>: 「Terra 衛星」

<大判>: イメージをクリック。イメージは右に90度回転しています

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7月19日:夜の地球

2017年07月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この世界的な夜景において、人間のつくり出した明りが、ヨーロッパの沿岸、米国東、日本を含む、特に地球の開発されたまたは居住エリアを照らしている。多くの大都会は、廉価に商品を交換することができるように川や海の近くにある。特に暗いエリアには、南アメリカ、アフリカ、アジア、オーストラリアの中心部がある。この合成写真は、2012年4月と10月に、可視光赤外線画像放射計セット(VIIRS)を使って、地表上約824キロメートルの極軌道からスウオミ米国極周回パートナーシップ(Suomi-NPP)衛星によって、雲のない期間に集められたイメージからつくられた。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック

 

<ひとこと>: 2012年にこのイメージが最初に発表されたとき、本サイトでは、朝鮮半島の38度線を境にして明暗が大きく異なる、韓国と北朝鮮の落差を指摘しました(右下の図)。これはあるテレビニュースでも引用されました。現在はどうなっているのでしょうか?

 

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7月18日:中間赤外線で見た土星のリング

2017年07月18日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

すばる望遠鏡の冷却中間赤外線分光撮像装置COMICS(Cooled Mid-Infrared Camera and Spectrometer)が撮影した土星の姿です。土星のリングの輝き方が、私たちが見慣れている可視光線での姿とはまったく異なります。2008年に撮影したこの中間赤外線画像では、可視光線では暗いはずの「カッシーニのすき間」と「Cリング」が明るく見えているのです。これは、「カッシーニのすき間」と「Cリング」が、リングの他の部分に比べて温かいためと考えられます。さらに、研究結果から中間赤外線でのリングの見え方には、季節変化があることもわかりました。土星リングの性質を知る上での重要な知見です。

<出典>: 「国立天文台:今週の一枚」

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7月17日:大赤斑のクローズアップ

2017年07月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

太陽系の支配するガスの巨人の軌道を周るその53日の周回で、ジュノ宇宙船は、7月11日に、再度木星の乱れた雲のトップに接近した。この軌道での最接近の約11分で、宇宙船は、木星の大赤斑の直接上を通過した。予想された飛行の間に、宇宙船は 10,000 キロメートル未満の距離から、このクローズアップのイメージを捕えた。その後 JunoCam のデータは、市民科学者達によって処理された。非常に長命であるが縮んでいるのが発見されたこの太陽系の最大の嵐のシステムは、4月15日には幅 16,350 キロメートルであると測定された。それは惑星地球の直径の約 1.3 倍である。

<出典>: 「今日の天文写真(apod)」

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<ひとこと>: 大赤斑(ダイセキハン:Great Red Spot)は木星最大の嵐のシステム。 左の概観図およびホームページの  「木星探査写真集(Juno)」 参照。

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